『やらない善より、やる偽善』は良いけれど、それを押し付けるのが介護業界

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『やらない善より、やる偽善』
それはそれで良いことなのかもしれません。
介護業界のポジティブイメージとして、
・社会貢献できる
・「ありがとう」と言って貰える
・高齢者と触れ合うことが出来る

という事が挙げられます。
今までもそう言い続けて成り立ってきた業界なので
それはそれで
わかりきっていることです。

そういった方針で推し進めてきた結果が、
今の介護業界と言えるでしょう。

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◆今の介護業界の現状とは?

・給料が少ない(業務に見合っていない)
・人材不足
・社会的地位の低い仕事
・3K(きつい、汚い、危険)
・休憩や休暇が取れない
・腰痛になる
・精神を病む

等々
ネガティブな部分を列挙するとキリがありません。
あまりネガティブキャンペーンをやっていると
業界の人やメサイアコンプレックスの人に怒られるかもしれませんが、リスクマネジメントのセオリーは、
『原因を究明』した上で『分析・解析』し、『改善策』を導き出してより良い方向にシフトしていくのが基本です。
何事でもそうですが、
失敗してしまったものを軌道修正するには
継ぎ足したり、削ったりするよりも
一度0(ゼロ)に戻した方が手っ取り早いこともあります。
ガラス細工も壊すことから始まります。
そういったネガティブな面から目を反らしていると、
真実が見抜けなくなります。
何故なら、
本当に良くしたいのなら、
『良い部分をより良く』するよりも
『悪い部分を無くす』ことの方が
単純明快ですし効果も絶大なのです。

『悪い部分』がそんなに無い場合は、
『良い部分』を伸ばすことに専念すればいいでしょうが、
これだけネガティブな部分が存在するのに
ポジティブアピールをするのは
どう考えても腑に落ちませんしナンセンスです。

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◆偽善を他人にも押し付けようとする危険な人たち

冒頭にも書きましたように、
『やらない善より、やる偽善』
は然るべき状況においてはありだと思います。
しかし、そういうメサイアコンプレックスの人は
他者にそれを押し付けようとします。

それが一番の問題なのです。

メサイアコンプレックス(英: Messiah complex)とは、キリストコンプレックスまたはメシアコンプレックス、救世主妄想とも呼ばれる、個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である 。
メサイアというのは、一般的な日本語ではメシア(救世主)と言われるもののことである。この心理が形成されるのは、自分は不幸であるという感情を抑圧していたため、その反動として自分は幸せであるという強迫的な思いこみが発生するとされる。
さらにこの状況が深まると、自分自身が人を助ける事で自分は幸せだ(自分には価値がある)と思い込もうとする。
このような論理になるのは、幸せな人は不幸な人を助けて当然という考えを自らに課す事で「自分は幸せである、なぜなら人を助けるような立場にいるから」と考えられるからである。
本来は人を援助するその源として、まず自らが充足した状況になることが必要であるが、この考えは原因と結果を逆転させている。
そうした動機による行動は自己満足であり、相手に対して必ずしも良い印象を与えない。また相手がその援助に対し色々と言うと不機嫌になる事もある。しかもその結果が必ずしも思い通りにならなかった場合、異常にそれにこだわったり逆に簡単に諦めてしまう事も特徴的である。
引用抜粋:ウィキペディア

引用文が長くて読み飛ばした人もいるでしょうから、
簡単に要点をまとめると、
・救世主思想である
・誇大妄想を持つ人に多い
・自分の不幸を抑圧することの反動で「自分は幸せなんだ」という強迫観念が発生する
・自分は人を助けるような人間なんだ、という自己満足を得たい心理状態
・相手に対しても良い印象を与えない
・自分の援助に不満を言われると不機嫌になる

という人のことを言います。
もしも、自分の同僚や上司や経営者が
メサイアコンプレックスだった場合、
従業員だけでなく利用者も不幸になりかねない危険な存在です。
・自己犠牲
・奉仕
・感謝の押し売り

を『最善の運営方法』として
周りにも押し付けてくるのです。
まずはそういった体質を改善していくべきだと考えます。
(追伸)
当ブログはネガティブキャンペーンをやって介護業界のイメージ低下を狙っているわけではありません。
真実を伝えることで介護業界全体をより良くしていきたいと思っています。
利用者はもちろん、福祉業界に従事する職員全てが心穏やかで安全・安心な日々を送れますように、心より念願しております。


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