高齢者よりも現役世代の収入が少ない、おかしな社会保障制度

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社会問題として
・少子高齢化
・超高齢社会の到来

が切迫した状況に来ています。
高齢者を支える社会保障制度として、
年金や介護保険などがあります。
それらは現役世代の人達が支える仕組みなので、
少子高齢化が益々進むと、
少ない人数で多くの高齢者を支えることになり、
負担が増加していき、
支えきれなくなる時が来ることが懸念されています。

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◆少子化の原因は?

政府は共働きや女性の社会進出を推奨してきました。
最近は『1億総活躍社会の実現』を掲げています。
『活躍』とは聞こえの良い言葉ですが、
実際には、もっとマンパワーを『利用』して、
・経済利益を増加させたい
・経済の流通を促進させたい
・ひいてはもっと税金を確保したい

という『経済効果』が目的です。
しかしそれを実現させるためには、
待機児童の問題など、
新たな課題の解決が必要になってきます。
共働きや女性の社会進出は
政府の目論み通り実現してきています。
しかし、その『副作用』として
『少子化』が進んでしまったと言えるのではないでしょうか。
・共働きにより夫婦が余裕のある時間が持てない
・共働きにより夫婦の肉体的精神的疲労増加
・出産しても働かなくては養育できない
・子供を預ける場所がない

などの理由があります。
『共働きでは子供を産んだり育てたりする時間が無く、共働きで無ければ子供を産んだり育てたりするだけの収入が得られない』
という最大の矛盾が発生してしまっているのです。
そして少子高齢化が加速していき、
・共働き
・少子化
・高齢化

には、「こっちを立てれば、あっちが立たず」という具合に、三すくみにも似た関係が出来上がってしまっています。
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◆高齢者よりも収入の低い現役労働者が増加

働き盛りの40代の所得が300万円未満という『低所得者が増加』したのに対して、高齢者や社会的弱者の給付が手厚くなっているというニュースです。
これはある意味、資本主義の破綻と言えるのではないでしょうか。

40代“所得”300万円未満の世帯割合 20年で1.5倍に
本来、働き盛りとされる40代が世帯主の低所得世帯の割合が20年間で1.5倍に増えたことが厚生労働省のまとめで分かりました。
 厚生労働白書によりますと、世帯主が40代で年間所得が300万円未満の世帯の割合は、2014年までの20年間で11%から17%に増えました。単独世帯やひとり親世帯が増加し、全体的に所得が下がったことが影響しています。一方、世帯主が65歳以上の高齢者の世帯では20年間で低所得の割合が減り、中所得の割合が増加していました。高齢の世代は年金で所得の格差の広がりが抑えられています。厚生労働省は、現在の社会保障制度は現役の世代よりも高齢の世代への給付が手厚くなる傾向があると分析しています。
引用元:テレビ朝日系(ANN) 10/24(火) 11:52配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20171024-00000023-ann-soci

介護現場で言えば、
職員の給料よりも利用者の収入の方が多い状況です。
もちろん、高齢者の中には、
・今まで多くの掛け金を支払ってきた
・現役時代の収入が多かった
・遺族年金や軍人恩給も貰っている

という人もいるでしょうから、一概に「多く貰いすぎだ」と言ってしまうのは乱暴かもしれません。
しかし、社会的弱者を救済するためのはずの社会保障制度のお陰で、
『現役労働者が社会的弱者に追い込まれている』
という現状は本末転倒と言えるのではないでしょうか。
労働意欲を失いかねませんし、
子供を育てていくことも困難になり、
益々、少子化に拍車が掛かります。
高齢化対策では、
現役年齢を
65歳→70歳→75歳
と引き上げていく方針のようですが、
・後進に席を譲る
・加齢により能力が衰えた人は退く

という真理に反した付け焼刃でしかありません。
そしてそれは、我々が年金を貰える年齢を更に遠ざける『諸刃の剣』でもあります。
本当の意味で『社会的弱者』となってしまった現役世代が救済されるような社会であるべきではないでしょうか。

◆補足として

上記のように日本における社会保障システムについて記事を書くと、よく聞かれるのが、
「そんなに手厚い社会保障がお望みなら所得税46%、消費税25%の税金を払って、デンマーク等の北欧のようなシステムにすればいい」
という声です。
そう言い切れるのは明らかに短絡的です。
何故なら、デンマークという国の人口は約570万人で、兵庫県とほぼ同じです。
人口1億人を超える日本と570万人のデンマークでは保障の行き届き方や規模が異なってくるのは当然です。
ですから、比較する時点で無理があるのです。


