「介護を極める」と言っている人は思考が停止している理由は?

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介護や福祉関係の資格は民間資格や研修で得られる肩書も含めると、膨大な数があります。
民間資格が異常に多い介護業界の闇と改善策
の記事で述べた通り、
資質の向上を目指すという建前で
高い資格取得費や受講費を支払わせて
業界や主催者の企業・団体が『儲けよう』
という魂胆が見え見えです。
もちろん、取得する労働者側にも
・お金で手に入る資格や肩書が欲しい人
・資格マニア
・話のネタが欲しい人

にとっては多少はメリットがあるのかもしれません。
しかし、私個人としては
・実務に活かせる資格や肩書
・本当に意味のある資格や肩書

でなければお金と時間を消費するのが
『もったいない』『バカらしい』
と感じてしまうので
現状では福祉系の資格は
・旧ホームヘルパー2級
・介護福祉士
・介護支援専門員

しか持っていません。

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◆介護を極めるには限界がある

介護や福祉の仕事を極めようと思っても限界があります。
諦めだとか投げやりになっているわけではありません。
どの業界にも
・技を極めた達人
・カリスマ

が存在するかと思いますが、
福祉業界でそれに相当する人がいるでしょうか?
尊敬する先輩だとかリーダーだとか上司だとか、
せいぜいそのくらいではないでしょうか。
私の勉強不足で、
実際は著名な講師やカリスマ介護士という人が存在するのかもしれませんが、もしいたとしても介護業界に7年ほどいる私の耳に届いてこない程度の人物だと言えます。
そしてその人物の社会的地位や名誉や収入や立場は、我々が目指すべきに相当する代物なのでしょうか。
そうでないとすれば、
『それが福祉業界の限界です』
『自分で限界を決めてしまうことは良くないこと』
という精神論を重々わかった上で
『限界』と申し上げています。

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◆画一的な思考は停止しているのと同じ

ここまで限界論を書くとおのずとわかることがあります。
『介護のことだけを考えていてはいけない』
ということです。
これは発想の転換でもあります。
頭の中が
「介護、介護、介護・・・」
ばかりの人は画一的で融通が利かない傾向にあります。
情熱に燃えている職員よりクールな職員の方が介護に向いている
の記事にも書いた通り、介護しか見えない盲目な状況は周りが見えず非常に危険な状態だと思うのです。
「ケアマネ資格を取得したので次は社会福祉士だ」
という人もいますが、
自分の人生設計が確立していて、
・地域包括支援センターに転職したい
・相談事務所を開業したい

という願望があればそれは良い選択と言えます。
しかし、
時間も労力もお金も余裕がある人は別として
「とりあえず」
という状況ならあまりお勧めはしません。
思考が画一すぎるからです。
画一的な思考は停止しているのと同じなのです。
先に述べたように介護業界には限界があります。
今後も介護業界で働いていくにしても、
もっと自分を活かしていくならば
他分野の資格取得や勉強をするべきだと考えます。

◆他分野とは?

他分野の勉強と言っても、
具体的にどんな分野が良いのでしょうか。
例えば、
・看護師
・理学療法士や作業療法士
・臨床心理士
・柔道整復師や鍼灸師
・社会保険労務士
・税理士
・行政書士
・司法書士

などが考えられます。
これらの資格は
取得するのに膨大な時間とお金を消費するでしょう。
しかし、勉強した内容はどの分野であっても
介護に役立つでしょうし、
自分を活かしていけるものです。
社保労務士や税理士や行政書士や司法書士は
直接ケアに関係ないかもしれませんが、
『自分を活かす』
という観点から見れば、
『他分野の知識を持っておく』ということは
ある種の自己防衛と言えるのではないでしょうか。
資格取得を目指さなくたって、
『他分野の勉強をする』
ということに意味があると考えます。
そういう私は、最近『法律』の勉強をしています。


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