【2017年8月25日配信】老健『それいゆ』解明進まずの報道から読み取る新事実

Pocket

fa50759c-s.jpg
8月21日に最後の続報記事を書いたきり、
全く音沙汰や続報が無くなってしまった岐阜県高山市の
老健『それいゆ』で短期間に入所者が5名死傷した問題。
私はてっきりまたしても
・闇に葬り去られた
・マスコミが興味を無くしてしまった

のではないかと思いそわそわしていた。
しかし久しぶり(4日ぶりくらい)に、
続報らしい報道が流れてきた。
【関連記事】
『介護老人保健施設で3人死亡、2人入院』これは既に事件と言っても過言じゃない
5人の死傷者を出した岐阜県の老健『それいゆ』担当男性職員を退職させていた
老健『それいゆ』続報。退職させられた男性職員『100%やっていない』

岐阜県高山市桐生町の介護老人保健施設「それいゆ」で高齢の入所者5人が相次いで死傷した問題は、25日で発覚から1週間がたった。施設は家族らへの説明を続けるが、5人に何が起きたのかは判然としない。県警は特別捜査本部を設置、本格的な捜査に乗り出した。だが目撃証言などは乏しく、難しい捜査を迫られそうだ。
 死亡したのは、いずれも高山市の門谷富雄さん(80)、石本きん子さん(93)、中江幸子さん(87)。ほかに同市の91歳と93歳の女性2人がけがをして入院した。
 門谷さんは7月31日、デイルームで食事中に喉を詰まらせて意識を失い、搬送先の病院で死亡。石本さんは8月6日、自室で倒れているのが見つかり、翌日に病院で死亡した。中江さんは12日に体調が急変しているのが見つかり、翌日に病院で死亡。死因はあばら骨が肺に刺さったことなどによる外傷性血気胸だった。
 「当初よりも事件的な可能性が強い印象がある」。施設を運営する医療法人同仁会の折茂謙一理事長は23日の記者会見で、門谷さんを除く4人の死傷について、こう語った。発覚当初は「監視カメラもなく、事件か事故かどちらかだ」と述べるにとどめていたが、見方を変えた。
 この間、中江さんと入院した女性2人の計3人に、胸や手などにあざがあったことが判明。5人の遺族、家族の中には、施設側の説明を疑問視する声も聞かれる。
 5人はいずれも認知症専門フロアの2階に入居。2階には監視カメラが8台あったが、このうち門谷さんがいたデイルームのカメラを含む4台は記録装置が壊れ、残る4台もほかの4人の居室にはなかった。施設は4階建てで、当時は2階だけに監視カメラが設置されていた。
 2階のエレベーターは暗証番号を入力する仕組みで、外部から自由に出入りするのは困難という。
 施設によると、30代の男性職員が5人全員の介助に関わったとされるが、男性は取材に「5人の死傷には関与していない」と否定。男性は施設側の要請で17日付で退職した。
 折茂理事長自身が「これだけ近接して起こることは異常」と捉える事態。地元の介護業界も成り行きを注視しており、高齢者施設の関係者は「残念。早く解決してほしい」と話した。
引用元:岐阜新聞社 8/25(金) 9:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00010002-gifuweb-l21

スポンサーリンク

◆続報は進展なしという内容だった

事件発覚から一週間が経過している。
しかし、続報でわかったことは、
・死傷者が出た2階フロアは認知症専門フロア
・死亡した入所者の氏名・年齢
・2階にだけ監視カメラが8台設置されていた
・8台の監視カメラのうち4台が故障していた
・残る4台も居室には設置されていなかった
・当初は「監視カメラがない」という理事長の発言があったが実際は監視カメラは存在した

ということだ。
捜査として解明は進んでいないのかもしれないが、
私の感想としては『新情報満載』だと感じた。
というか突っ込みどころが沢山ある。
・死亡した入所者の氏名等の個人情報はいとも簡単に流しちゃって大丈夫?
・認知症専門フロアだけ監視カメラが設置?
・監視カメラ8台のうち4台故障?
・発覚当時は「監視カメラもない」って言っていたのに嘘だったの?

そして、捜査や真相解明は進んでいないという内容だ。
なかなかつらい状況である。
(スポンサーリンク)

◆監視カメラのある職場では絶対に働きたくない

何かやましいことがあるわけでも
何か悪いことをしようと思っているわけでもないが、
自分の働いているフロアやユニットに
監視カメラがあるなんて絶対にイヤだ。
『それは職員を守るもの』ではないからだ。
かと言って『利用者を守るもの』でもない。

現に『それいゆ』では
職員も利用者も守れていないではないか。
監視カメラなどというものは、
設置した『施設』だけを守るものに過ぎない。
ほら、職員がこんなことをしましたよ
ほら、利用者がこんなことをしましたよ
カメラで証拠を押さえました。
どうぞどうぞ献上致します。

と言って施設の責任を放棄するだけの役割しかない。
職員が何かすれば、
トカゲのシッポを切ればいいだけなのだ。
『施設の保身』の為の監視カメラでしかないので、
設置してあるような施設では絶対に働きたくない。
そもそも、8台のうち半分の4台が故障って、
色々『杜撰(ずさん』すぎでしょ。
『保身』と『杜撰(ずさん)』が背中合わせの介護施設なんて
想像するだけで耐えきれない。

◆『監視カメラもない』という嘘八百

事件発覚当初、それいゆの理事長は
「監視カメラもないので事件か事故かわからない」
旨の発言をしていたにもかかわらず、
監視カメラは8台(うち4台は故障)もあったんかい!
という突っ込みを入れざるを得ない。
『嘘をついた』のか
『設置してあることを知らなかった』のか
どちらにしても大問題だ。

この点については
もっとマスコミも捜査関係者も
言及すべきではないか。
『嘘つきは泥棒の始まり』
とはよく言ったもので、
嘘をついて人の命を奪ってしまったのでは?
『監視カメラが設置してあることを知らなかった』
とすると、現場も知らないような人間が
よくもまぁ会見や遺族への申し開きをしたものだと思う。
そういう『現場を知らないお偉いさん』
という人物は介護業界には多数いて、
支離滅裂で実現不可能な戯言をほざいたり
知ったかぶって現場に混乱を招いたりする元凶である。
我々、現場職員からしたら、
1ヶ月、1週間とは言わないから、
半日でもいいから現場で介護をしてみろよ
と言いたい存在である。
半日どころか1時間も持たないのではないだろうか。
傾聴のような涼しげなケアをしておしまいじゃない。
水様性の反応便の海を泳ぎ
介助中に爪を立てられ噛みつかれ
大声で叫ばれ目を指でつかれ
バイオレンスサスペンスケアを体感してみればいい。
話しを戻すが、
それいゆの理事長の発言が
支離滅裂、前後不覚な状態になっている
という事実が浮かび上がってきているのは間違いない。

◆まとめ

こうして考察していくと、
捜査としては進展はないのかもしれないが、
腑に落ちない点が多数出てくるのがわかる。
『きな臭い』と感じるのは私だけでしょうか。
辞めさせられた30代の男性職員にばかり焦点が当てられていましたが、
今後の展開が、『介護業界の闇』を照らすきっかけになるのかもしれません。


介護職員ランキング