戦争を知らない利用者たち

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ひと昔前に
『戦争を知らない子供たち』
という楽曲が流行った。
1970年発表の歌だから、知らない人もいるかもしれない。
私もまだ生まれていないが、歌は知っている。

「戦争を知らない子供たち」
北山修作詞・杉田二郎作曲
戦争が終わって 僕等は生れた
戦争を知らずに 僕等は育った
おとなになって 歩き始める
平和の歌を くちずさみながら
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ
若すぎるからと 許されないなら
髪の毛が長いと 許されないなら
今の私に 残っているのは
涙をこらえて 歌うことだけさ
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ
青空が好きで 花びらが好きで
いつでも笑顔の すてきな人なら
誰でも一緒に 歩いてゆこうよ
きれいな夕日が 輝く小道を
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ
戦争を知らない 子供たちさ

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◆戦争を知らない利用者も増えてきた

湾岸戦争とかは別として、
もちろん、私も戦争を知らない。
終戦が1945年だから、
今年(2017年)現在で、72歳以上の人は戦争を知らないことになる。
しかし、物心つく年代で
戦争に出兵したり徴兵されたり
それを見送ったり待ち続けたり
戦争のことを鮮明に覚えているのは当時15歳以上だとすると、72歳に15年を足して87歳以上の人となる。
介護施設には87歳以上の利用者は大勢いるが、
徐々に割合は70代や80代前半の利用者も増えてきている。
そうなると、
利用者も戦争を知らなかったり
記憶に残っていなかったりすることが多い。
そして今後益々、そうなっていくだろう。
2025年には団塊の世代の人達が
後期高齢者(75歳以上)となり、
超高齢社会へと突入する。
政府の発表では、
2025年までに介護職員が約38万人不足しているという。
【参考記事】
介護職員が2025年に向けて未だ37.7万人も不足している理由とは?

◆時代も変わっていく

『戦争を知らない利用者が増えていく。だから何?』
ということだが、
高齢者との話題や昔話を聞く時に
『戦争の話』
を聞くことが多かった。
もちろん、本人が話したくない時は別だが、
戦争を体験した生身の人間から聞く話は、
やはり新鮮で詳細で生々しく生きる力も感じた。
そんな話を聞くのが好きだった私は、
今後そういう話が聞けなくなってしまうのは
少し淋しく感じてしまうのだ。
あくまで私の個人的な主観だ。
今の70代や80代前半の利用者からは
戦時中の話を聞くことは少なくなったが、
終戦直後の貧しい生活の話や
「田んぼで牛を引いていて蹴られた」
「妊娠しても力仕事をしていた」

などの話を聞くと本当に大変な時代だったんだなと思う。
そんな時代を生きて来られた高齢者を尊敬している。
今後、団塊の世代の人達が利用者となる日にはどういう話が聞けるだろうか、想像してみた。
「バブルの頃はお金の使い道に困った」
「残業をちょっとしたら月給50万くらいあった」
「バブルで土地を転がしたら簡単に儲かった」

その後、バブルが弾けて大変なこともあっただろうが、
利用者の話題も時代とともに変わっていくのだろう。
今はレクで軍歌や演歌や民謡を歌ったりするが、
歌謡曲やフォークソングやニューミュージックやロックやR&Bなどが主流になる時代もそう遠くないのかもしれない。


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コメント

  1. 現役保険営業マン より:

    こんばんは。
    団塊の世代の方たちが要介護となると、スポーツの話題は「大鵬、巨人V9、長嶋茂雄、王貞治、村山実、江夏豊の9連続三振…」等レジェンドばかりになりますね。
    私を含む1970年代のベビーブーマーが要介護となると、「ファミコン、スーパーファミコン、ドラクエ、ファイナルファンタジー、失われた20年、オウム真理教によるサリンテロ、阪神淡路大震災、東日本大震災、野茂英雄、イチロー…」といった話題になることでしょう。

  2. 山嵐 より:

    >現役保険営業マンさん
    こんばんは~
    なるほど、確かに色々流行りましたね^^
    懐かしい(笑)