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コメント

  1. デイちゃん より:

    ま、高齢者って、できることは減ってくるし、今更働けないし、病気にもなりやすいだろうから、若い人より保障が手厚めになっちゃうんだろうな~って思いますが。
    若い時にお金をかせいで貯めておいて、年取ったらそのお金を使って生活して、ほぼお金を使い切って死んでいく、となれば、国庫の負担は減るんでしょうけどね。
    私は、機械浴8人入浴とかも、やせるためと思ってやっていましたが、ふと、「自分はこんなことする必要があるんだろうか?」と思って。
    会社の管理職は、わけのわからん会議ばかりして、高い給料もらってる。
    そいつらの給料分稼いでるのは誰や?こんなしんどい思いして金を稼いでるのは誰や?と思ったら、ちょっとアホウらしくなったんですね。
    とりあえず、昨日は、「仕事は一人分しかしない」と思ってしたんですが、でも会社の中には明らかに一人分の仕事すらしない奴らもいるわけで。
    入浴介助ばかりで手荒れもひどいし、体をいためてまで仕事するのはもういっかな~と思っています。

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    そんな状況の中で働いている介護職員こそが本当の意味で社会的弱者なのかもしれませんね。

  3. デイちゃん より:

    年収が・・とか、社会保障が・・と言われても、今の生活にすぐに支障がなければ、「ふ~ん、そうなんだ~」って感じですけど。
    仕事上で目の当たりにする理不尽さは、ちょっとがまんならないですよね。(笑)
    寝たきり重度で、太ってて体重がめちゃ重い人を、窮屈な服を脱がせた後、何とか一人で入浴用車いすに移乗して、入浴して、その後また窮屈な服を着せる。
    これを何人もするって、かなりの重労働だよね?
    もう私はしなくていいかなあ。
    何の役にも立たないしょーもない会議してる連中にしてもらえばいいよね?
    高い給料もらってるんだしね。
    スタッフの中にも、何も仕事しない仕事できない人がいて、そいつらを入浴に入れると入浴が回らないからって、いつもフロアになってるけど、遊んでるだけだし。
    「私らは入浴は関係ないし」って感じ。
    不思議だねえ。
    昔デイにいたスタッフが、「〇〇(私)さんは、働きすぎ!」って言ってた。(笑)
    もうそろそろいいよね・・・介護のお仕事。
    年取ったら、いつまでもできないしね・・重労働は。(笑)

  4. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    どこの事業所も同じ風景があります。ダイエットの為の重労働なら、人間を相手にしない方が良いかもしれませんね(笑)
    無機物を相手している方がマシです。生活に困らないお金があるなら、コンビニ店員や製造業の方がマシかもしれませんね。

  5. デイちゃん より:

    おお~、おっしゃるとおりです。介護じゃなくていいのかも。
    ただ、利用者じゃなく、同僚や上司に腹が立つって人が多いと思うんです。
    そういう人は、コンビニや工場などで働いても、「他のスタッフが仕事しない!」「上司がえらそうに言ってむかつく!」とかなりそう。
    「今日も重度の利用者多くて、スタッフ少なくて、めちゃ大変だったけど、みんなでがんばってなんとかうまくやりこなせたよな。利用者さんにも、ありがとうって言われたし・・・。本当に気持ちがいいな!」って言えるような職場は、ほぼないですねえ。

  6. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    そうですね。働きアリの法則というのがあって、
    ・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
    ・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
    ・よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
    ・よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
    ・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
    ・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
    というものです。
    人間もアリも変わらないのかもしれませんね。

  7. デイちゃん より:

    アリの法則、知ってます。前職のファミレスの社長が、えらそうに言ってました。(笑)
    「お前は確実に働かないアリだ!」と思っていました。(笑)
    ということは、施設でも、各ユニットの「こいつはサボりまくりだな」って奴らだけを集めてユニットを作れば、働くようになるのかしら。あ、でも結局サボってるままの奴もいるんですねえ。
    一日中座ってるだけの妊婦常勤。徘徊してるだけの認知症のじいさん。一日中スマホしてるだけのおばはん。ナースコール絶対行かないカスナース。
    そいつらだけでシフト組んだら、どうなるかな。(笑)

  8. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    そういう試みをしてみるのもありかもしれませんね。
    というか、正常な運営が出来ない事業所は、総じて潰れてしまえばいいと思ってます。