介護記録の書き方「頻度や時間や距離を表す言葉」には数字を使おう

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介護職員は度々、利用者の記録を書きます。
最近は紙に手書きする事業所は少なくなってきており、パソコン入力が殆どではないでしょうか。
タブレット等の端末で関係各位に情報が共有できるシステムを取り入れている事業所もあります。
記録や情報を共有する上で、意識したいのが
「頻度や時間や距離を表す言葉には数字を使う」
ということです。

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◆頻度や時間や距離を表す言葉とは

冒頭で私も早速使ってしまっていますが
「度々」
「殆ど」
「時々」
「時折」
「頻繁」
「頻回」
「短時間」
「長時間」
「短距離」
「長距離」
「少し」
「沢山」

などです。
記録等を書くときに
「頻繁にトイレに行かれています」
などと書いていませんか?
これらの言葉は人によって受け取り方や解釈やイメージが異なってくるので、「情報を共有する」という目的がある場合はあまり望ましいとは言えません。
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◆人によって受け取り方が違う?

あなたは「頻繁」と聞いてどれくらいの回数や頻度をイメージするでしょうか?

・1年に10回以上
・半年に10回以上
・1ヶ月に10回以上
・10日に10回以上
・3日に10回以上
・1日に10回以上
・半日に10回以上
・3時間に10回以上
・1時間に10回以上
・30分に10回以上

どれも頻繁と言われれば頻度です。
しかし、
「1年に10回」と「30分に10回」では雲泥の差があります。
このように、個人個人で受け取り方が違ってくると
『正しい情報を伝えられない』
ということになりかねません。
ですから
「頻繁にトイレに行かれています」
ではなく
「30分に10回トイレに行かれています」
という書き方が望ましいと言えます。
余談ですが
さすがに30分で10回もトイレに行く利用者には会ったことがありません。
でも1時間に5~6回トイレに行く利用者は時々見ます。
おっと「時々」という言葉を使ってしまいました。
正確に言うと「1年に1回くらいの頻度」で見掛けます。

◆もっと言うと

数字の話から離れてしまいますが、「介護記録」を書く時は
・言われたまま
・されたまま
・ありのまま

を具体的に書くようにしましょう。
例えば
「暴言を吐かれた」→「『この世から消えてなくなってしまえ』と言われた」
「暴力を振るわれた」→「杖を振り回し職員の頭を叩かれた」
「意味不明なことを言われていた」→「『私は神の使いだ』と言われていた」
「セクハラ行為をされていた」→「女性職員の胸やお尻を触られていた」

などになります。
介護職員の書く記録は、
・ケアプラン
・リハビリテーション

などの資料にもなります。
「良い介護は良い記録から生まれる」
と言っても過言ではありません。


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コメント

  1. primex64 より:

    おっしゃる通り、事象を伝える・記録するときは可能な限り客観的、定量的な状態、あるいは計測可能な数値をファクトを用いるべきです。そして、後からの言った言わない、情緒的で不毛な論争を防ぐべきです。

  2. 山嵐 より:

    >primex64さん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    そうですね、是非押さえておきたい情報伝達方法ですね^^

  3. デイちゃん より:

    そうなんですよ。
    そもそも介護認定って、どんな介助をどのくらいの頻度で行ってるか?で、介護に要する時間を積算して出すじゃないですか。
    なので、その方の状態を知るためにも、「1時間に3回はトイレに行くのだけど、行くたびに下衣の上げ下ろしを介助していて、3回中1回程度はパッドに失禁されているのでパッドを交換している」などの具体的な記録が必要ですよね。
    私のデイの、スマホばかりしてたサボりおばさんは、とうとう首になることになりましたが、認知症のじいさんスタッフ(齢67歳)はまだいます。(笑)
    そのじいさんスタッフ、毎日失敗ばかり、トラブルばかり。でも認知症なので、自分がした失敗を覚えていない。
    「今日の転倒事故、報告書書いてください」と言うと、「そんなことしてないよ!」だって。
    で、「この利用者さんは〇〇するって、この前のミーティングで言いましたよね?」と言うと、「そんなこと聞いてないよ!」だって。
    聞いてないですんだら、警察いらねえよ。
    でもそのじいさんスタッフが、とにかくトラブル、事故を起こすので、記録はさらさら~っと書けるんですよね。いいことじゃないけど。
    今日も、利用者さんが来所したら、義歯が入ってなくて。「え?入れ歯は?」って聞いたら、じいさんスタッフが「知らないよ!」。
    で、運転手に取りにいってもらいましたけど。
    あと、認知症でいつもトラブルをおこす利用者さんがいて、こまめに声をかければいいんだけど、じいさんスタッフはしない、できない。で案の定、利用者さん同士けんかになって、そのけんかがうるさいと他の利用者さんも不穏になった。でもじいさんスタッフは何もしない、できない。で、けんかしてる利用者さんにイラついて、「あんたがまちがっとる!」「そんなことで怒るな!」とか怒鳴ってるし・・・。そんなスタッフ、無理だ。(笑)
    でも、そのことも記録にさらさらと書きましたよ。
    トラブルとかないと、書くことないな~って時もあるから。
    じいさんスタッフが何かトラブル起こすたびに、「あいつ使えねえな」って思うんじゃなくて、「記録のネタを提供してくれてありがとう」と思うことにします。(笑)

  4. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    色々なスタッフがいますね。
    人によって向き不向きがありますから、何かひとつ秀でているものがあれば適材適所で専念してもらえるのですがね。