【介護業界の現状】介護施設にありがちな「派閥」はもうこりごり…?

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どの業界・業種の会社でも従業員の中で「派閥」というものがあるかと思います。
「うどん派」「そば派」程度の派閥ならあまり問題になりませんが、介護施設内の派閥は色々な問題と特徴があります。

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◆介護施設の派閥の特徴

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「派閥」と聞くと、対立関係にある2つ以上の集団をイメージするかもしれません。
確かに厳密に見ていくと細々した派閥がいくつもあります。
例えば
・課長クラス寄りの派閥
・主任やリーダー寄りの派閥
・おばちゃんヘルパーの派閥
・同期入社の派閥
・同世代同士の派閥
・同じ専門職(介護職や看護師やケアマネジャー等)の派閥

などが存在します。
ただの仲良しこよし組だったり、陰で他の派閥や職員の陰口を言ったりする派閥など「それぞれの派閥の活動分野」は多岐に渡ります。

特徴①「派閥を掛け持ちしている人がいる」

中には派閥を掛け持ちしている「蝙蝠(こうもり)のような強者」も存在します。
こっちではあっちの陰口を言い、あっちではこっちの陰口を言うタイプです。
ただ単純に、「同期入社」と「同世代」と「同じ職種」という共通項で知らぬ間に掛け持ちになってしまう場合がありますが、余程自分をしっかり持っていないと周りの様々な情報や電波に自分の感情が対応できなくなることも少なくありません。
そうなると「人間関係に疲れてしまう」という状況が発生しやすくなります。
介護業界ではありがちな派閥の特徴と言えます。

特徴②「派閥には明確なパワーバランスがある」

様々な派閥があるものの、結局はそのパワーバランスはハッキリしています。
基本的に上席の派閥や社会的地位が高い(と思われる)派閥ほど強い力を持っています。
それがわかった上で、それぞれの派閥は愚痴を言ったり噛みついたり陰口を言ったりしているのです。
パワーバランス上、一番力を持っているであろう「同期の古株を中心とした課長クラスの派閥」は「発言力が強大」です。
自分たちより先輩も上司もほとんどいません。
先輩がいたとしても定年間際か定年して嘱託として働いている職員になるため、現役時代ほどのパワーはありません。
派閥の人達より上司がいるとすれば、既にそれは経営陣になります。
反発したり対立する職員や派閥が出現したとしても、パワーバランスで今まで多くの職員が潰されてきました。
介護業界にありがちな「パワーバランスと言う名の陰湿なパワーハラスメント(パワハラ)」がそこには存在します。

特徴③「品がない」

まだまだ介護業界は女性社会ですから、派閥内の人物の多くは女性です。
女性が強力な発言力を持っていると、とにもかくにも「ピーチクパーチク」やかましいです。
女子高生の集団の延長のような印象がありますが、いい歳をした中年女性の集団なので品の無さに拍車が掛かります。
大声で喋り、大声で下品な笑い方をしていますが、何が面白いのか全くわかりません。
※女性や女子高生を軽視したりディスっているわけではありません。

特徴④「仕事をしない」

派閥の人たちはもう喋りたくて喋りたくて仕方が無いようです。
それが上の立場の人であれば文句を言う人もいません。
下の人間が文句や意見を言えば目をつけられてしまい、派閥特有の「下品攻撃」で潰されてしまうかもしれません。
口では
「忙しい忙しい」
などと言いながら時間があれば
・喋っている
・愚痴や陰口を言っている
・お菓子を食べている
・スマホゲームをしている

という状況です。
ある意味勝ち組ですが、特徴的なのは「生産性の低い派閥」だということです。
排除できれば生産性を上げることも可能になりますし、なにより職場環境の健全化にもなります。
しかし、パワーバランスの上位に位置する派閥であれば、なかなか排除は難しいと言えます。
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◆派閥は本当に悪なのか

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ここまでの記事の内容を読んで頂ければわかる通り「私は派閥が嫌い」です。
この記事を読んで下さっている読者の中にも
「自分も派閥は嫌いだ」
「群れたくない」
「自分の力で切り拓くべきだ」

