食器の配置にも一歩先ゆく心配りを

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ユニット型の介護施設はリビングが存在し、
食事もそこで職員が盛り付けして
利用者に配膳するという施設が多いと思う。
私の施設もそうしているが、
主食のご飯とお粥はユニットで炊き
おかずは厨房で業者が作ったものをユニットで盛り付けするのだ。
これは盛り付けを利用者の目の前ですることにより、
家庭らしい風景を味わい、
配膳されるまでの間、食事の香りも楽しんでもらう

という趣旨となっている。
そこで気になるのが食器の配置、配膳だ。
日本人なら常識のはずの
ご飯は左
汁物は右

ということを知らず逆に配膳する職員がいる。
知らないのはしょうがない事なので教えてあげる。
「そうなんですね、わかりました、気を付けます!」
うんうん、そうやってどんどん成長しなさい。
子を見守る親の気持ちである。
別の日に、お盆に配膳してあったお箸の持つ方が左向きに置いてあった。
こういう小さい部分が気になってしまう。
「あのね、利用者さんは右利きでしょ?
お箸が左向きに置いてあったら取りにくいよー」
「そうですね、わかりました、気を付けます!」
返事だけは良い。
別の日、
ごはん茶碗は左
汁椀は右
お箸は全部右向きに配膳してあった。
正に完璧!
と言いたい所だが、
今日は右片麻痺の利用者が居た。

右片麻痺の利用者は
左手で箸やスプーンを持って食事をされる。
そうなると、お箸は左向きが正解だよね・・・。
「頑張れー」
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介護というのは
相手が人間(利用者)なので
常に空気を読んだり将棋のように
5手先10手先を読むことが大切だと思う。
例えば
利用者が自分の水筒を探していて困っているとする。
『一緒に探してあげる』
これは誰でも出来るが
水筒が見つかったあと
『見つかって良かったですね』
と言って終わるのではなく
『見つかって良かったですね。その水筒に新しいお茶をお入れしましょうか?
と言えるかどうかで大きく変わってくる。
『新しいお茶をお入れしましょうか?』
この一言が介護職たる気配り、心配りだろう。


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