安倍首相が福島を訪問し介護分野の人材不足支援について述べているが違和感を感じる

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福島第一原発に伴う避難指示が解除された地域を
安倍首相が訪問し介護人材不足について述べているニュースを見たが
何か根本的なことが違う気がして違和感を感じた。

安倍首相は、福島第一原発事故に伴う避難指示が今年3月に解除された福島県飯館村などを訪問し、介護分野の人材不足を支援していく考えを示した。
 飯館村の特別養護老人ホームを訪れた安倍首相は、避難指示が解除されても介護分野の人手が不足していてお年寄りが入所できない状況の説明を受けた。
 安倍首相は「この地域にあって介護の仕事に進んでいくことができるよう、就職準備金を引き上げていきたい」などと述べ、県外から移住して働く人を支援する就職準備金貸付制度を拡充する考えを明らかにした。
引用元:日テレNEWS24 2017年7月1日 15:17配信
http://www.news24.jp/articles/2017/07/01/04365762.html?utm_source=Yahoonews&utm_medium=relatedarticles&utm_content=369823&utm_campaign=n24_acquisition

被災地の介護施設だから介護職の人材不足が
他の地域より益々深刻なのはわかる。
働き手がいないために
高齢者の受け入れもストップしている状況だという。
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◆首相発言の違和感の原因は?

首相は『就職準備金貸付制度を拡充』する考えを述べたが、
貸付制度ということは一種の借金である。
借金なのだからもちろん返済せねばならない。
「一時的にお金を貸すけれども生活が安定したら返してね」
ということだろうが、
まだまだ不景気のこの日本で、
ましてや介護職員としてやっていくならば
『出来るだけ借金はしたくない』
というのが正常な国民感情ではないだろうか。
『借金を拡充させれば職員が集まる』
という安易な考え方で
本当に人材が集まるのだとしたら
他の都道府県でも実施してみればいい。
私だったらそんな借金には飛びつかないし、
そもそも福島県の切羽詰まった人たちに借金をさせることしか解決策がないのだとしたら日本も介護業界も終わっている。
県外からの移住者に対しても同じである。
「借金をするためにわざわざ福島県の介護施設へ行こう」
と思う人が本当にいるのだろうか。
そりゃ、中にはいるかもしれない。
・ホームレス
・前科者
・借金苦
・生活苦
・どの業界にも職場にも採用してもらえない問題を抱えている人

上記の人達が介護業界へ飛び込んでくるとしたら、
『人材確保』としては成功かもしれないが、
『介護業界の資質・地位の向上』という観点から見れば
更なる闇を生み出す悪循環になりはしないだろうか。
本当に切羽詰まっている福島の介護業界に対する対応でさえこの程度なのであれば、
本当の意味での『介護業界の発展』というのはまだまだ闇が深く道のりは遠く険しいと言わざるを得ない。

◆まとめ

・この期に及んで借金を拡充するという考え方に違和感
・『借金を拡充させれば福祉分野の職員が集まるはず』という考え方に違和感
・被災地の切羽詰まった人たちに借金を勧めるという発言に違和感
・『県外からの移住者にも借金をさせてあげるから福島へおいで』という考え方に違和感
・借金をぶら下げることによって集まる職員では『資質や地位の向上』という観点では本末転倒な違和感


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