という思いを抱いている人が少なからずいらっしゃるかもしれません。
しかし、他の業界では派閥同士が対立しながらも切磋琢磨して、組織内の多様性を認め合ったり、会社の生産性や利益を上げるメリットのある存在であることも少なくありません。
自分にとっても、同じ考え方を持った人との繋がりや友好関係は「ひとつの財産」だと言っても過言ではありません。
また、知らず知らずのうちに、組織内で普通に仕事をしていたら「いつも寄り集まる集団となっていた」という場合も一種の派閥と言えるでしょう。
ですから、一概に「派閥は悪だ」と言い切ってしまうのも語弊があるのかもしれません。
しかし、これだけは言い切れます。
「介護施設にありがちな人間関係を疲弊させるだけの派閥は悪」なのです。

◆派閥への対応方法

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自分の勤務している介護施設に派閥が存在していた場合、どうするのが一番最善なのでしょうか。
大体、一般的に対応方法は以下の3通りになります。
対応①…派閥に媚びる
対応②…派閥に立ち向かう
対応③…派閥に関わらないようにする

①派閥に媚びた場合、可愛がってもらえたり恩恵に与ることがあるというメリットもありますが、「自分を殺してまで媚びている姿」に心が荒んでしまうというデメリットもあります。
介護業界には性格が良くて優しい人間などいない』という記事にも書いた通り、介護業界は性格が悪い人ばかりです。
媚びたものの
・オモチャのように扱われてしまう
・パシリのような存在にされてしまう

という人を何人も見てきました。
そういう人は結局、人間関係に疲れ果て辞めていってしまいます。
②派閥に立ち向かった場合、対立関係となります。
明らかにパワーバランスで劣っている場合は「格好の餌食」とされてしまい、揚げ足を取られたり様々なハラスメントを受けたりするリスクが増大します。
それらに耐えきれる強靭な肉体と精神を持っているのなら問題はありませんが、そもそも
「介護の仕事をしに来ているのであって、派閥からハラスメントを受ける為に働いているわけではない」
ということを思い出した瞬間に色々イヤになってしまいます。
そういう人も結局、バカバカしくなって辞めてしまうか、常にストレスを抱えながら働き続けることになります。
③派閥に関わらないようにした場合、一番ベストな対応と言えるのかもしれません。
但し、ピーチクパーチク喋っている姿や仕事をサボっている姿を目にし続けることでストレスが溜まります。
「何故、自分だけあの人たちより働かなければならないんだろう」
「何故、サボっていても自分より良い給料をもらえるんだろう」
「同じ対応をしていても何故あの人は何も言われず自分の時は怒られるんだろう」
「そもそも派閥の存在が鬱陶しくて仕事に身が入らない」

という思いが強くなってきます。
自分が関わらなくても、向こうから視界に入ってくるのです。
そういう感情を抹殺し、無心で無我の境地で働き続けられれば「あなたは既に菩薩」です。
「労働の対価として給料を貰いに来たのか、修行を積み菩薩になりに来たのか」
ということに言及してしまうと心が乱れます。
そういう人は、菩薩の道を志す方向にシフトするか、結局辞めるか、常にストレスを感じながら働き続けるかの選択をしなければなりません。

◆まとめ

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派閥への3つの対応方法のどれを選択しても「不幸な道」しか残されていない気がします。
言い換えれば「派閥が存在する介護施設で働くと大体不幸になる」ということが言えます。
不幸な職員が利用者に幸せを提供できるでしょうか。
派閥そのものを否定するわけではありませんが、介護業界の劣悪な人間関係の原因のひとつに「派閥」が存在するということは間違いありません。
そういうブラック体質の事業所はとっとと辞めて転職をした方が良いのでしょうが、そうなると「介護業界そのものが鬼門」という現状をどうにかしなければなりません。
よくよく考えれば介護の在り方について書かれた教本や事業所の根本理念や研修などで、「福祉は菩薩になるための修行の場」というようなことを吹聴しているようでは、いつまで経っても変わりません。
我々は菩薩の前に人間でいたいのです。

