介護職員には関係ないGW(ゴールデンウィーク)を「羨ましく思う点」と「羨ましく思わない点」

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以前『クリスマスも正月もお盆も関係ないのが介護職員』という記事を書きましたが、介護職員には、盆暮れ正月GW(ゴールデンウィーク)も関係なく仕事があります。
今年のGWは9連休にも及ぶ「大型連休」となった世間の人も多いのではないでしょうか。

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◆「渋滞」や「混雑」に挑むのが大型連休

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私は「世間の人が休んでいる時に自分も休みたい」と思う方ではないので、介護職員としてGWが無いことに対して特に恨み節や羨ましさがあるわけではありません。
むしろ、テレビやニュースなどで「渋滞・混雑」「Uターンラッシュ」などの情報が流れるたびに
「うわぁ、大変だなぁ」
「自分は絶対巻き込まれたくないなぁ」
「GWが休みじゃなくて良かった」

などと本気で思います。

Uターンラッシュ、高速道路で夕方から激しい混雑も
関東地方の高速道路では大型連休最終日の6日も、連休を行楽地などで過ごした人たちのUターンラッシュが予想され、午後から上り線で激しい混雑となる見通しです。
関東の高速道路では、午前11時現在、目立った混雑はありません。
日本道路交通情報センターによりますと、このあと上り線を中心に混雑が始まり、東名高速道路・大井松田インターチェンジ付近で午後3時ごろに25キロ、中央自動車道・小仏トンネル付近で午後4時ごろに30キロ、関越自動車道・高坂サービスエリア付近で午後6時ごろに45キロの渋滞がそれぞれ予想されています。
上り線の混雑は6日夜いっぱい、続く見通しだということです。
【引用元】TBS系(JNN) 5/6(日) 12:21配信

「せっかくの連休なのだから」
どこかへ遊びに出掛けたり旅行に行ったりしようと考えるのは誰も同じです。
しかし、皆が同じことを考えるが故に、道路や行楽地や観光地では渋滞や混雑が発生します。
それだけ人が集まっていたり、道が混んでいたりするので事故に遭う可能性も大きくなります。
「遊びに行っているのか渋滞に巻き込まれに行っているのかわからない」
という状況になるのではないでしょうか。
渋滞や混雑するとわかっていながら出掛けることを想像すると、私なら出掛ける前から気が滅入ってしまいます。
せっかくの連休にお出掛けをするのに、気が滅入ってしまっては本末転倒です。
ですから、私は「GWが休みじゃなくて本当に良かった」とつくづく実感しています。

◆羨ましく思う部分

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先程「特に羨ましく思わない」と書きましたが、唯一羨ましく思う点があります。
それは
「公休で連休が取得できる」
という点です。
介護職員が大型連休を取得しようとすると、ほぼ確実に「有給を取得する必要がある」のです。
つまり、有給の残日数が減ってしまいます。
世間の人は有給を消化せずに連休を取っていることを考えると「羨ましい」と感じます。
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◆介護職員が有給を消化せずに連休を取ると

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公休だけで連休を取ることは「絶対に無理」というわけでもありません。
事業所ごとに「年間休日の日数」が決められていると思いますので、その範囲内であれば公休で連休を取得可能です。
しかし、多くの介護事業所では、月ごとに取得できる公休日数が決められており、更には希望する公休を取る日数(希望休の回数)も決められています。
私の施設の場合は
・月の公休9日
・希望休を指定できるのは3日分

ということになっています。
ですから、もし公休で9連休を希望した場合、その月はもう公休が取れなくなり最悪の場合21連勤をしなければならなくなります。
それでは労働基準法にも引っ掛かってきてしまいますし、そもそも21連勤なんて身体を壊してしまいます。
年間トータルで日数の帳尻を合わせていけば良いのでしょうが、介護施設などは24時間体制のシフト勤務なので
・個々の公休取得日数の管理が難しい
・好きな時に連休を取られたらシフトが組めなくなる

という理由でやらないのだと思います。
そうなると
「介護職員がある程度まとまった連休を取ろうとする時は、有給を取得する」
という選択肢しか残されていないのです。

◆有給も取得しづらい環境

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私は『介護業界における「上司を突き上げる働き方改革」のススメ』という記事に書いたことを実践し、実際に有給を月に3日以上取得し旅行などに出掛けています(参照カテゴリ→『介護職員の旅行レビュー』)。
しかし多くの介護職員や事業所は毎月まとまった有給を取得しづらい環境があると思います。
その理由は紛れもなく「人員不足」です。
人員不足が故に
・自己犠牲を払う
・事業所の暗黙の圧力

