もやしの価格は上がっても介護職員の給料は上がらないのか

Pocket

money_kyuryou_bukuro.png
『もやしの生産者の悲痛な叫びが、報道やインターネットなどを通じて消費者の理解が広がり、販売店などが次々ともやしの価格を値上げする動きが出てきた』
というニュースを目にしました。

もやし ようやく値上げの動き 報道、ネット 窮状伝える 消費者が「支持」
もやしの価格低迷と原料高騰で生産者が採算悪化にあえぐ中、一部のスーパーで値上げの動きが出始めた。報道やインターネットを通じて消費者の理解が広がったことを背景に、卸値と店頭価格とも値上げした形だ。ただ、目玉商材であるもやしは、その価格が「消費者が店全体の値頃感を判断する指標にもなる」(流通関係者)一面もある。過度な安売りは後を絶たず、生産、流通、消費の誰もが納得する適正価格が求められている。
大手スーパーなど次々
 もやし業界は、原料とする輸入緑豆の価格が高騰する一方、“安売り商材”として販売価格が低迷して採算悪化が続いている。3月、「工業組合もやし生産者協会」が窮状を訴える文書を発表すると、各社が一斉に報道。実態を知った消費者から「値上げ支持」の声が上がり、一部の生産者は小売り側と卸値の値段交渉を進めてきた。
 埼玉県を拠点とするスーパー「ヤオコー」(川越市)は9月から、1袋(200グラム)を19円から27円に値上げした。首都圏などで数百店舗を運営する大手スーパーも9月から30%値上げした。両社とも、生産者の実態を踏まえて卸値と店頭価格を上げた。
 この大手スーパーは、店頭掲示で原料豆の価格が上がっている状況を説明した上で、値上げに踏み切った。現時点で売れ行きには影響はなく、消費者からも特に目立った反応はないという。「元々の価格が安かったことから、値上げしてもそれほど大きな影響はなかった」(仕入れ担当者)としている。
 値上げをしたあるスーパーは「取引先の生産者との信頼関係も大事。原料の高騰や生産費が上がれば、店頭価格に転嫁していかなければならない」と理解を示す。
 同協会の林正二理事長は値上げの動きについて「窮状を訴えた文書に対するネット上の消費者の反響が追い風になったのではないか」とみる。
引用元:日本農業新聞 11/1(水) 7:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00010000-agrinews-soci

スポンサーリンク

◆やはり言い続けることが大切

もやしの生産者も
「やっと念願叶って」
という所でしょう。
原価高騰で採算が採れない状況が長く続いてきたようですが、
『言い続けたことで販売者や消費者の理解を得ることが出来た』
という点がとても重要だと思います。
さて、我らが介護職員の処遇といえば、
・人員不足で業務負担が増加
・更なる質の向上を求められ業務負担が増加
・高齢者人口の増加により介護職員が不足

という情勢の変化と圧し掛かる業務負担が増加しているにも関わらず処遇の変化はありません。
ですから、当然、処遇の改善を訴えるべきですし、
言い続けるということがとても大切だと思っています。
もちろん、もやし業界と介護業界では、『財源』や『システム』や『提供するもの』が異なりますが、
・採算が合わない
・情勢が変化している
・業務負担が増加している

場合は、『改善』を求めるのは当然の権利だと思います。
ですから、『もやしの価格』に続けるように、
『介護職員の処遇』も訴え続けていくべきです。
発信しなければ1ミリも前に進めないのですから、同士の皆様、頑張っていきましょう!
(スポンサーリンク)

◆「皆が幸せ」というのが正常な市場原理

もやしの記事に関しては、
・生産者
・販売者
・消費者

の三者が納得のいく価格を模索されています。
誰かが、どの位置の人かが泣いていては、市場は成り立たず、正常なサイクルにならないからです。
介護業界も正常な運営をしていく上で、その当たり前の原理を模索していく必要があるのではないでしょうか。
介護業界は、大きく分類して
・国(行政)
・事業所
・介護職員
・利用者

というサイクルです。
このサイクル上で一番泣いているのは介護職員です。
もちろん、利用者の幸せは追求していかねばなりませんが、「皆が幸せ」という原理を無視してしまっているので、丸い形のサイクルであるべきはずなのですが、ピラミッド型のカースト制度の様相を呈しています。
職員が幸せになれば利用者も幸せになる理論
にも書いたように、
今一番、自己犠牲を払っている現場職員の処遇を改善し、人間として当然に与えられるべき扱いをすることで、利用者も幸せになり、ひいては業界全体の発展や繁栄にも繋がっていくのです。
では、何故それをしないのか?
出来ないのか?
という理由に関しては、
当然、『財源の確保が困難』ということがあるのですが、もっと突き詰めて言えば、
『現場スタッフの処遇を改善すると、美味しい思いをする量が減ってしまう人』
がいるからに他なりません。
それは、
・国会議員や官僚
・業界内の協会や団体
・事業所の経営者

