介護施設に多い「不毛な会議」の謎をわかりやすく解説します

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私が介護業界に飛び込んできてから
感じていた疑問のひとつに
『会議が多い業界だな』
しかも
『不毛な会議が多いなぁ』
と感じていました。

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◆どんな会議がある?

職種や肩書きによって参加する会議は異なりますが
・幹部会議
・合同業務連絡検討会議
・業務連絡検討会議
・入所判定会議
・全体会議
・リーダー会議
・ユニット会議

・フロア会議
・居宅調整会議
・安全衛生会議
・リスクマネジメント会議
・褥瘡対策会議
・感染症対策会議
・ケース会議
・サービス担当者会議(略称:サ担、担会)

等々、事業所によって名称が異なるものもあるかと思いますが、多種多様な会議が存在します。

もちろん利用者の介護をする上で必要な会議もありますが、明らかに『不毛な会議』が存在します。

◆不毛な会議とは?

そもそも会議とは、
問題や議題について
・意見を出し合う
・今後の対応を検討する
・検討した上で方針を決定する

という目的があるはずです。

そういう意味のある会議なら良いのですが
・ただの連絡事項の伝達
・意見を乞うだけで検討も対応しない
・とりあえず形だけ

という無意味で無駄な会議がいくつも存在します。

その代表格が
『全体会議』や『リーダー会議』です。

◆何故、不毛な会議なのか

何故、介護事業所で開催されている「全体会議やリーダー会議は不毛」と言い切れるのでしょうか。

その理由を書きたいと思います。

不毛な理由①

現場の人員不足を尻目に
毎月会議が開催されるわけですが、
『一方通行な連絡の場』
になってしまっています。

それなら、わざわざ現場を手薄にしてまでやる必要はなく、
『連絡事項を書いた紙を回覧』
すれば足ります。

現場では利用者がトイレの訴えをしても
「ちょっと待って下さい」
と言わざるを得ない状況です。

「それはスピーチロックになるから言ってはいけない」
などという高尚なことは現場を見てから言って欲しいものです。

利用者に迷惑を掛けてまでやらないといけない会議でしょうか?
全くもって不毛な時間だと言えます。

不毛な理由②

シフトも会議開催日に合わせて出勤者を集めるので、他の日にしわ寄せが発生してしまうデメリットがあります。

人員不足の日々の状況の中で、
『利用者のため』ではなく『会議のため』
に勤務を調整せねばなりません。

これでは
利用者のために会議をするのか
会議のために利用者をケアするのか
本末転倒
と言えます。

不毛な理由③

会議出席者は順番に議事録を作成せねばならず、その時間も現場業務を圧迫します。
ただでさえ時間がなく
利用者の介護もままならないのに
不毛な会議の議事録を作成するという不毛な作業が増えてしまいます。

不毛な理由④

リーダー会議にありがちなのですが、
『ただの意見泥棒・意見乞食』
になっています。

「リーダーの意見を下さい」
「リーダーなのだから意見を出して下さい」
「リーダーの意見を参考にします」

と言われて忌憚のない意見を出しても
「参考にさせて頂きます」
「また上の人間と検討します」

で終わってしまい
いつまで経っても結論どころか進展しません。

そうなると毎月同じ意見を言ったり
進捗状況を聞いたりするわけですが、
「その話はまだ進んでいません」
「また改めて検討しておきます」
「検討した結果、難しいです」

などという返事しか返ってこず
意見を取られるだけ取られて
全く無意味で不毛な時間になるのです。

これではもう意見を言う気にはなりませんし、出席することさえ不毛に感じてしまいます

意見を取るだけ取って
何の解決も改善もしないのなら
『意見泥棒の場』
と言っても過言ではないでしょう。

◆永遠のテーマ「人員不足」

リーダー会議の場でよく出る意見が
「人員不足をどうにかして欲しい」
「ユニットに人員の補充が欲しい」

という内容です。

こればっかりは何十回、何百回言っても解決しません。
なんせ『万年、人材不足』なのです。

現状では
『解決しないから放置されている』
状態です。

「就職フェアに参加して努力している」
「人が入ってこないんだから仕方がないじゃないか」
「どんどん職員が辞めていくんだから仕方がないじゃないか」

という不毛なやりとりばかりです。

問題は
・何故、人が入ってこないのか?
・何故、職員が辞めていくのか?
・人員不足の現状をどう受け止めどう対策するのか?

