「高齢者疑似体験」の次は「介護職員疑似体験」をお願いします

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歳を取るつらさや
身体能力の低下を疑似体験できる教材があります。

研修等でやったことがありご存知の人もいらっしゃるかと思いますが、
・視覚や聴覚
・体の重さ
・関節の動かしにくさ

などを体験出来るキットです。

教材の趣旨は
『高齢者のつらさを身に染みて感じ、接し方やケアをする時の対応に活かしていきましょう』
ということです。

この体験をすることで、
どういう感想を持つかは人それぞれでしょうが、
『つらさをわかって貰おうとする試み』
だとするならば、次は是非、
『介護職員疑似体験』
の実施も検討して欲しいと思います。

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◆介護職員疑似体験とは

私の勝手な提案なので、
勝手に語ります。

【目的】
・介護職員の大変さを身に染みて感じ、接し方や指示の出し方や処遇の改善に活かしていく。

【対象者】
・体験してみたい人全員
・介護現場を知らない人
・介護事業所の経営者や幹部
・介護業界や議員のお偉いさん

【体験内容】
・水様の便状の物が漏れている利用者のオムツをどこも汚染させずに交換、更衣する。
・利用者が便状の物のついた手で触ってきたり、暴力やセクハラをしてきても怒らずに上手に対応する。
・問題行動をしている利用者が同時に3人いる場合に、優先順位を考え1人で安全に対応する。
・理不尽な怒り方をしてくる上司の叱責に、一定時間耐え忍ぶ。
・同時にナースコールを連打する利用者2人を1人で対応し、寄り添ったケアを実践する。

◆研修という形なら体験しやすい

現場職員からは、
「介護を知らない人や偉いさんにも一度現場に入って体験して欲しい」
という声がよく聞かれますが、
実際問題そんな体験をしようと思う人は出てきませんし、時間的にも難しく実現しないまま遥かなる月日が経過しています。

それならば、
『介護職員疑似体験研修』
と称して半日でも1日でも時間を作り、
受講する機会を作ったらどうでしょうか。

そして受講した人達が、今後の対応や処遇の改善に活かせるかどうかは、
「受講者次第です」
と声を大にして言いたいところです。

コメント

  1. アングラー より:

    初めまして。認知症実践者研修の事前レポート書きつつこちらのページを読んでました。
    認知症の人の尊厳ある生活を支援するために必要なことは何かというテーマですが、職員の尊厳も守られないのに他人様の尊厳がどうして守れるのかとモヤっとしながら書いてたのでこのページの内容をほんとに共感しながら読んでました。
    自分の所のもう一つの施設で働いてる人たちが明けてその日に夜勤入りとか、日勤の後にそのまま夜勤とか(宿直という建前ですが思いっきり身体介護もあり)他人事ではなかったです。箱だけ増やして人員の確保をしなかったばかりに結局現場の職員が苦労する…恥ずかしい話です

  2. 山嵐 より:

    >アングラーさん
    はじめまして、こんにちは^^
    コメントありがとうございます。
    私の職場でも認知症実践者研修を受講している人がいます。
    課題を現場で実践してその内容や経過や結果をレポートにして提出する必要があるのですが、実際は「やった体(てい)」にしてレポートを書き、スタッフのハンコを押し、コメントを記入して提出していました。
    それでも通ってしまう意味の無い研修なのだな、という感想です。
    その研修修了者がいれば加算対象になるというシステム自体の脆弱性をひしひしと感じました。
    しかし、現状でそういうシステムな以上、受講しておいて損はないかと思います。頑張って下さい^^