多床棟特養へ異動になった3人の介護職員の現在は?

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以前、私の勤務する法人が経営している
『多床棟特養』
についての記事を書きました。
私の勤務するユニット型特養から
3人ずつトレードする形で
異動が行われたのですが
多床棟特養へ異動になった3人の現在について書きたいと思います。
全員男性なので
A君、B君、C君という形でご紹介します。
【参考記事】
『下には下がある』劣悪な介護施設の実態とは?

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◆A君の現在

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A君は異動して早々、
多床棟特養の現実と劣悪さに耐えきれず
「辞めたい、いや、辞める」
と言っていました。
その後、上司や施設長に直接「退職の意」を伝え交渉していたようですが、以前の記事に書いたように「猛烈な引き留め行為」に遭い苦戦していたようです。
昨年の8月いっぱいで退職が決定していたようですが、その引き留め内容はだんだん意味不明な内容になっていったようで、余計に辞める意志を固めたようです。
例えば
「施設の畑で採れた大根を食べなさい。美味しいからまた元気になって働けるはず」
などということを言われ始めたようです。
よくわからない引き留め工作も失敗し、A君は退職することになりました。
実は先日、飲み会に誘いお酒を酌み交わしながら色々話しを聞くことができました。
現在は、他の施設のユニット型特養に勤務しているようです。
まだ勤め始めて日が浅いので
詳しいことはわからないようですが、
私の今いるユニット型特養と比べると
【給与面】やや下がる
【夜勤手当】1回5000円
【人員配置】満たしている
【残業等】今の所、なし
【人間関係】今の所、問題なし
【レクや行事】殆どしない

という感じのようです。
給料が多少下がっても働きやすい環境を求めるなら良い待遇と言えるのかもしれません。
ひとつ気になったのは、「人員が足りているのにレクや行事が殆どない」という部分でしょうか。
人員不足なのに無理矢理レクや行事をする必要はないと思いますが、
「足りているならやればいいのに」
とは思いました。

◆B君の現在

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B君は出世欲が強く、感情の起伏も激しい性格でした。
異動の際に幹部から耳打ちされた

・幹部候補として多床棟ケアも勉強して欲しい
・期待しているからこその異動なのだ
・住めば都というじゃないか

という内容を最後まで信じていた一人です。
しかし異動してから2年近くが経過するのに、昇格や出世どころか、介護リーダーにさえなれませんでした。
多床棟施設なので「ユニットリーダー」というポストはありませんが、
・介護リーダー
・介護主任
・介護係長
・介護課長

という役職(ポスト)が新設され
それぞれ、以前から多床棟特養に勤務していた職員が就任しました。
ひとつ驚いた人事だったのは、
「介護係長という役職に就いたのが現場経験のない生活相談員だった」
ことです。
その人事の裏には
・従順な職員
・文句を言わない職員
・可愛がっている職員
・ひいき目

がある事が透けて見えます。
こういった人事は現場スタッフの反感を買いかねません。
もちろん、純粋で出世欲の強いB君も例外ではありません。
とうとう、今月3月いっぱいで退職することになったようです。
A君は何度も引き留められたのに対し、B君は引き留めが無かったようです。
それはB君の最近の言動や行動に問題があったからのようです。
・出勤しても不機嫌
・他職員(同僚、上司構わず)のミスがあれば責める
・投げやりな言動や行動をする

ということが続いており、周囲が手を焼いていたようです。
そういう言動や行動はよくないにしても、
・会社への不信感が募った
・約束を裏切られた
・気持ちを踏みにじられた

というスイッチがあったのは事実です。
元々、感情の起伏の激しい性格ではありましたが、
「わざわざそのスイッチを押したのは事業所である」
ということは申し添えておきます。
出来ない約束や不確実な約束はするものではないですね。
経営者や幹部という立場の人間なら尚更です。
そんな状況だったので、会社はB君の辞意をすんなりと受け入れたようです。
そのB君は、
4月から公立病院の看護助手
として働くようです。
看護助手も一種の介護職員ですが、
私の勤務しているユニット型特養との違いは
【制度】医療保険制度
【対象者】主に入院患者
【業務内容】看護師の補助
【身分】公立病院なので準公務員
【給与面】やや下がる
【退職金】ひょっとしたら多いのかもしれないが不明
【人間関係】不明
【その他職場環境】不明

B君もまだ勤務をしていないので、現在私が知り得る情報になります。
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◆C君の現在

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C君は非常に大人しい性格です。
しかし彼の情報網は凄いです。
研修に行っても隣の席やグループのメンバーとの連絡交換を欠かしません。
わからない事や知りたい情報を彼に聞くと、何でも半日以内に返事が返ってきます。
その反面、口も堅いので
秘匿性の高い情報は教えてくれません。
そんなC君ですが、
未だ劣悪な多床棟特養に勤務しています。
もちろん、昇格も出世もしていません。
「辞めたい気持ちはあります」
「いや~限界が近いですね」

等の発言はありますが辞める気配はありません。
謎多き人物と言えます。

◆まとめ

異動していった3人のうち2人が退職することになりました。
どう考えても、
「この人事異動は失敗だった」
と言えます。
しかし、幹部は失敗を認めません。
自らの方針を否定することになるからです。
しかし、自らの方針、自らの手で貴重な介護職員を退職に追い詰めておきながら
「職員が足りない」
「人が入ってこない」
「職員が辞めていく」

と嘆いてばかりいるのですから滑稽です。
まずは自らの無能さを認めることから始める必要があります。


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コメント

  1. デイちゃん より:

    こんにちは。
    スタッフは減ることはあっても、増えることはないですね。
    私のデイも、準看になる介護スタッフがやめ、管理者のお友達の事務員が大嫌いな厨房スタッフがやめ、ヘルプに入ってた福祉用具の人が福祉用具専任になるので、スタッフがさらに減ります。
    新人は二人入ったんだけど、いつまでいるのか、どこまで仕事ができるようになるか、わからないし。
    管理者は、「現場スタッフが経営について学ぶ」とかいう本社がやってるわけのわかんない研修に参加してたけど、「もう無理です」と断ったらしい。
    そうそう、そんなくだらない研修に参加してたって、何にもならないからさ~。
    時間の無駄。
    サービス業は現場のサービスからしかお金は入ってこないから。
    早めに気づいてよかったね。あんな研修、最後まで参加してたら、現場が崩壊して結局自分が困るからね。
    今でも人が足らなくて、配置基準は毎日バツばかりついてる。
    で、常勤がいるんだけど、「休日出勤」てことで、超過勤務することになったらしい。
    ま、4月からはさらに人がいなくなるから、管理者が死ぬほど現場に入りつつ、常勤さんの超過勤務も増えるとは思います。
    私?
    私はちょっと勤務減らしめですね。
    だって、増やしたら、私以外は新人と認知症のじいさんスタッフだけしかいないとか、とんでもないシフトにされて、あなたが責任もって回してね~とか言われるからさ。
    そうできないように勤務希望出しましたね。
    あとは常勤さんがどこまでもつのかな?って感じですね。

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    どこの事業所も同じような状況でしょうね。
    現場職員の自己犠牲でなんとか首の皮一枚で繋がる綱渡りを継続させていくのが介護業界の非常識な常識なのです。