介護業務は『段取り二分(にぶ)、仕事八分(はちぶ)』

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仕事のこなし方で
段取り八分(はちぶ)、仕事二分(にぶ)
という言葉があります。
つまり、仕事が成功したり上手くいくには
準備の段階で80%決まる
ということです。
準備が殆ど出来ていれば、
実際に動く仕事は20%でいい
という帝王学ですが、
介護現場の仕事はそうもいきません。

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◆準備が大切と言うけれど

介護の仕事は人間に密接し直接的に相手をする業務です。
勿論、業務を行う前の準備や段取りも大切ですが、
利用者の都度の訴えや希望や変化に対応するためには、
業務を都度都度行う必要があります。

例えば、営業職では、
ノルマさえ達成していれば
喫茶店でコーヒーを飲んでいたって
そんなに問題になりませんし、
飲食業でも、
仕込みをしっかり行えば、
あとは客のオーダーに合わせて
火を通し盛り付けをするだけだったり、
事務職でも書類が溜まっていても、
1日徹夜でもして書類をこなせば片付きますし、
計画的に細切れの時間で少しずつ自分のペースで
書類の整理・処理が可能です。
介護職は利用者の訴えや希望を溜めておいて
あとで一気にこなすとか
ノルマを達成すればひと安心、ひと休み
ということが出来ません。

準備や段取りと言っても、
入浴介助前に利用者の衣類を半分脱がせておく
なんてことは出来ませんし、
排泄介助を省略するために、
尿取りパッドを何枚も重ねて使用する
なんてことも当然出来ません。
それらの準備は『虐待』行為になってしまいます。
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◆介護の仕事に準備や段取りは必要ないのか?

そうは言っても、
やはり準備や段取りは必要です。
例えば、
・情報の共有、周知
・状態や処遇の把握
・必要物品や介護用品の事前準備

などになります。
ただ、段取りを完璧にしたからと言って
それで万事上手くいく
ということにはなりません。

上手くいくかどうかは、
実際に利用者に接しケアを行い、
俄かな訴えや些細な変化に対応した結果になります。
数値目標や書類の枚数や仕込んだ食材のように
目に見えるものならわかりやすいのですが、
介護で提供するサービスは目に見えないのです。
【目に見えないケアサービス】
・見守り
・傾聴
・寄り添う
・配慮
・身体介護
・様子観察
・状態確認
・声掛け
・看取りケア
・グリーフケア
等々
そうなってくると、
介護業務というものは

『段取り二分(にぶ)、仕事八分(はちぶ)』

ということになります。
末端の現場最前線の介護職員
が動いてこその業界なのです。
そういった意味で
介護職は花形選手であるべき
の記事にも書いたように、
今後とも介護職員が動きやすい環境でありますように
心から切望しています。


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