京都府の特養で虐待、改善勧告「17人の利用者が被害か」骨折も

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やはりどんどんこういう事件が発生します。
『京都府の特別養護老人ホーム(特養)で利用者17人が複数の職員から虐待を受けていた疑いがある』
というニュースです。

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◆ニュース概要

特養で虐待、17人被害か 京都府が改善勧告、骨折も
京都府宮津市由良の特別養護老人ホーム「安寿の里」で、複数の職員が入所者を虐待していた疑いがあるとして、京都府が16日、同施設を運営している社会福祉法人香南会(高知県香南市)に改善勧告を出した。
 府によると、90代の入所者が骨折するなど計17人が虐待を受けた疑いがあるという。
【引用元】京都新聞 2/16(金) 16:38配信

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◆「やはりどんどん」と書いた意味

冒頭で
「やはりどんどんこういう事件が発生します。」
と書きました。
・介護職員の待遇が悪いから
・介護職員の給料が安いから

という原因もあるかとは思いますが
そんなことで虐待をする理由にはなりません。
詳しくは『『介護老人保健施設で3人死亡、2人入院』これは既に事件と言っても過言じゃない』の記事に書いていますのでご参照下さい。
そういった状況が改善されない限り、
「今後もこういった介護施設での虐待事件は続くだろう」
と考えています。

◆「虐待の疑い」で改善勧告

「疑い」ということですから、はっきりと虐待があったと明言はされていません。
しかし「改善勧告」が出されていることから
「限りなく黒に近いグレー」
ということが窺い知れます。
「複数の職員」
「17人の利用者」
「骨折している利用者もいる」

という時点で相当大規模な虐待です。
「これは相当重い処分だろうな」
と思われるかもしれませんが
【介護業界の闇】のど元過ぎれば熱さを忘れる行政処分の闇
で書いたように
ある程度体裁を整えて書類(報告書等)を完璧に仕上げれば許されてしまう処分なのです。
要は『トカゲのシッポ切り』です。

◆ニュース続報

京都特養17人被害か 虐待認定でも「でっちあげ」
京都府は16日、同府宮津市の特別養護老人ホーム「安寿の里」で入所者17人に不審な骨折やあざが見つかり、うち90代の女性入所者への虐待を認定、70~100代の16人にも虐待の可能性があるとして、運営する高知県香南市の社会福祉法人香南会に改善勧告を出したと発表した。府によると、宮津市が京都府警に既に通報。府は暴行容疑や傷害容疑での告発を検討している。
 京都府などによると、安寿の里は15年開設。入所定員は80人。香南会の橋本信一理事長は取材に「骨折などの事故はあったので内部調査をしたが、虐待の事実はない。でっちあげではないか」と話した。
【引用元】日刊スポーツ 2018年2月17日10時5分

『宮津市が京都府警に既に通報。府は暴行容疑や傷害容疑での告発を検討』
とあるのに対し
『橋本信一理事長は取材に「骨折などの事故はあったので内部調査をしたが、虐待の事実はない。でっちあげではないか」』
という強気の姿勢を示しています。
こうなった場合、
色々とこじれてきますが
真実はひとつです。
介護施設というのは非常に閉鎖的な空間なので、
『証拠不十分で不起訴』
という結末も当然考えられます。
「防犯カメラや監視カメラを設置すべきだ」
という声もあるかもしれませんが
【2017年8月25日配信】老健『それいゆ』解明進まずの報道から読み取る新事実
の記事に書いている通り私は反対です。
この監視カメラ反対記事に補足をするならば、
「少々お待ち下さい」
という台詞さえ
『スピーチロック(言葉の拘束)』
と言われる摩訶不思議な介護業界で
カメラなんか設置されたら益々働きづらくなってしまいます。
話しを戻します。
通報者が誰でどんな形で通報したのか知りたいところですが、真実が明らかにされることを願っております。


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コメント

  1. primex64 より:

    こういった事件が後を絶ちませんね。
    今回、施設側は「でっち上げ」ということなんですが、認めたがらないという事なんでしょうか? それとも本当にでっち上げ??

  2. 山嵐 より:

    >primex64さん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    介護施設って本当閉鎖的な空間なので、証拠がつかみにくいのも確かなんです。
    被害者の利用者も認知症だったら、いつ誰に何をされたか覚えていない場合があります。
    今回の場合、関与したであろう職員と周りの職員がどういう発言をするのかで左右されると思います。