【介護事件】「6年間介護をしていた」男 “首絞め”母親死亡

Pocket

cl000000014662_1453440209587.jpeg

静岡市の住宅で、母親の首を絞めて殺そうとした疑いで31歳の息子が逮捕されました。
母親はその後、死亡しました。
鈴木悟容疑者は12日午前1時50分ごろ、自宅で母親の鈴木信子さん(67)の首を絞めて殺害しようとした疑いが持たれています。
信子さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、鈴木容疑者は事件後、自ら警察に通報して「母親が薬を大量に飲んで苦しんでいたので、見かねて首を絞めてしまった。母親を6年間、介護をしていた」と話したということです。
警察は容疑を殺人未遂から殺人に切り替えて調べています。
引用元:テレビ朝日系(ANN) 5/12(金) 11:52配信

また悲しい介護事件が起こってしまいました。
当然、人を殺める事はあってなりませんし、
ましてや自分の母親を・・・。
いや、母親だったからこそ
そうしてしまったのかもしれません。
今、介護業界は、
『施設』から『居宅』へ
『ADLの向上』から『QOLの向上』へ

という方向で進んでいます。
つまり、
施設入居者を増やすんじゃなく、できるだけ居宅で過ごせるように、
『日常生活動作の向上』から『生活の質の向上』へ
という方針です。
居宅で生活し、生活の質を上げましょう
という一見素晴らしい方策なのですが、
居宅で家族が介護し続けるということは
時としてこういう悲しい事件が起こってしまいます。
(スポンサーリンク)

31歳の息子は、母親を6年間介護していたということですので、
25歳から介護をしていたことになります。
アナタが25歳の時は何をしていましたか?
また、25歳だったアナタはどんな感じでしたか?
25歳にこれからなる人はどんな自分でありたいですか?
お亡くなりになったお母さんが
どのような状態で介護が必要だったのかはわかりませんが、
やはり居宅での介護の限界、行き詰まり、
歪が生じてしまった結果かと思います。
施設入所とまでいかなくても
デイサービス(通所介護)や
ショートステイ(短期入所生活介護)を利用し
息抜き(レスパイト)や、本来の自分(息子)の人生を
ある程度修復することも可能だったのではないでしょうか。
そういった介護サービスを利用するには
そういうサービスがあるという情報が必要です。
その情報の発信は国であったり行政であったり
地域包括支援センターが担っています。
しかし、残念なことに
こういった介護サービスの情報発信はまだまだ積極的とは言えません。
『聞いてくれば教えてあげる』
『教えて欲しかったら教えてあげる』
という未だ殿様商売なのです。
できるだけ財源(予防給付費や介護給付費等)を抑えたい、
使って欲しくないという前提が見え隠れしています。
市役所の職員も9時から17時までの殿様商売ですし
個人的な感想ですが、あまり親身になって相談に乗ってくれません。
そういう時に頼りにして欲しいのが、
ケアマネ(介護支援専門員)です。
居宅、在宅、自宅での介護についての相談は
まずは最寄りの地域包括支援センターへ相談して下さい。

地域包括支援センターには
主任介護支援専門員、保健師(又は経験豊富な看護師)、社会福祉士が必ずいます。
主任ケアマネジャーは包括的・継続的ケアマネジメント支援業務を担当
保健師は介護予防ケアマネジメントを担当
社会福祉士は権利擁護や総合相談業務を担当しています。
こういった悲しい居宅での介護事件を1件でも減らすために
ご自分も含め、周りの人や知り合いや風の噂などで
居宅介護をされていたり、介護に悩まれている人がいらっしゃれば
迷わず、地域包括支援センターへ相談することを勧めて下さい。
一人で悩まないで下さい。
宜しくお願いします!

『でももう相談されてるかも』
『人様の家庭事情に首を突っ込むのも気が引けるなぁ』
『余計なお世話かも』
と思われるかもしれませんが、
そういう時は
『お宅のケアマネさんはどんな人ですかぁ?』
なんて世間話で聞いてみて下さい。
『ケアマネ?なんですか、それ』
みたいな返答が返ってきたら、
地域包括支援センターへGO!です。
心より悲しい介護事件が起こることがないよう
念願しております。


介護職員ランキング