【金沢市】生活保護を打ち切られた33歳の男が市職員4人を刺傷させ逮捕

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生活保護を打ち切られた33歳の男性が、金沢市役所で刃物を持って暴れ、市職員4人が刺傷し、その後逮捕された、という事件です。

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◆ニュース概要

逮捕の男「職員なら誰でも」 金沢市役所4人刺傷
金沢市役所で職員4人が刺された事件で、逮捕された男が「市の職員なら誰でもよかった」と供述していることが分かりました。
 金沢市の無職・高畑潤一容疑者(33)は14日、金沢市役所で職員4人が刺された事件で銃刀法違反の疑いで逮捕され、16日朝に送検されました。警察の調べに対して高畑容疑者は「市の職員なら誰でもよかった」と供述していることが分かりました。捜査関係者によりますと、高畑容疑者は去年、生活保護を打ち切られ、再び受けられるよう市役所に相談していたということです。警察は高畑容疑者が市の対応に不満を持って計画的に犯行に及んだものとみて、近く殺人未遂の疑いで再逮捕する方針です。
【引用元】テレビ朝日系(ANN) 3/16(金) 11:54配信

【発生日時】2018年3月14日午後
【発生場所】金沢市役所
【容疑者】金沢市在住 33歳無職男性
【被害者】金沢市職員 男女4人
【容疑】銃刀法違反→殺人未遂
【動機】生活保護を打ち切られ、市職員の対応に不満があった
容疑者は犯行後に市役所内の
『5階→3階→7階』と逃げ回ったあとに逮捕された
ということです。

◆犯罪行為はいけない

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生活保護の減額や打ち切りの要件が厳しくなってきています。
そのことに対しては賛否両論ありますが、受給者にしてみれば死活問題になります。
しかしどちらにしても
『犯罪行為は絶対にいけません』
介護事件でもそうですが
・現状に不満がある
・耐えきれない状況にある
・切羽詰まった状況がある
・今後の自分の人生に不安しかない

という窮地に追い込まれると犯罪の発生率が上がるのは世の常です。
例えそういう状況になったとしても
「犯罪を犯してはいけない」
ということは誰でもわかることです。
その反面、
「誰でもわかることのはずなのに、それでも犯罪が発生してしまう」
という不文律があります。
色々な人間がいますので、どうしても
・倫理や道徳
・規範や規約
・ルールやマナー
・法律や法令

を守れない人というのが発生します。
感情に任せて犯罪行為に走ってしまっても、行きつく先は
「もっと不幸な世界」
だということが理解できていれば犯罪も減るとは思うのですが、実際は
「感情が止められない」
「今より不幸な状況は考えられない」
「もうどうなってもいい」

という所まで思考が行きついてしまった結果、犯罪が発生するのだろうと思います。
人それぞれ感情の
・スイッチ
・キャパシティ
・ベクトル

が違うので結局は
「こういう人が出てくることはどうしようもないこと」
と言えるのかもしれません。
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◆体力がある印象

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この事件の容疑者が、どういう理由で生活保護を受給していて、どういう理由で打ち切りになったのかはわかりませんが、
「建物内の5階→3階→7階と逃げ回ったあとに逮捕された」
ということから
「それだけ逃げ回れるなら結構、体力あるな」
という印象を受けました。
それだけで判断はできないのは承知の上で
「それだけ体力があるなら働こうよ」
と思ってしまうのは私だけではないはずです。
市職員もそういう部分を見抜いた上での「生活保護打ち切り」だったのかもしれません。
33歳という若さですから、他に「働けない特段の理由」というものがあるとすれば、持病や特定の疾病などでしょうか。
それらがあったかどうかは不明ですが、そこまで生活保護に固執するのは
「働くよりおいしい」
「働くよりお得」