などになります。
そういった『自分さえ良ければいい』という考え方の人間が上に立っている以上、介護業界は正常に回りません。
しかし、出さない声は届きません。
ですから、それでも声を上げ続けていくことが重要なのです。

◆介護職員の声にだけ敏感に反応する人

そういった声を上げ続けていると、
反応して欲しい人にはまだまだ届きませんが、
反応して欲しくない人には敏感に届くようです。
「そんなに文句があるなら辞めればいい」
「初めからわかって就職してるんでしょ?」
「介護職員にしかなれなかった自己責任、自業自得」
「誰でも出来る仕事なのだから給料が低いのはしょうがないよ」

そういった心無い横やりや貴賤肯定発言や人権侵害発言は、その人が本当に無知で誤解をしている場合は別ですが、大体はわかった上で介護職員を小ばかにしているだけなので、
『完全スルー』
で良いと思います。
果たして、そういう人達は
もやし農家の人に同じセリフが吐けるでしょうか?
言わないでしょうし、言えないでしょう。
『介護職員』というレッテルがあるから言いたいだけなのです。
「情勢が変わり、原価や負担が増えたから価格を上げて欲しい」
と訴える農家の人と同じベクトルの訴えをしているのです。
『レッテルを張られる職業』という部分も、改善されるべき処遇のひとつだと考えます。
是非、『もやし』の次は『介護職員』の処遇改善をお願いします。


介護職員ランキング

コメント

  1. デイちゃん より:

    もやしってそんなに必要なもの?
    もし明日から一週間もやしがなくなっても、あんまり困らないよね・・・。
    でも、もし介護職員が「明日から1週間働きません」となったら、どうなるでしょう。
    あっという間に、社会システムは崩壊。
    「ちょっと~ばあさんの面倒誰か見てよ」「誰も見れないよ」「母親の面倒見ないといけないから、今日会社休みます、介護休暇で」「いやみんな休むから困るよ」
    って、大混乱。
    若い人らが年寄りの面倒見るのに手をとられて働けず、結果経済活動も停滞。日本はあっという間に経済大国から脱落。
    介護職が働かなくなったら、みんなが困るんだよ。
    社会の底辺ってバカにしてるけどさ。底辺がぐらついたら、社会全体がぐらつくんだよ。
    認知症のじいさんの相手したことある?ないんだ。きっと30分も相手できないよ。ストレスすごいよ~。普通に布団でうんこしてるからね。で、うんこを手でふいて、その手でいろんなとこさわってるからね。あっという間に家じゅううんこのかおり。
    介護職ってね、そういう大変なことにならないように、必死に働いて社会を支えてるわけ。わかる?
    人って必ず年取って死ぬからさ。今のままだと、そこらここらで、高齢者が孤立死して、町が死臭でいっぱいになっちゃうわけ。
    だから、そうならないように、ヘルパーさんが定期的に入ってくれるわけ。
    でも、ヘルパーさんは、たまに浴槽で溺死してる死体見つけて、硬直してる死体ひっぱりあげて、家族とケアマネに連絡して、警察と消防に連絡して、病院には運んでくれないからかかりつけ医よんで死亡診断書書いてもらって。
    ヘルパーって、本当にすごい仕事してるわけ。知ってる?あなたも同じことしてみる?悪夢にうなされないといいけど。
    一般の人はわからないんだろうな~、知らないんだろうな~。
    知らないんなら、せめてヘルパーをバカにするのはやめたほうがいいんじゃない?
    ヘルパーいなくなったら、社会が崩壊するんだからさ。
    高齢者の世話って、今までは女の人がしてたかもしれないけど、これからは女の人はしてはくれないんだから。ね?
    あなたも介護うけられなくて、寝たきりで放置されて腐乱死体になりたくないでしょ?
    だから、介護職の地位向上&待遇改善に署名しなきゃね!

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    そうですね~。介護職員って本当社会の重要な部分にあると思います。「社会に貢献できる」は間違っていないと思います。問題はその先にある、地位向上&待遇改善ですね^^