介護業界は利用者よりも上司に好かれれば良いという風潮

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長年、介護業界に身を置いている皆様の中には、
既にお気づきの人もいらっしゃるかもしれませんが、
介護業界というのは、利用者目線でありながら、
実際には上司の言動に重きを置いています。
・利用者本位
・利用者のために
・利用者第一主義

というのは、建前に過ぎず、
本当に介護現場の日々をやり過ごしていくには
・上司に好かれる
・上司に怒られない
・上司の機嫌を取る

ということが最優先されがちです。

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◆普段から上司の挙動が気になる

現場にも入らないくせに、
口ばっかり出す上司がいるのが
介護業界です。
そういう体質が、
現場職員にとってはとてもストレスになります。
だから、常に
・ちゃんとしとかないと上司に言われる
・こういう対応をしておけば何も言われないはずだ

という思考が先に来てしまい、
・利用者がどうしたいのか
・利用者のために何が一番良いのか

ということは二の次、三の次になってしまいます。
それが本来あるべき『介護』とかけ離れてしまおうが、
実際の介護現場はそういう風潮がまだまだあります。

◆何かあった時も上司目線

利用者の状態変化や
事故などが発生した場合でも、
まず考えるのは
「どういう対応をしたら怒られないだろうか」
ということになります。
判断に迷うことが多々あります。
連絡や報告の順番であったり、
報告の仕方であったり、
どこの誰まで報告をすればいいのか
どこまで介護職として対応すればいいのか
というひとつひとつに選択を迫られます。
その時に考えているのは、
『利用者のため』ではなく、
『上司に怒られないため』の判断を
一生懸命にしているのです。
これでは、ケアスタッフとしては本末転倒と言えるでしょう。
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◆原因は上司の情緒不安定さ

緊急時のマニュアルはあるかと思います。
通常はそのマニュアルに沿って
対応を行っていけば何の問題もないのですが、
介護業界においてはマニュアルなどあまり意味を持ちません。
何故なら、全ては上司の機嫌で左右されるからです。
マニュアル通りに対応しても
「それは違う」
「こうしろ、どうしろ」

と上司の指示が変わります。
『臨機応変な対応』と言いたいところですが、
どう考えても
「アンタの機嫌の問題だろ」
と言いたくなることが多々あります。
ですから、
我々、現場スタッフは、
『利用者に好かれるよりも上司に好かれていればそれでいい』
という風潮が息づいています。
情緒不安定な上司であっても、
働いている以上はずっと上司なのですから
わからなくもない思考です。

◆同じ対応をしても上司の機嫌次第

ほとんど同じ対応をしても
Aさんは怒られずに
Bさんは怒られる

ということが発生します。
『同じ対応』なのに
上司の判断はどこにあるのでしょうか。
それは
Aさんは気に入っている
Bさんは気に食わない

という『上司の好き嫌いの問題』になってきます。
好き嫌いで判断されたら
マニュアルも意味を成しませんし、
現場職員としてもやるせないものです。
だから、
『上司に好かれるようにしよう』
という思考が生じてくるのです。
情緒不安定な上司に好かれるには
・媚びを売り
・愛想良くし
・ゴマを擦り
・ご機嫌を取る

ということが必要になってきます。
利用者の為のケアなのか、
上司の為のケアなのか、

わからなくなってきてしまっているのが、
現在の介護業界なのです。
介護業界を良くしていくためには、
そういったしょうもない『人間関係』も
変えていく必要があると考えます。


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