という状況があるのかもしれません。

◆「ヒヤリ」「ハット」した

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先程
「それだけ体力があるなら働こうよ」
と書いていて
「ヒヤリ」「ハット」したことがあります。
万年人材不足の介護業界なら、この容疑者のような人間でも受け入れる事業所は多数あります。
正に「働きたい人間のセーフティネットのような存在なのが介護業界」と言えます。
もしそうなった場合、
「今度は介護現場で事件が起きる可能性が高くなるのでは」
という意味でヒヤリ・ハットしました。
いや既に現状で介護現場はそういう状況です。
誰でもかれでも雇い入れています。
猫の手でも借りたい状況です。
しかし、そういった体質の副作用として
「介護事件や事故の多発」
に繋がっているのも事実です。
もちろん、業界や事業所の
・環境整備や改善
・処遇や待遇の改善

も必須事項なのですが
人材不足を理由に
「資質の無い(低い)人間もどんどん招き入れている状況」
にも歯止めを掛けなければなりません。
介護業界は生活保護の次なるセーフティネットではないのです。


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コメント

  1. うっき より:

    初めまして。
    このブログを見つけて以来、遡って全て読み、以降もほぼ毎日の更新を楽しみにしている者です。
    今回の記事の直接的な感想とはかけ離れてしまいますが、介護士不足は私の地域でもとても深刻で、職員確保が出来ず3月いっぱいで閉鎖される施設も2施設あります。
    人材の確保は厳しい状況です。
    実は私、現在無職の求職中で先日ハローワークの求人で、ある施設を見つけ面接を受け内定を頂けましたが、結果的に辞退することとなってしまいました。
    そこで質問ですが、山嵐様の施設の休日日数は年間何日あり、ひと月の休日日数は何日ありますか?
    私が以前に働いていた介護施設は、年間107日、ひと月9日の休日がありました。
    新たに見つけた施設の求人票にも、年間107日休みと記載されていたため、月9日の休日があると思い込んでしまいました。
    しかしその施設はひと月の休日を時間換算していました。
    日勤帯のみで働く業種(事務職やデイなど)は日中の実労働時間が8時間であるため、月9日休みをとることで年間107日休むことができます。
    しかし夜勤がある入所勤務だと、夜勤時の拘束時間が16時間20分あるにもかかわらず、その中に休憩時間を260分取ることで実労働時間を12時間に抑え、時間換算した結果、月6日休みになってしまうシステムなのだそうです。(基本給はデイも事務所も入所も同じです)
    それもこれも人材確保が難しいばかりでなく、人件費を抑えるための施設トップのいやらしい、法の抜け道をついた作戦のような気がしたし、同じような給与でも夜勤があって休日も月9日取れる施設はあります。
    体力的にも精神的にももたない気がしたため就職を辞退しました。
    他の施設ではどうなっているのでしょうか?
    これは介護業界あるあるなのでしょうか?
    職場にいても休憩多くとって休み扱いだなんて、それはおかしいと思う私の頭はおかしいのでしょうか?
    この様な施設は介護業界ばかりではないかも知れませんが、資質のある介護職員が少なからず離職してしまい、結果資質の低い人材を招き入れなければならない状況をも作ってしまうのではないかと、ブログを読みながら感じました。

  2. 山嵐 より:

    >うっきさん
    はじめまして、こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    私の事業所も年間休日107日だったと思います。
    月の公休は9日あります。
    ただ、16時間のワンオペ夜勤には休憩というものが存在していないので、実働16時間となります。
    実際に休憩が260分(4時間20分)もあるのでしょうか?
    あったとしても、公休6日は厳しいですよね。
    そういうタイプの施設や勤務体制は初めて聞きました。
    新手の介護あるあるなのでしょうか。
    しかしまぁ、どちらにしても、どこの事業所や施設に転職しても、こっちが立てばあちらが立たず状態で、どこか何かを犠牲にしないとならない労働環境ばかりでは正直イヤになってしまいますね。
    「三方良し」を求めることは普通のことだと思いますし、うっきさんがおかしいわけではなく介護業界が完全におかしいと言えます。
    そういった部分を改善せずに「人員不足だ」などと嘆いている事業所が多いので、本当滑稽に思っています。