退職していった「サイコパス職員」の実態

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もう随分前に退職していった「サイコパス職員」について書きたいと思います。
「サイコパス職員」とは以下のような言動や立ち振る舞いがある職員のことを指します。

サイコパスの最大の特徴は
・常に自分は間違っていないと思い込む
・他者からの指摘や指導を受け入れられない
・自分の責任から逃げ過失を認めない
・自責自省の念を持ち合わせていない

などになります。
【引用記事】『【ニュース】Sアミーユ3人転落死事件「死刑判決」横浜地裁

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◆終末期の利用者

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私は現在ショートステイで働いていますが、約4年前まで同じ施設の特養で働いていました。
私がユニットリーダーをしていた特養ユニットの「協力ユニットで私と同じくユニットリーダー」をしていた職員の話です。
癌の末期の為「看取り対応」として入所していた利用者がいました。
その利用者は認知症が無いので意思疎通は可能でしたが、明らかに死期が近く、常に床に伏していました。
食事も常にベッド上で摂り、ベッドを離れるのは週2回の入浴の時だけでした。
そういう状態だったので
・残りの人生は本人の思い通りにすればいい
・出来るだけ希望に添えるケアが出来れば御の字

と思っていました。
その利用者の希望として
「陽を浴びたくないから常に遮光カーテンをしておいて欲しい」
という訴えがありました。
普通に考えれば
・日中は日光を浴びた方が良い
・日光を浴びる方が健康的
・昼と夜のメリハリをつける為にカーテンの開け閉めは大切

ということになりますが
「残りの人生は本人の希望通り過ごしてもらえればそれでいい」
「私が同じ状況でもそう思うかもしれない」

と思い本人の希望を全スタッフと共有した上で、一日中居室の遮光カーテンを閉めた状態で過ごして貰っていました。

◆サイコパス職員は自分の希望通りにしたい

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ある時、その利用者の居室へ入ると、カーテンが全開で西日が強烈に差し込んでいました。
その利用者は
「おお、来てくれたか、助けてくれ」
「眩しくて堪らん。カーテンを閉めてくれ」

と私に懇願してきました。
日光を浴びる方が健康的だと言っても、西日の直射日光は健康な我々でも眩しくて目も開けていられません。
私はすぐにカーテンを閉め、その利用者に事情を聞くと
「あいつだ…あの悪魔がカーテンを開けていったんだ」
「でも、あの子も悪気はないんだと思う。誰にも言わないでいい」

と私に言いました。
その利用者が「悪魔」と揶揄したのは、協力ユニットのユニットリーダーのことでした。
「誰にも言わなくていい」とは言われましたが、私はすぐにそのサイコパス職員に事情を聞きました。
すると悪びれる様子もなく
「昼間はカーテンを開けるのが常識」
「たまには日光を浴びないと不健康」

というようなことを言っていました。
確かにその言い分もわかるのですが
「本人が希望しないことをする必要はないのではないか」
という思いがありました。
もっと言えば
「あなたのやっていることは虐待だ」
とも言いましたが
「自分は利用者のことを思ってやっている」
「西日が差す前にカーテンを閉め忘れないようにすれば良かったが悪気はない」
「利用者のために必要だと思ったからやっている」
「自分が虐待などするわけがない」

とお互いの正当性を主張し平行線となりました。
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◆上司に相談してもサイコパス寄り

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私は納得がいかず当時の介護主任に相談に行きました。
すると主任から
「あの子にしてみれば悪気はなかったんだろう」
「西日が差す前にカーテンを閉めてあげれたら良かったんだけどね」
「まぁ、そんなに目くじらを立てないで仲良くやりなさい」

というようなことを言われました。
何だか、私が1人でカリカリしている更年期障害の人みたいな扱いです。
上司に相談しても何も解決しませんでしたが、私はその後も
「遮光カーテンが開いていれば閉める」
ということを繰り返しました。
そんな日々が続いていた数か月後、私は上司から
「ショートステイに異動して」
と言われたのでした。
【参考記事】
特養からショートステイへ異動することに。突然の人事異動の理由は?

◆その後

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私がショートステイへ異動した数か月後に、その利用者はお亡くなりになりました。
最期は食事も摂れずやせ細り、目も見えなくなっていました。
時々特養ユニットへ面会に行った際も
「こんにちは~体調どうですか?」
と私が聞いても
「目が見えなくてなぁ、どちら様でした?」
と言われました。
「以前お世話になっていた者です」
と私が言うと
「おお、その声はあんたか。いや~お世話になってたのはワシの方だ。よう来てくれたなぁ」
と嬉しそうにしてくれたのを覚えています。
「80余年にも及ぶ人生、お疲れ様でした」
そのサイコパス職員も色々あって退職していきました。
その話はまた機会があれば…。


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