休憩が取れないのも「サービス残業」皆さん休憩取れてますか?

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常に人員不足の介護現場では、
休憩が取れないことも多いです。
昼ごはんをかき込むように食べ、
10分か15分で現場に戻ります。
それどころか、
昼ごはんを食べる時は
利用者を見守りしながら食べたりします。
ごはんを食べながら、
利用者が不意の動きをすると声を掛け
「どうしました?」
「どこに行くの?」

と利用者の対応をします。
これは休憩と呼べるものではありません。

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◆休憩時間が1時間取れない場合は残業扱い

「うちは超過勤務には残業代を出してくれている」
「サビ残はほぼ無いのでブラックではない」

という人もいらっしゃることでしょう。
しかし、休憩は利用者と関わらない場所で
キッチリ1時間取れていますか?
通常、9時間拘束で1時間の休憩があって8時間労働となります。
介護現場で利用者の生活スペースや
利用者と関わる場所での休憩は休憩と言えませんし、
キッチリ1時間取れない場合は、
本来『時間外手当』が発生すべきなのです。
休憩が取れていないのに、
残業代を貰っていない場合は、
『サービス残業(サビ残)』
ということになります。
今まで自分は
・ちゃんと残業代は請求している
・残業手当をつけてもらっている
・サービス残業はしない主義だ

と思っていても、
キッチリ1時間、利用者と関わらない場所で休憩を取れていない場合、
知らぬ間にサービス残業の闇に飲み込まれていることになります。
「今までサビ残しているつもりはなかったけど休憩が取れていない」
「休憩は利用者のいる場所で見守りや対応をしながら取っていた」

そういう人は、知らず知らずのうちに
・介護業界の毒に侵されている
・通常の感覚が麻痺している
・自己犠牲を強いられている

ということになります。
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◆休憩時間分の時間外手当は請求しにくい

休憩を取れていない場合も
『超過勤務』
という扱いになるので時間外手当は支給しなければなりません。
しかし、それを会社に言っても大体の場合渋ります。
「休憩はちゃんと取ってくれればいいよ」
「空いた時間で休憩出来るでしょ」

と言って、休憩を取ることを勧めてきます。
ありがたいお言葉のようですが、それには裏があります。

使用者は、労働者に対して、労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与える義務を負っています(労働基準法34条1項)。

労働基準法に上記の規定があり、
使用者(会社)は労働者に対して必ず1時間の休憩を与えなければならない『義務』があるのです。
労基法によって義務が課せられている会社としては、『休憩に残業手当をつける』という行為はどうしても避けなければならないのです。
36(サブロク)協定の締結によって
時間外勤務は手当をつけることで可能になりますが、
『休憩時間を削る時間外』
というのは世間体や労基署から見ても
『明らかにブラック』
という印象を与えてしまうので避けたいのが本心と言えます。

◆「休憩取りなさい」と言われても取れない環境

「休憩を取りなさい」
と言ってくれるのはいいですが、
介護現場では実際問題、
休憩を取れない現実があります。
・人員不足
・複数の利用者の突発的な行動
・休憩をしていても呼び出される

それらを無視して1時間の休憩を取っていれば
利用者が失禁し
転倒し
玄関から外へ出て行き
重大な事故にも繋がりかねません。
良い言い方をすれば
『介護職員の自己犠牲でそれを未然に防いでいる』のですが、
実際のところは、
『事故が起これば更に仕事が増え時間内に帰れない可能性がある』
という自己犠牲なのです。
その現状がわかっていても、
会社も業界も国も知らぬ顔をしています。
現場の最前線で戦っている介護職員は、
・休憩が取りたくても取れず
・休憩時間に時間外手当も貰えず

自己犠牲を払うしかない状況にいるのです。
まだまだ介護業界は
『介護職員の犠牲の上に成り立っている』
と言えます。


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コメント

  1. デイちゃん より:

    私が昔行ってた施設は、派遣だったってこともあって、老健や特養は、休憩時間はきっちり1時間ありました。
    で、有料やグルホは、昼食を利用者さんと一緒に食べるんですが、その時間とは別に1時間休憩がありましたね。
    食事の時間て、介助も必要だし、誤嚥とか事故が起きる可能性も高いじゃないですか。
    なのに、その時間帯でスタッフも休憩を回すから、人が足りない・・となって、スタッフも休憩しながら見守りしてねってなっちゃってると思うんですよ。
    なので、利用者さんの食事の時間を11:30~12:30とかにして、その間スタッフはみんないて、配膳・食事介助・口腔ケアなど全部済ませてから、12:30からスタッフが1時間ずつ交代で休憩するとかすれば、いいような気がします。
    が、実際は午前の入浴が終わらなかったりして、食事の時間が後ろにずれこむ方が多い気がしますが・・・。
    あと、行事の時とか、なべとかバイキングをするんですが、配膳だの食介だの、食事の時間帯ってスタッフがたくさん必要なのに、スタッフの休憩も回してくださいとかなってて、パートの人でも休憩にほとんどいけないってパターンが多いですね。
    しかもスタッフはほとんど食べれてないのに、食事代はきっちり取られたり。
    そういうのもあるので、私は行事の時は、午前中だけの勤務にしています。で、介助のため残ったらきっちり残業をつけ、利用者の介助に集中するため自分は食べないので食事代は払わない。
    あと、夜勤も、休憩4時間とかで、労働時間から減らされてるところが多いと思います。実際は休む暇なんてないのに。
    そっちも、正味の労働時間分給料払うとか、ちゃんとしてほしいですよね。

  2. アングラー より:

    自分のところは日勤の時は8:30〜17:30までの勤務で、休憩は食事の時間で15分休憩してると見なされて実際は45分です。食事の時間は食介しながらの事が多いから休憩でもなんでもないですが。

  3. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    昼食を見守りしながら食べて、それ以外に1時間の休憩があるとはホワイト中のホワイトではないですか^^
    人員に余裕がないとなかなか休憩できないですよね。
    「労基署に通報」という手で解決できるならきっと介護業界はもっと良くなっているか、潰れているかのどちらかですよね。
    現状のまま変わっていないということは…どういう原因が考えられるのでしょうね。

  4. 山嵐 より:

    >アングラーさん
    食事介助しながらの昼食は休憩でもなんでもないですよね。
    やはりどこの事業所でもあるあるなんですねぇ。

  5. まっちゃん より:

    はじめまして。わたしは介護からセラピストになりましたが、セラピストでも以前デイケアでは利用者と一緒に食べる、というのが決まりでした。それは食事評価を兼ねてということなんですが、その時間は休憩時間でもあったんです、おかしいですよね。介護のときには3,4人まとめて食介しつつ自分も食事、みたいなこともあって。でも今は誰が忙しそうにしていようと何と言われようと1時間きっちり休憩をとっています。30分しかとれなくてもあとで30分とっています。そうではないひともいるようですが、わたしはわたしと思っています。

  6. 山嵐 より:

    >まっちゃんさん
    はじめまして、こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    やはりどこもそういう状況があるのですね><
    法律で休憩時間は定められているんですから、何の気兼ねなく休憩するべきですよね。
    間違ってないです^^