コメント

  1. とも より:

    こんばんは
    他業界でもあるのですが、明らかに生産性を落としているのは介護あるあるかもしれませんね。
    会議の場でも正しい意見でなく○○さんの意見だから重視されるのは残念至極です。
    会議後に(自分は役職じゃないので出られないので)リーダーに正論を言い困らせるという構図もよくあります。
    さて、私は派閥との関わりですが、①ですかね笑 どことも属さず飄々としてます。
    「自分不器用ですから」と仕事の話だけする働き方を選んで、はや三年目です。

  2. サイモン より:

    お疲れ様です。
    まあ人間の集まりですから、どこに移っても大同小異では?
    特に介護業界内では。
    それに給料を出してくれる人が我々全員を正当に評価しているはずもなく、
    他人と比較するのは虚しいだけではないかと思います。
    私は一度だけ感情の制御に失敗して激怒したことがあるのですが、
    その後、割とニュートラルな立場で仕事ができるようになりました。

  3. 山嵐 より:

    >ともさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    そうですね、介護業界は数値目標もないし派閥があっても生産性が上がることはほぼ皆無ですよね。
    「誰々が言ってた」という威を借る構図も目に浮かびます。

  4. 山嵐 より:

    >サイモンさん
    お疲れ様です。
    コメントありがとうございます^^
    介護業界内では大同小異でしょうね。
    常日頃から感情の起伏が激しい人もいますが、普段大人しい人が急に怒りを露わにすると周りの対応も変わったりします。
    自分の感情や立場をニュートラルに持っていく方法も介護業界では独特なやり方が必要だと思います。

  5. デイちゃん より:

    こんにちは。
    水害は大丈夫でしたか?
    私のデイはスタッフが減りすぎて、派閥はありませんねえ。(笑)
    以前スタッフが多かった時も、派閥はなかったです。
    性格の悪い管理者が他のスタッフみんなに嫌われてて、スタッフは管理者の悪口を言うことで団結していたので(笑)、派閥というより、嫌われ者管理者 vs 他のスタッフという構図でした。
    スタッフ同士はいさかいはあまりなかったので、やめた人も「デイは人間関係がよかった」「デイは楽しかった」って言ってますね。(やめた人はほとんどが管理者のせいでやめた)
    女性スタッフは、食事会によく行ってますね。
    「〇〇さんも来なさいよ」と私も誘われて、「女の人の中に中年のおっさんが1人いたらおかしいでしょ」と断ったんだけど結局連れていかれて、5時間くらい噂話して悪口言いまくってた。
    しかも、女子の中で、中心になってしゃべりまくってる中年のおっさん・・・。
    でも女子の情報網はすごくて、「あの人とあの人が不倫してた」とか、「あの人とあの人がバトった」とか、「あの人は新興宗教」とか、よくあんたそんな情報仕入れたね?みたいなことばかり知ってますねえ。
    今はラインがあるので、悪口や噂話などすごいと思います。
    怖いね~。
    私は職場に重きをおいてなくて、いつやめてもいいし、ほとんどやめたも同然な感じなので、悪口言われようがどうでもいいんですが。(笑)
    派閥同士が対立してるとことかは、ピリピリしてるんでしょうね~。(笑)
    でも、利用者への虐待はダメ!と言うけど、職員間のいじめはいいんですかね?
    職員同士が仲良くない職場は、虐待が起こりやすい気がしますね。だって人間を大事にしないんだもん。

  6. 山嵐 より:

    >デイちゃんさん
    こんばんは~
    コメントありがとうございます^^
    お陰様で水害は大丈夫でした。
    女性の情報網というか勘というのは本当鋭いですね。
    だから介護は女性社会なのかもしれませんね。
    おっしゃるように、人を大切に出来ない職場は利用者も不幸なのは間違いないと思います。