またユニットリーダーが辞めていきます

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退職ブームはまだまだ続いています。
昨年ケアマネ試験に合格し、研修も今月で修了したばかりの20歳代の若いユニットリーダーも「夏頃に辞める」という確かな噂が流れてきたので、早速本人に直接話を聞いてみました。

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◆「夏頃」っていつ?

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夏場の介護現場は暑さで体力を奪われていく過酷な状況になります。
エアコンが入っているものの、利用者に対する温度設定となっている為に、基本的に「冷房28度設定」です。
バタバタと動き回っている職員にとっては、その温度設定では少し動いただけで汗が止まらない状態になります。
そもそも、外気の温度が高く、建物そのものが熱くなっている場合は、28度設定にしていても室温が30度になっている時もあります。
「28度、28度」と口うるさく言われるのですが、「エアコンの温度設定よりも実際の室温が28度かどうかの方が問題」だと思うのは私だけでしょうか。
まぁ、室温が28度でも職員にとっては「暑い」ことには変わりありませんが。
さて、その辞めていくスタッフは「夏のいつ辞めていく」のでしょうか。
話を聞いてみると
「8月いっぱいまで出勤して、9月いっぱい有給消化をして辞める」
とのことでした。
つまり、「籍は9月まであるが実際出勤してくるのは8月末まで」ということのようです。

◆退職理由は?

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退職理由も聞いてみました。
当たり障りの無い返答しか返ってこないかと思いきや
「上司のやり方についていけない」
「もうこの会社がイヤになりました」
「この会社に将来性を感じません」

という忌憚の無い返答が返ってきました。
「なるほど、賢い」
と思いました。
ましてや彼はまだ20代なのでこれから色んな選択肢があります。
実はこのスタッフは『介護業界ではネガティブキャンペーンが現場スタッフの心を救う』という記事の中で書いた「いつも暗い顔をして働いていたスタッフ」なのです。
もうひとつ賢いと思ったのは
「ユニットリーダーにもなれたね」
と言った時に
「これはただ人がどんどん辞めていって消去法で押し上げられただけなので全く意味がありません。責任だけ押し付けられて逆に働きにくくなりました」
という返答を聞いた時です。
私と全く同じ印象を抱いていたのです。
いや、誰もがそう思っているのかもしれません。
しかし、「ユニットリーダーという存在の本質がそういうものでしかない」というのは疑いの余地はないと思います。
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◆退職後はどうする?

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退職後の就職先はまだ決めていないようでしたが、せっかく介護支援専門員(ケアマネジャー)資格を取得したので「居宅介護支援事業所」での再就職を考えているようでした。
要は「居宅ケアマネ」です。
同じ法人内にも介護支援事業所や地域包括支援センターがありますが、そのお誘いも断ったようです。
これも全く私と同じです。
【関連記事】
「居宅ケアマネにならないか?」という会社からの打診を断っている理由
彼の場合は
「結局、経営者が同じなので同じ法人内の事業所に行くくらいなら転職した方がマシ」
ということでした。
全くもって正論です。
まだまだ若いので色々な選択肢があります。
焦らずにじっくりと決める時間もあります。
羽ばたいていく彼のご多幸を心よりお祈りしております。

◆まとめ

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まだまだ退職ブームは続きそうです。
ユニットリーダーの彼が9月に退職するとなると、また9月に異動があることが予想されます。
「従業員を大切にしない事業所は淘汰されていく」というのは本当のようです。

コメント

  1. ミキ より:

    この間は以前の記事に返信ありがとうございました。
    ショートステイで働いているミキですw
    実は私も来月末で退職するんですよ。
    異動も勧められましたが、やはり同じ会社なのに場所が変わっただけで根本的な問題が解決するわけがないからです。
    次の職場が悩みどころですよ。同僚は三年持てばいいと思って決めたそうですが、私は転職歴が多いので長く務められる職場を求めて考え中です…。
    現在三ヶ所で内定も三ヶ所いただいていますが、履歴書かいたり面接が面倒で三ヶ所ですが、ほんとはもっと比較するべきか悩んでます。

  2. デイちゃん より:

