夜勤明けの職員が事故して入院したので人員不足に拍車が掛かる

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また一人、職員が減ってしまいました。
先日、特養勤務の女性スタッフが、
夜勤明けに自動車で帰宅中に交通事故に遭い入院してしまったのです。
数年前にも夜勤明けの職員が交通事故を起こし長期間入院していたことがありました。

その職員は退院後に職場に復帰しましたが、結局数ヶ月で辞めていきました。
労災が出たらしいので、
形だけ復帰したのだと思われます。

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◆夜勤明けは身体が重い

年齢的な問題もあるかとは思いますが、
夜勤明けは本当に身体が重いです。
私の施設では仮眠の時間もありませんし、
眠気とポテンシャルは
・緊張感
・使命感

という名の『ストレス』で維持しています。
日中も人員不足なので、
明けで定時に帰れないことが多く、
重い身体とダルい足を引きずりながら
ラストスパートを掛けます。
そうすると、
『燃え尽きてしまう』のです。
事故に遭ってしまった職員も
恐らく燃え尽きた状態で車の運転をしていたのではないでしょうか。

【参考記事】
介護施設の夜勤の風景

◆一人でも欠員が出ると勤務が回らない

先月ユニットリーダーが辞めたユニットと同じユニットの職員が今回事故に遭いました。

【参考記事】
【2017年10月の人事異動】またユニットリーダーが辞めていきました

肋骨を骨折し、頭も打ったようなので入院になったようです。
詳しい情報や状況はまだわかりません。
元々少ない人数で回していたのに、
更に人数が減りました。
勤務変更をせざるを得ないのですが、
変更された特養のシフトを見てみると
日中に職員が一人しかいない日もあります。
職員一人では到底20人の利用者の介護が出来ません。
人員不足がひどすぎて
欠員が一人でも出ると
瞬く間に勤務が回らなくなるのです。

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◆しわ寄せは現場へ

さすがにどんな優れた介護士であっても、
一人で20人の利用者の介護は出来ません。
そうなってくると、
他ユニットから応援をもらって
二人の職員で残業を駆使してなんとか回す
という『人生の罰ゲーム』のような勤務をさせられます。
疲れ切った職員が
また帰宅途中に事故に遭わなければいいのですが、完全に悪循環です。
しかし、利用者にも最低限のケアを提供せねばならず、苦肉の策で現場職員にしわ寄せがきます。
『最低限のケア』が目標になってしまうなんて、
・資質の向上
・QOLの向上
はどこへ行ってしまったのでしょうか。
現場職員ばかりに押し付けず、
上の人間や事務職員も応援に入ればいい
と思うのですが、
実際来ると役に立たないどころか
ただの『監視』でしかなく、
余計に働きづらくなってしまうのです。

【参考記事】
介護現場に事務職員が応援に入ると・・・

◆そしてショートステイにもしわ寄せ

特養ユニットのことだから『他人ごと』
というわけにはいきません。
「今日はショートは4人も職員がいるのか。1人応援に寄越せ」
と言われます。
「今日は入退所が13人もいるので、あえて職員4人にしてるんです」
と言っても
「特養は1人しか居ないんだよ!」
と言われ職員が引っ張られていきます。
3人の職員で13人の入退所をこなすのは、本当に大変です。
1人は入浴介助をするので、実質2人の職員で見守りや排泄介助をしながら入退所をさばくのです。
想像するだけで嗚咽がします。
もちろん、残業もしなくてはなりません。
特養もショートも残業。
人間関係が良くないくせに、
そういう時だけは
『仲良く残業』
だそうです。

人員不足により、
更に職員の負担が増え
事業所の図々しさに拍車が掛かり
利用者にクオリティの高いケアを提供できず、
そしてまた職員が辞めていく
という『負の無限ループ』が今日も続くのです。

最後になりましたが、
事故に遭われた職員の早期回復を心よりお祈り申し上げます。
また、私も含め福祉業界で働く同士の皆様も、過酷な労働のあとの運転はくれぐれもお気をつけを。


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コメント

  1. デイちゃん より:

    そうなんですか・・・やはり事故が・・。
    長時間の肉体労働で消耗しきって、帰る時には疲労困憊で、注意力も低下してしまうし・・。
    私はデイの送りの時、疲労困憊で、もう眠くて眠くて。
    特にこれから冬になると暖房が入ってるから、居眠り運転しそうになります。
    なので、いつもフリスクを何個も口に放り込んで運転していますね。
    そんな人がいない状況なら、普通に8時間の労働でも疲れ切るでしょう。
    なのに残業とかなったら・・・もう脳も手足も、何も動かせない状態に。
    疲れもたまってるから、家に帰って寝ても疲れがとれないし。
    う~ん、そろそろ他の職場を探されては・・・。

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    どこも似たり寄ったりなような気がしますね~。転職の前に自分がどこを目指しているのかをはっきりさせないといけないような気がしてます。