「居宅ケアマネにならないか?」という会社からの打診を断っている理由

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介護現場も人員不足ですが、「居宅介護支援事業所」の居宅ケアマネも人員不足の現状です。
施設併設の居宅老人介護支援センターでも、依頼数が多く受注しきれていない状態です。

そもそもケアマネが足りないのもあるのですが、法人内の異動で「地域包括支援センター」に配置されたりされています。

「何故、地域包括支援センターに異動や配置になるの?」
と思われるかもしれませんが、この人員不足のさなか、行政からの委託で更に1つ地域包括支援センターを新設したことが大きな理由になります。

その話はまた機会があれば。

ちなみに居宅介護支援事業所については『「地域包括支援センター」と「居宅介護支援事業所」の違いは?』の記事をご参照下さい。

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◆「居宅ケアマネにならないか?」と打診されている

実はその同じ法人内の居宅介護支援センターの管理者や上司(某課長)より
「居宅ケアマネとして働かないか?」
という打診を受けています。

正式な辞令ではなく内々の事前的な打診になります。

介護現場の職員も相当足りませんし、今後もどんどん退職していく予定があることを聞いています。

「それなのに何故?」
という理由はまた今後の記事で書いていきたいと思いますが
「今後の見通しでいくと介護職員より居宅ケアマネの方が不足する」
という社内的な判断になります。

今は詳しく書けませんが、全容が明らかになれば記事更新をさせて頂きます。
話を戻しますが、その打診に対して私は
「お断りします」
と返答しています。

居宅ケアマネは在宅介護を支える軸となる専門職です。
在宅介護の最前線の業務であり、大変やりがいのある仕事です。

何故、その居宅ケアマネへの職種替えと事業所の異動をお断りしているのか、理由を書きたいと思います。

◆理由①「やりがいしかない」

直接的な現場の介護からも離れることが出来るので
「居宅ケアマネになれば肉体的には介護職員より楽」
になります。

しかも「やりがい」がある仕事なので、本来なら飛びつきたいところですが『ケアマネになると年収が下がる摩訶不思議な介護の世界』の記事にも書いたように
「居宅ケアマネになると今現在の介護職員のままの収入よりも大きく下がる」
という現状なのが打診をお断りしている一番大きな理由になります。

ケアマネになると夜勤が無くなるので、夜勤手当の分が全て減収となるのです。
概算ですが「年収にして約60万円」下がります。

月収手取りで言えば20万円を切り、16万円か17万円になってしまうのです。
さすがに大の大人がそんな収入では厳しいです。

ですから私にとって居宅ケアマネへの職種替えは
「対価が伴わず、やりがいだけしかない」
「給料を下げるための打診」

でしかありません。

「収入が下がる仕事はしたくありません」
と言って打診をお断りしています。

◆理由②「居宅介護支援センターの人間関係が劣悪」

居宅介護支援センターは同じ法人内にあり、私が今勤務しているショートステイでも多くの利用者を受け入れているので
「その内情や内部の人間関係」
もよく知っています。

介護現場より少人数での事業所で、敷地も8畳くらいのスペースに5人ほどの居宅ケアマネが3台しかないパソコンを奪い合っています。

少人数であるが故に、人間関係も濃厚で各々の人間性が色濃く出ています。
ショートで勤務していると急な利用もゴリ押しして入れてきます。

「満床なのでキャンセル待ちでお願いします」
と言っても
「同じ法人なんだから上手く入れてよ」
「特養の空所を使えばいいじゃん」
「ロングショートで取って欲しい」

などとショートステイの受け入れ体制にまでズカズカと土足で入り込んできます。

その反面、都合の悪いことは
「事業所が違うのでショートで対応して下さい」
「利用者の都合なんだから仕方がないでしょ」

などと言って責任だけは押し付けてきます。

「あんな居宅ケアマネだけにはなりたくないなぁ」
「おかしなケアマネばっかりだなぁ」

という印象しかなく
「どちらかと言うと嫌いな部類」
になります。

そんな事業所に異動になり、ましてや一番下っ端で入るなんて「想像するだけでゾッと」します。

「人間関係が劣悪そうなのでお断りします」
と言って打診をお断りしています。

◆今後の展望(まとめ)

現状で、居宅介護支援センターへの異動をお断りしていますが
「状況が改善すれば異動してもいいですよ」
と伝えています。

つまり
・収入面
・人間関係

の2点の改善です。

人間関係については上司を変えることは難しいので変えようがないのかもしれませんが、収入面については改善の余地があります。

「そんな無茶を言うならいらない」
と判断するか
「それでも異動して欲しい」
と判断するかは法人経営者次第です。

「無茶」と言うかもしれませんが「年収が60万円下がる方が断然無茶」です。

もし万が一、収入面がクリアされ私が異動することになれば、このブログも
「介護施設の真実」
ではなく
「居宅介護支援事業所の真実」
に改名しなければならなくなるのかもしれません。

コメント

  1. 燃え尽き相談員 より:

    こんにちは。いつも拝見しておりますー。
    素晴らしい。明確に断れる山嵐さん、立派です。
    私は特養介護から特養相談員への異動を打診された時、手取りが月40000円少なることを理由にお断りしましたが、よき理解者でもあった上司の「他に適任者は誰がいる?」「どう考えても君だろう。」「何とか理解頂きたい。」などの口説き文句に難なく落とされた人間です。
    また、大昔、特養介護から居宅ケアマネへの異動を打診された時も、手取りの減少を理由に返答を渋っていたら、「君は一つの場所で留まっているべきではない。今後の法人のためにも、色んな経験をしていって欲しいんだ。」と簡単に落とされました。
    振り返ると、信頼できる上司か、日頃職員を大切にしてくれている上司か、によって返答する時の気持ち良さが変わってくるのかなぁ、と思いました。あ、私が単純であることは間違いありませんが。
    居宅ケアマネ業務も非常にやりがいがあり、勉強になりますよ。しかし、手取り減少、しかもその人間関係の中では、やめておいた方がいいかも…と思いました。
    (^_^;)

  2. 山嵐 より:

    >燃え尽き相談員さん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    上司の人間性にも大きく左右されるかもしれませんね。
    私は月4万も減ったら、趣味の旅行にも行けなくなってしまうので譲れないところです。
    確かに居宅ケアマネはやりがいがありそうですよね。