    そうなんですよ。エアコンの室温設定は、あてにならないんです。
    で、私のデイは、室温計・湿度計をおいて、実際の温度湿度を確認しています。特に冬はインフルエンザの問題があるので。
    夏場も、30度以上になってたら、スタッフもしんどいでしょう。
    なので、「利用者さんが熱中症のリスクがあるから、室温計で確認して、高温高湿になってたらエアコンの設定を強くしますよ」と、上司に言えばよいのでは。
    でも、結局、トイレとか風呂場はエアコンはないので、介助がつらいですよね。夏の風呂介助は地獄。手当必要。
    脱衣室にはエアコンあるんだけど、利用者さんも、脱衣室の温度が高いと汗がひかないからなかなか服を着ないので、脱衣室は25度にしています。(笑)
    スタッフも、浴室から時々出て、脱衣室で涼んでる。
    フロアも、涼しいだけで、仕事がかなりはかどりますね。
    もうちょっと、現場で働いてる人のことを考えないと、スタッフが誰もいなくなっちゃうよ。(笑)

  3. MASK より:

    お疲れ様です。
    退職後の手続きや次の職探しという面倒な事が無ければもうとっくのとーに辞めてる!!
    本当に・・上のやる事が意味プーで理解出来ない・・。
    ブラック施設だと確信した今日この頃です。。

  4. アングラー より:

    ミキさんへ。長く働けるところが良いなら、処遇改善加算にも種類があるらしくて(とりにくいのと、大抵の施設がほいほいとれるやつ)、取りにくい方をもらってる施設にするとか。あいにくと私事務方じゃないんでそこまで詳しいこと分からないけど、ミキさんの周りに詳しそうな人はいますか?

  5. 山嵐 より:

    >ミキさん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    そうなんですね、来月で退職されるとは人生の分岐点ですね。
    就職活動で「応募や面接を50で社も100社でも受ければ受けるほど良い」ってよく聞きますが、介護業界内だけで就職活動する場合は「一度にあまり多く応募するのは良くないのでは?」と私は思っています。
    何故なら、無い方がいいんですが「また転職を考える」ということがゼロではないからです。
    いくら介護事業所が乱立していると言っても、自分の住んでいる地域内では事業所数は限られてくると思います。
    そうなると、もし万が一、次の次も転職しようとした場合、以前に内定を辞退した会社に応募しづらいですよね。
    仮に応募したとしても、その事業所のデータや記録や記憶に残っている場合は心象が良くないと思うのです。
    どの事業所に応募しても大体雇ってくれる現状があるのですから、ある程度見定めることも必要だと思います。
    本当ならば、その事業所で働いている現場職員の生の声が聞けたら一番ベストでしょうね。

  6. 山嵐 より:

    >チュンコさん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    内定が決まっているのでしたら辞意を伝えるタイミングは早ければ早いほど良いのかと思います。
    手続きや有給を消化する段取りもありますし、事業所にも色々段取りがあるでしょうから。
    「今後益々無能な事業所の人員不足に拍車がかかり、優秀な人材を確保できる事業所が生き残れる」
    というお考えは間違いが無いかと思います。
    そこで疑問に思うのは「優秀な人材を確保できる施設」というものが存在するのか、ということです。
    もちろん、どこかには存在するのかもしれませんが、業界内でも横の繋がりが多い中で、私はあまり聞いたことがありません。
    地域内の介護事業所を職員がローテーションしているイメージです。
    新しい考え方を持った経営者の出現を待つか、今いる経営者の意識改革に期待するかになろうかと思います。
    私も希望に適う事業所があれば転職をしたいと思っています。
    詳しくは、次の記事に書こうと思います^^

  7. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    実際は室温28度でもスタッフとしてはしんどいですね。
    利用者は28度でも「寒い寒い」言い出す人も多いですし、風呂介助は地獄…これからの季節のことを想像すると憂鬱ですね。
    この度、ユニット費ででっかい扇風機を購入しました。
    「エアコンの風を循環させる」という名目です。
    快適に働きたいですね。

  8. 山嵐 より:

    >MASKさん
    こんにちは~
    コメントありがとうございます^^
    確かに転職には面倒くさいこともついて回りますね。
    介護業界内の事業所は大体「ブラック」です(笑)

  9. 山嵐 より:

    >アングラーさん
    こんにちは~
    横槍失礼します^^
    http://www.jvnf.or.jp/newinfo/2016/20170314-2.pdf
    (厚生労働省 「介護職員処遇改善加算」のご案内)
    処遇改善加算の区分には上記の通り加算Ⅰ~加算Ⅴがあります。
    Ⅰが最強でⅤが最弱です。
    ご参考までに。

  10. アングラー より:

    大変有益な情報、有難うございます!

