【ニュース】Sアミーユ3人転落死事件「死刑判決」横浜地裁

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【ニュース】Sアミーユ3人転落死事件で死刑求刑「残虐な連続殺人」』で書いた記事の続報になります。
昨日(2018年3月22日)午後に横浜地裁で被告に「死刑判決」が下されました。

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◆ニュース概要

今井被告、「死刑」に身じろぎせず=直立し聞き入る―連続転落死
 「被告人を死刑に処する」。
 横浜地裁で22日午後、判決の最後に言い渡された主文を、今井隼人被告(25)は直立したまま、身じろぎもせずに聞き入った。宣告後、表情が乱れることはなく、傍聴席に顔を向けた際にも感情の動きは読み取れなかった。
 ダークグレーのジャケットにベスト、青いネクタイ姿で、髪を短く刈り上げ法廷に現れた今井被告は、被告人席で眼鏡の位置を直すなどやや緊張した様子だった。
 「まるで物でも投げ捨てるようだ」「人間性のかけらもうかがえない」。主文を後回しにした判決理由の説明を、今井被告は椅子にもたれることなく、背中を伸ばしたまま聞いた。
 最後に裁判長が、ひときわ大きな声で死刑を宣告。表情を変えないまま弁護士と短い会話を交わした今井被告は、刑務官に連れられ法廷を後にした。
【引用元】時事通信社 3/22(木) 16:57配信

◆被告は責任能力あり

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前回の記事で争点のひとつだった
「被告の発達障害における責任能力」
ですが
「責任能力あり」
という判断がされた結果かと思われます。
そうなると
「妥当な判決」
と言えるでしょう。

◆死刑判決で終わりではない

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「そうかそうか、やっぱり死刑か」
「残虐非道な事件だった」
「これにて一件落着」

というわけにはいかないと思います。
横浜地裁での判決は第1審ですので、被告が不服申し立てをして「控訴」すれば上級の裁判所で第2審をすることができます。
その控訴した判決に不服があれば更に「上告」をして第3審まで裁判をすることができます。
一般的には
「地方裁判所(家庭裁判所)→高等裁判所→最高裁判所」
という流れになろうかと思います。
ですから、
今回「死刑判決」が出たからと言って、あと2回は裁判をすることが可能となるため「確定判決ではない」ということになります。
この被告が地裁の死刑判決を甘んじて受け入れて終結となる可能性は低く(なんせ自分の命が懸っているのですから)、更に「上訴」することが予想されます。

◆発達障害の人にとって逆風

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被告は「自閉スペクトラム症」と診断されていたようです。
全ての発達障害の人が事件を起こすわけではないですが、こういう事件が発生すると偏見やマイナスイメージが強くなってしまいます。
「発達障害の人は残虐な事件を起こすかもしれない」
「発達障害の人は怖い」
「発達障害の人は何をするかわからない」
「発達障害の人を雇うべきではない」

というイメージを持たれかねません。
介護職員そのものの資質や人間性さえ疑われ始められている中で
発達障害+介護職員=絶対ダメ
という方程式が成り立ちかねません。
そうなると発達障害の人にとっては逆風となります。
「介護業界にいてもらっては困る存在」
というイメージが先行してしまいます。
事業所の適切な判断のもとで、適材適所の配置が求められます。
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◆そもそもサイコパス

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「そもそもサイコパス(精神病質)」
という場合も往々にして考えられます。
現状の敷居の低い業界であるが故に
「サイコパスの存在を事前に察知して、事件を未然に防ぐ努力も必要だったのではないか」
という努力義務の質も問われています。
残念ですがこのままいけば
介護職員≒サイコパス=絶対ダメ
という極論の方程式が成り立ってしまいます。
介護業界にはサイコパス職員が多いのです。
「サイコパス」と言うと、今回のような
「冷酷非道な事件を多発させる存在」
を想像するかもしれませんが実はもっと身近にいます。
サイコパスの最大の特徴は
・常に自分は間違っていないと思い込む
・他者からの指摘や指導を受け入れられない
・自分の責任から逃げ過失を認めない
・自責自省の念を持ち合わせていない

などになります。
今回の事件の被告の言動や立ち振る舞いに当てはまる所が多いと感じます。
そして、見過ごせない問題として書きますが、他にも当てはまるのが介護現場に存在する「キラキラ職員」です。
サイコパスはそういった自分のポリシーが受け入れられない状況に陥った時に、
「陰で自分の邪悪な本性を剥き出しにする存在」
ということが言えます。
キラキラ職員は表面上は
「利用者のために」
ということを言いますが
本質としては
「利用者のことを考えている自分が大好き」
という自己満足の中で生きているのです。
そこまでは良いのですが
・利用者がそれを受け入れなかった時
・他職員が反対意見を出した時
・自分の思い通りにならなかった時

どうしても我慢ができなくなってしまうのです。
つまり
「自分の自己満足のために利用者をスケープゴートにしている」
「反対意見は受け付けない、他者を犠牲にしてでも自分の意見を通したい」

というのがキラキラ職員なのです。
キラキラ職員≒サイコパス=絶対ダメ
という方程式が成り立ちます。
【参考記事】
介護業界は綺麗ごとを言う人が減れば必ず変わる

◆まとめ

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介護現場の環境も待遇も依然として劣悪です。
利用者や家族や上司から受けるストレスは相当なものです。
だからと言って、普通の介護職員はこんな事件は起こしません。
今回の事件は
「職員個人の資質の問題」
であって
「資質の低い職員を多く抱え込んでいる業界の問題」
でもあるかと思います。
どちらにしても、
「介護業界の本質や闇についてもっとメスを入れて膿を出していくことが必要」
ではないでしょうか。


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コメント

  1. デイちゃん より:

    私のデイも、何らかの障害があるようなスタッフばかりなので、他人事ではありませんね。
    前は一応、明らかにおかしい人は退職してもらってたんですよ。
    なのに最近は、「人がいないから」って、明らかにおかしな人も雇ってる。確信犯ですね。
    そうそう、昔、統合失調症のスタッフがいたのですが、ちょうど相模原事件がおきて。
    「ちょっと~、うちもやばいんじゃない?」「あいつが利用者とか大量に〇しだしたらどうする?」「とりあえず、目をねらって痴漢撃退スプレーするしかないんじゃない?」「痴漢撃退スプレー買っとかなきゃダメ?」「別に中性洗剤とかでいいんじゃない?」とか陰で話してましたが。
    その後、その統合失調症のスタッフは自分から退職したので、事件はおこらずにすみましたが。
    認知症のじいさんスタッフはやばいかも。
    認知症の利用者が大嫌いで、認知症の方が何かしたら、「それやっちゃダメ!」とか怒鳴ってるし。
    この前は、認知症の方がコップを何回も洗ってくれるんだけど、「洗わなくていい!」と怒鳴って、うしろでなぐるまねをしてた。
    危険。
    一線を越えないといいけど・・・。

  2. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    敷居が低すぎるのも考えものですよね。
    これだけ色々な事件や事故が起きても、根本的な問題が解決できない業界って他に類を見ないのではないでしょうか。
    良くなるどころか悪化してますし…。
    ここまで来ると闇が深いというか本質から逃げているように感じますね。