などによって大型連休を作るだけの有給取得が困難な状況にあります。
でもよくよく考えれば「公休で連休を取らせて欲しい」と言っているわけではなく「有給を使って連休を取りたい」と言っている時点で、こちらとしてはある程度譲歩している形になります。
それ以上、自己犠牲を払う必要なんてないと私は考えます。
「現場を守るために有給を我慢する」という自己犠牲を払っている職員は、努力のベクトルを考え直し「自分を守ることは現場を守ることなので有給を取得する」という意識改革が必要ではないかと感じます。
よく「他人は変えれないのだから自分が変わる必要がある」ということを言われますが、正にその通りだと思います。
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コメント

  1. MASK より:

    初めまして。
    従来型特養に勤め17年目になるMASKです。こんばんは^^
    度々ブログ拝読させて頂いてますが、本当に現実的な事を書かれていて、
    ものすごく共感する部分が多くて毎回「そうそう!」って思いながら読んでます。
    自分の勤めている所は公休10日ですが、やはり人員不足で最悪公休8、
    最近では9日が主になっています。
    夜勤も、5~6回だったのが7回となり、
    日勤で残業、夜勤7回、連休なしという過酷勤務に追われています。
    ずっと同じ所で働いてるので他施設の勤務実態がどうなのか知りたいです。
    昔は3連休とれてたけど、今は2連休が月に1回か2回ってところです。
    GW,事務職員は1週間以上休んだ人が居ました。
    正直、事務職と現場職は違うってわかってるけど、
    現場は公休削ってまで働いてるのに・・・っていう思いが沸々と・・。
    愚痴ばかり出てホント嫌になってきます><。
    長々とコメント失礼しました。ブログ更新楽しみにしてます^^

  2. 山嵐 より:

    >MASKさん
    はじめまして、こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    「月の公休が9日の事業所は年間休日108日」
    「月の公休が10日の事業所は年間休日120日」
    ということになるので日数だけで見れば付き10日の事業所の方が良く見えますね。
    あとは、休日が多い分、給料が安くなるかならないかが肝かと思います。
    公休を削られているとのことですので、当然休日出勤手当はついているものと想像します。
    人員不足になればなるほど、残った職員を締め付けるのが介護業界の常でしたが、最近はそれで更に職員が辞めていくことになり「悪循環が加速する」ということに気づきつつあると思います。
    私の事業所は以前は3連休以上はなかなか取れない雰囲気がありましたが、今はどんどん取れます。
    人員不足でも取れます。
    現場の意見が通るようになってきました。
    実際、私も6連休とか平気で取りました^^

  3. ダメ人間 より:

    こんばんは。
    個人的な経験ですが、両方とも通所での話しです。
    >月の公休が9日の事業所は年間休日108日
    >月の公休が10日の事業所は年間休日120日
    >ということになるので、日数だけで見れば付き10日の事業所の方が良く見え>ますね。
    108日は社福のDS。定休は正月3日のみで介護職員が運転業務も行う。
    120日超えは医療のDC。日曜+正月が定休&専属ドライバーあり。
    また両方とも定員はほほ同人数で、介護職員の数も正社員&パート含め殆ど変りません。
    休みはシフトで取る形ですが休日数の増加分、しわ寄せが確実に何処かにいく形じゃないですか?
    DCの管理者が曜日別の利用者数の推移でシフト調整せず、(基本)2日分の休みは介護職員の自由に設定出来る形だったので、利用者が多い日に出来る介護職員が少ないと、フロアや風呂はバタバタになり、PTやOTの先生まで送迎に回るオチなので、個人的な感覚ですとDCの方が辛かった気がします。
    >後は休日が多い分、給料が安くなるかならないかが肝かと思います。
    給与額は最終的に殆ど変らないでしたが、基本給は医療の方が低かったです。
    違う部分は手当の有無ですかね。住宅・家族・子供とかが該当しますが医療法人だと医療費補助があり、院内薬局の所ですと薬代も無料。
    診療は超適当な所で何となく有名だったので、職員は薬目当でしたがww

  4. 山嵐 より:

    >ダメ人間さん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    なるほど、参考になります。
    貴重なご意見ありがとうございます。
    まぁ結局、似たり寄ったりですかね~