  11. ミキ より:

    アングラーさん、山嵐さんありがとうございます!
    Vに近いところを選ぶと良いのでしょうか?
    そして、その施設の処遇改善加算はどこで見れるのでしょうか?
    無知ですみません(;_;)

  12. 山嵐 より:

    >アングラーさん
    いえいえ、どういたしまして^^

  13. 山嵐 より:

    >ミキさん
    こんばんは~
    「加算Ⅰ」が取れる=キャリアパスが整備されていて有資格者等の優秀な人材を配置している事業所
    という表面的な判断ができますので、Ⅰに近い所を選ぶ方が良いと思います。
    面接ではなかなか聞きづらいかと思いますが、施設の重要事項説明書などには加算の詳細が明記されています。
    ホームページなどに記載している所もありますので確認してみても良いかもしれません。
    要は、良い加算を取っている施設ほど、介護職員への手当も手厚いという理論ですが、実際、現場職員までその手当が届いているかは「現場職員のみぞ知る」ということになるかと思います。

  14. 山嵐 より:

    >ねこさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    お返事遅くなり申し訳ございません。
    「加算Ⅰ」は最強の加算種類ですね^^
    少しでもお役に立てれば幸いです。
    今後ともどうぞ宜しくお願いします。

  15. ダメ人間 より:

    こんばんは。
    >ミキさん
    山嵐さんがおっしゃっている様に、介護職て渡り鳥状態だと思いますし、自分の様な業界内で転職を繰り返した場合、正解だと思います。
    求人を探す時に希望条件(例:就業場所・運営法人・待遇面など)があると思いますが、ずーっと同じ様な条件で探す事を繰り返し、その都度に就活の求人を見ると
    ・ここは職場見学したけど雰囲気が…で×だったな
    ・ここは面接を受けたけど、求人内容と相違点があって辞退したな
    等などが発生し、応募出来る所がどんどん無くなりますww
    応募し面接を受けたら山嵐さんがおっしゃっている事も該当しますし、職場見学をしたが応募そのものをしなかったケースでも、以前に勤務した法人が該当しますが、見学者の記録を残している場合もあるので、同様の事かと思われます。
    山嵐さんがおっしゃっている様に生の声を聞ける事がベストですが、狭いエリアで転職をされている介護職員がいたら、以前に勤務していた可能性が高いので、その方から情報を得るという方法もありますww
    ただ情報って、同じ事でも人によってプラスに感じたりマイナスに感じたりするので、ある程度の見極めが必要が必要だとは思います。
    またアングラーさん・山嵐さんが言っている処遇改善ですが、山嵐さんががおっしゃっている様にHPの各種サービスの料金一覧に掲載されているケースや、重説には100%記載されてます。
    ご存じでしたら申し訳なく思いますが、他にも知る方法もある気がします。
    ①介護サービス情報公表システムを見る
    厚労省のサイトですが(新設でない限り)、ここに各種情報が掲載されます。
    ただし記入した時期が古い場合だと、情報に相違点がある場合もあるので、注意が必要かと。
    ②多少なりまともな施設ですと、施設入口脇にある誰でも目がつく掲示板とか入口脇の談話室とかに、法律下においてこの施設はどの様な施設なのか?どんな加算を取っているのか?など等、貼ってある場合もあります。
    職場見学時に担当者がなかなか現れず待っている時、その掲示板を見れる様でしたら見といた方がいいかもしれません。
    ただ加算を取っているからと言っても、注意する点があります。
    ①介護職員に100%配布しない所もザラにある
    以前に勤務してた医療のDCは加算Ⅰを取ってましたが、介護職員へ処遇改善は一切支払われませんでした。そのお金は何処に消えたのか?知りませんww
    ②介護職員に支給してくれる法人でも、法人によって時期がバラバラ
    →忘れがちな点ですが支給するタイミングの問題です。
    月単位・3~4ヶ月毎・半年毎・年度末など色々あって、月単位でしたら毎月貰えるので良いのですが、時期を区切っているケースの場合、該当月前に退職すると一切貰えないので注意です。