75歳以上「老老介護」初の3割超え…同居世帯

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『老老介護』が一層深刻化してきているようです。

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」が広がる中、要介護者と、同居する介護者の年齢がともに75歳以上の割合は、前回調査(2013年)に比べて1・2ポイント増の30・2%になり、初めて3割を超えて過去最高を更新したことが、厚生労働省が2016年に実施した国民生活基礎調査の結果、明らかになった。
 統計を取り始めた01年に比べると11・5ポイント増えており、介護者の高齢化が一層進んで深刻な状況になっている。
 調査は医療や福祉、年金、所得など国民生活の基礎データを全国的に集めて分析するもので、1986年から毎年実施。今回は3年に1度の大規模なもので、介護や世帯、貧困の状況について質問項目や分析対象を増やした。調査対象は質問項目によって異なり、介護は約7000人、世帯は約22万世帯から回答を得た。
引用元:読売新聞 6/27(火) 12:27配信

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◆施設職員も高齢化している

在宅での介護も限界を迎えつつあるようですが、だからと言って施設へ入所という安易な選択肢も厳しい状況です。
老老介護は施設にも及んでいる
の記事にも書きましたが、
施設職員も高年齢化しており
そもそも人材の絶対数が不足しています。

現在の行政の方針は
『施設から在宅へ』
ということですので
安易に施設に送り込むという選択は
本末転倒となります。
こういった事態になる事は
早い段階でわかっていたことなのですが、
政府の対応や政策が的を得ておらず
益々深刻化していっているのが現状です。
上記ニュースの調査は
『介護は約7000人、世帯は約22万世帯から回答を得た』
とのことですが、回答していない人や
回答できなかった人がまだまだ多数いるでしょうから
現実問題として切迫していると言えるでしょう。
住宅に3人の遺体、越谷署員が発見 60~70代男女、住人の兄妹か
という別のニュースも前日に流れていました。
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◆介護業界には問題が山積み

・支援が必要な人がヘルプと言えない仕組み
・支援をする立場の人が圧倒的に少ない
・社会や地域のコミュニティツールが機能していない
・介護サービスの質やキャパシティに問題がある
・介護従事者の人材不足と高齢化

等々、様々な問題が山積みです。
八方塞がり、四面楚歌状態です。
支援者や介護従事者も正直言って、
安い給料で受講料の高い研修を長期間受講させられ
日々の業務ややるべき仕事も溜まっていき
人の心配をしている場合ではないのです。

研修の事前課題だとかレポートだとか
モニタリングとか会議の議事録の作成とか
自分のことで精一杯で
本来やるべき支援だとか介護は
二の次三の次になるという現状が作り出されています。

これは
本末転倒を通り越して愚の骨頂といえましょう。
多少は研修も必要でしょうが、
テキストを棒読みするだけだったり
綺麗ごとや建前ばかりの講義を聞いたって
全く価値観を見出せません。
間違いなく今後もっと老老介護は進みます。
統計でも明らかです。
『天下り職員の給料』のことばかり考えているから生ぬるい対応や政策しか打ち出せないのではないでしょうか。
そういう不要なものたちを一掃して
本来必要なもの、本当に必要な部分に
大切な財源を使って欲しいものです。


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