介護職員の処遇改善を訴えると色々と図々しいことを言われる謎

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介護職員の処遇の改善は今後必須です。
もうこれは間違いなく行われていくべき必要事項です。
問題は、
・改善の内容、方法
・改善の時期、タイミング
・改善の為の財源の確保

が未だ煮詰まっていないことです。
相当な前から『処遇の改善』については
様々な議論や検討や対策が言われてきましたが、
実際、今の今まで特段の変化が無いまま
現場の職員に犠牲を強いているのが現状です。

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◆声を上げる事が大切

現場や個々の職員から、
処遇の改善を求めて
・声を上げる
・狼煙を上げる
・訴え続ける

ということはとても大切だと思います。
それが『愚痴や文句』レベルでも構わないですし、
日に日に悪化してくる介護現場の環境を
広く述べて真実を流布していく作業は
決してマイナスではないと思います。
ネガティブキャンペーンだろうと
マイナスイメージだろうと
それが真実ならば、
訴え続けていくことは
今後の業界のためになり、
ひいては利用者のためになります。
Twitter上では
#介護職ストライキ
というハッシュタグで
現場職員の悲痛な叫びが狼煙となって上がっていますが、
私はそれが、
・出来るか出来ないか
・実行に移すか移さないか

は別にして
悲痛な叫びのひとつとして『あり』だと思っています。
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◆批判や否定をする人

現場職員の叫びやストライキなどの狼煙に対して、必ず出るのが『批判や否定』です。
批判をする人の特徴としては、
・現場を知らない人(素人)
・現場を離れてケアマネや講師をしている人
・経営者側の人

に多くみられます。
現場を知らない人は、
他人事でしかないので
『対岸の火事』について
無責任に表面上の倫理観を語ります。
現場を離れてケアマネや講師をしている人は、
「うんうん、言いたいことは良くわかる」
と言いながら、
「だけども」
「そうは言っても」

という接続詞をつけて持論を述べます。
『のど元過ぎれば熱さ忘れる』と言いますが、
昔や過去に現場に立っていた人でも、
今その状況にない人は、
やはり『対岸の火事』でしかないのでしょう。
そもそも、本当に現場を良くしようと思うなら、
現場から離れるはずがありません。
もちろん、
・自分のスキルアップや成長
・違う角度から利用者へアプローチ

する為に現場から離れていった人もいるでしょうから、
『現場から逃げて行った人達』
と一括りにしてしまうのは語弊があります。
ですから、
「現場職員の狼煙に口を出すな」
とまでは言いませんが、
・思慮に欠ける
・思いが至らない
・熱量が低い

意見でしかないのは間違いありません。
経営者側の人は、
自分の事業所の現場スタッフが
処遇の改善を訴えて行動に移してきたら
そりゃたまらないでしょうから
否定したり批判したくなってしまうと思います。
もちろん、
「良くしてあげたい」
と思っても経営状態や財源の問題があり、
『自分ではどうしようもない部分』
も多々あるのだと思います。
しかし、
・現状を受け止める
・改善に向けて努力をしていく
・より良い労働環境を提供する

ことが経営者の責務となります。
それが出来ないからと言って、
現場職員の訴えを否定したり批判するのは
『筋違い』と言えます。

◆批判の内容

訴えや狼煙を上げていくと、
どういう批判が出てくるのでしょうか。
・まずは具体案を出せ
・介護保険の仕組みを勉強しろ
・利用者に迷惑を掛けるな
・意味がない
・何様だ

介護職員はケアを専門とする職種です。
日々、人材不足の中、
残業を駆使しながら
少ない給料で働いています。
残業をしてギリギリ回している現場。
利用者の人数は変わりません。
単純に考えて、
不足している職員の人数分の人件費が浮いていますよね?
残業代なんてたかが知れています。
その浮いた人件費はどこに回っているのでしょうか?
現状の苦しい状況の中で処遇の改善を求めている我々は、自分の職責は全うしていると確信しています。
その上で『改善』を求めているのであって、
『具体案を出せ』
とは、あまりにも図々しいと言えます。
具体案を検討し対策し実施していくのは
どの立場の人でしょうか?
そういう職責を放棄しておきながら、
訴えを出した介護職員に更に知恵を出させるのは、
これもまた『筋違い』と言えます。
介護保険の仕組みを勉強しているスタッフも多数います。
万が一、知らないスタッフがいたとしても、
『勉強していないから処遇が改善出来ない』
というのは明らかに論点がズレています。
「利用者に迷惑を掛けるな」
と言われても、
『卵が先か鶏が先か』
の議論と同じで
今まで利用者に迷惑を掛けないように
一生懸命耐えてきたのは現場職員です。
時代や物価や政治が変動しているのに、
介護職員の処遇が変動しないのは
明らかにおかしいと言えるでしょう。
『処遇が改善しないから利用者に迷惑が掛かるのです』
責任を放棄し履き違えてはいけません。
介護職員の責任ではなく、
国や行政や事業所の責任なのです。
「意味が無い」
と言われようが、
冒頭に申し上げた通り、
『声を上げていくことが大切』なのです。
「何様だ?」
という批判に関しては良くわかりません。
「いち介護職員です」
としか返答の仕様が無いからです。
私から言わせれば、
具体案を出さずに批判する人の方こそ、
『ありがた迷惑な図々しい存在』なのです。
【参考記事】
「愚痴や文句を言うばっかり」を実行に移す3ステップ


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