介護業界の上司は『無能』であり『有能』である真実

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どの業界であっても上司は選べないものです。
有能な上司もいれば無能な上司もいます。

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◆介護現場の上司とは

介護業界の上司と言えば、
・介護リーダー
・ユニットリーダー
・フロアリーダー
・介護主任
・管理者
・施設長

であったりします。
ユニットリーダーという謎のポスト(前編)
の記事で書きましたように
私は一度ユニットリーダーを降ろされました。
ですから、私の見解では
ユニットリーダーは『役職』ではなく当番制、交代制の『役割』みたいなもの
であって上司と呼べるかは微妙なポストだと思っています。
係長だとか課長だとかいうポストがある事業所もあるかもしれません。
介護事業所の『組織化』『組織体制の強化』が推進されていっていますので、今後、
『今無いポストがどんどん新設される』可能性はあります。
『組織化』などと体裁良く言っていますが、
職員の頭数は変わらないので役職を兼務する人が出てきます。
うちの施設でも
介護主任とフロアリーダーは1人の職員が兼務しています。

◆役職手当はどれくらい?

実質、直属の上司は『介護主任』になります。
兼務することで手当ても加算してくれればいいのですが、
現状でうちの施設では
・主任(フロアリーダー)・・・手当3万円
・副主任(フロアリーダー)・・手当1万5千円
・ユニットリーダー・・・・・・手当1万円
・ユニットサブリーダー・・・・手当0円

という形になっています。
サブリーダー0円って損もいいところですね。
手当もなく他の平社員と同じなのに
「『サブ』なんだから」
と言われ責任を持たせられます。

◆無能な上司

現場のSOSやヘルプや要望を訴える時は
主任に言うわけですが、
『主任クラスとなるともうかなり施設側の人間』ですから
「現場の職員が足りなくて限界です」
「シフトが摩訶不思議です」
「もう辞めたいです」

などという訴えをしても
「うんうん、そうだね。何とか考えないとね~」
「今、人材確保に動いているからもうちょっと我慢してね」

などという返答ばかりで
実際の対応や改善なく月日が流れている事が多いです。
『人材確保』などという台詞は
私が新人として入職した時から
ずーっと同じことを言っていて
全く成果も進歩も改善も結果も出ていません。
『辞めたい』
と訴える職員に対しても
『一度の訴えでは何も無かったかのようなあしらわれ方』
をされているのを幾度となく見てきました。
あまりにも音沙汰がないので
二度目の退職願いを言いにいくと
「うんうん、そう言ってたね。でも今は職員が足りないから来月まで待ってくれる?」
という返答。
翌月三度目に主任に
「どうなりましたか?」
と聞くと
「あ、まだ何にも動いてない、ごめ~ん」
という感じで全く誠意がなく延ばし延ばしの
『牛歩戦法をするのが介護業界の常識』らしいです。
確かに労働基準法では
『2週間前に辞職の意を表明したら退職できる』と書いてありますが、
介護業界は『恥も外聞もコンプライアンスもありません』から
法律よりも自社の利益を優先します。
(実際は名ばかりのコンプライアンスはありますが機能していません)
だから業界自体がブラックなのです。
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◆ブラックを訴える職員は少ない

『訴えれば勝てる』
と思うかもしれませんが、
誰も訴えないのが介護業界なのです。
何故なら辞める時さえも
飼い慣らされてしまい
「嗚呼、やっと辞めれる。これ以上波風を立てず、円満に退職させてもらおう」
と考える事なかれ主義の賜物でございます。
下手に事を大きくすると
・またややこしくなって自分の人生のプラスにならない
・次の転職に影響するかもしれない
・もうこれ以上こんなややこしい人達に関わりたくない

という大人の判断をしてしまうのです。

◆無能に見えるが実は有能

さて、前置きが長くなってしまいましたが
ここから本題に入ります。
上記のように
一見頼りなく無能な上司に見えますが、
実は介護業界においてこういう上司は有能とされるのです。
それは何故か・・・。
こういう上司は我々の訴えを
よくよくわかって理解した上でこういう言動、態度をとっているからなのです。
つまり計算ずくなのです。
そしてこういう具合に
のらりくらりと牛歩戦術を取れる人間でないと介護主任は務まりません。
下の人間、部下の感情や思いを
・真面目に誠意をもって正直に受け止めて
・一身に背負い
・本気で対応

などしていたら自分の体がもちませんし介護主任などやってられません。
ただただ
『自分と自分の家族を守るためだけ』
介護主任という役をやっているだけであって
『介護業界だとか部下だとかそんなことは知ったこっちゃない』のです。
そういう意味で
『無能』であり『有能』なのです。
同じような感じの上司が
皆さんの職場にも鎮座しているのではないでしょうか?
そうならざるを得ない上司と
そういう上司の下で働く介護職員。
不幸な負の連鎖は今日もまた続いています。


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