ということを突き詰めて考える必要があるのではないでしょうか。

「どうしようもないから、今いる職員で何とか耐えよう」
という答えしか出せない上司ばかりでは、100年経っても1000年経っても人員不足は解決しないことでしょう。

そして馬鹿げた不毛な会議は今日も続くのです。

コメント

  1. デイちゃん より:

    「人員不足が解消するまで、会議はいっさいやめる」ってことにすればいいんじゃないですか?
    で、「人手不足が解消するまで、管理職も現場に入る」ってことにすればいいと思います。
    そもそも会議で顔つき合わせて話さなきゃいけないことってありますか?
    しかもこんな昼の日中にさ~、座って無駄話してる暇あるなら、お前らも現場に出ろよ。
    数字を確認するだけなら、パソコン上でできるんだし。
    その数字を見て部下を叱咤激励するんだったらさ、しれっと評価下げて給料やボーナス下げたらいいんじゃない?
    売り上げが~って言うなら、会議やめて、会議に参加してる管理者全員がサービスに出ればいいのに。売り上げがぐ~んと上がるよ?
    しかも遠い拠点から時間と交通費かけて集まってさ~。常勤会議、管理職会議、通所会議、ナース会議、いったい何回会議すれば気が済むんだい?
    そんなに会議が好きなのかい?
    バカだねえ。そんなんだから赤字になるんだよ。
    で、赤字になるから現場の人員を削れって・・・本末転倒すぎでしょーよ。
    まあ上の奴らがやってるアホウなことをいちいち指摘してたら、きりがないから。
    私はもう何も言わないことにしています。
    で、上の奴らがパワハラ的に上からものを言ってきたら、フル無視。
    次の日に、大量に有給の届を出しますね。(笑)

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    介護業界の上の人達って本当会議が好きですよね。
    普段、喋る相手がいないから会議の場でこれみよがしに喋りたいんでしょうね。
    本当、不毛な時間です。

  3. primex64 より:

    無駄な会議が増えてくると、組織、企業の寿命が来ていると言われます。会議のための会議、不毛で結論が出ないお茶会のようなお喋りだけの会議、アリバイ作りの会議が増えたら要注意です。

  4. 山嵐 より:

    >primex64さん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます(*^^*)
    正に介護業界の会議そのものですね。
    皆、現場スタッフは疲弊しています。

  5. 管理職 より:

    くだらない事を話していると勝手な想像するよりも、あなたが出世して、無くせば良いのでは??
    確かに、介護は、人員不足、月給も安い…
    現在の待遇を改善したければ、自分が上司になり対処すれば良い。
    出世し、売り上げ管理や、運営を自分自身で行うと、介護保険制度での限界がある事が理解出来、他人のせいにしているスタッフのワガママがいかに幼稚な発想なのか痛感するでしょう…
    現場を良くしようと、出世する為に色々勉強し管理職となり、私は、痛感した。
    文句を言うのは、簡単。
    それを変える為の努力にどれだけ労力が必要か

  6. 山嵐 より:

    >管理職さん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    「自分が上司になり対処すれば良い」ということですが、今の介護業界や各事業所に明確な出世コースやキャリアパスが整備されているでしょうか。
    どんなに勉強しようが努力を重ねようが出世どころか報われることがないのが介護業界の闇ではないかと思っています。
    もちろん、出世できなくても知識や経験を積み職能を磨くことは自分のためにはなると思いますが。
    そして部下を評価する立場の人たちが「スタッフのワガママ」「幼稚な発想」「文句や愚痴」だのと言って聞く耳を持たなかったり切り捨ててしまう人が多いのも今の介護業界の現状だと思います。
    介護現場を良くしようとするのなら、まずは現場の声を拾い上げる力量を持って欲しいと思います。
    管理職業務も色々大変でしょうが、現場を良くできるよう頑張って下さい。