「挨拶をしない人、返さない人」が多い介護業界の実情

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介護業界が他の業界と比べて異質な理由のひとつとして「人間関係」がありますが、まず感じるのは「挨拶をしない、返さない人が多い」という社会常識では考えられない状態が普通にある、ということです。

本当に社会人としても人間としても嘆かわしい現実です。

今回は「介護業界にありがちな挨拶をしない人、返さない人」について記事を書きたいと思います。

不快感とともに仕事が始まる

挨拶は一日をスタートさせる上で欠かせないものです。

「おはようございます」

「こんにちは」

「こんばんは」

「お疲れ様です」

他にも退勤する際には

「お先に失礼します」

「お疲れ様でした」

など、職場内で挨拶を使う場面はたくさんあります。

すごく基本的な社会常識なのですが、介護現場ではその社会常識(挨拶)がスッポリ抜けています

いや、以前から見たらまだマシになってきた方なのかもしれませんが、それでも挨拶をしない人はしません。

まず、出勤したら事務所へ行きタイムカードを打刻するかと思います。

「失礼します」と言って事務所に入り、中にいる人達に向かって「おはようございます」と一礼します。

当然、あいさつは返ってこないので、そのままタイムカードを打刻し「失礼しました」と言って退室します。

私は一日の中でこの30秒ほどの時間が一番嫌いです。

挨拶をしても返してもらえない空間に自ら行って、「ちっ、挨拶もしやがらねぇ」などと不快な気分になるだけの時間だからです。

そして不愉快な気分のまま一日がスタートします。

(退勤時も同じようなことが発生します)

そして、それが介護業界の実情になります。

挨拶を返してもらえない悪循環

介護現場へ行くと、介護職員同士は挨拶をします。

挨拶無しで同じようにイヤな思いをしている者同士まで挨拶をしなくなったら本当に終わりです。

もちろん、介護職員の退職理由の上位が人間関係だからと言って「挨拶を返して貰えないから辞めます」という理由の人はいないでしょうが、そういう基本的なことが出来ない不快感だとか気分の悪さが蓄積していくのは間違いありません。

挨拶をしない、返さない人は、上司やお局様や事務所職員が多いのですが、新人職員などがそういう状態に慣れると「挨拶をしないのがスタンダードなんだ」という勘違いと思い込みをしてしまい、益々「挨拶無し」に拍車が掛かります。

そこまで思わないにしても「どうせ挨拶を返してもらえない」と思うだけで委縮してしまい、声も小さくなってしまいます。

蚊の鳴くような声で挨拶をされても聞こえなかったり気づかなかったりするので、事業所の「挨拶をしない、返さない状態」も「気分の悪い状態」も改善することはありません。

そういう私も「挨拶さえできない人達に何でこっちから挨拶をしなけりゃならないんだ」と憤り、「挨拶しないでやろうか」と悪魔の囁きが聞こえたこともありますが、それでは上司やお局様や事務所職員たちと何ら変わらなくなることに気づき、ミイラ取りがミイラになる手前で考え直しました。

しかしそれでも「挨拶をしても返して貰えないのに挨拶をする」という「やりがい搾取」の延長線上にある「挨拶搾取」は気分の良いものではありません。

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見返りを期待しない考え方

「自分がしたのだから、相手にもして欲しい」

というのは一見、見返りを求めているようにも見えます。

他の多くの場面ではこういう「過度に見返りを求めない」という考え方は必要だと思いますが、その考え方は「あいさつ」にも共通して言えるのでしょうか。

確かに、挨拶にも見返りを求めなければイライラしたりイヤな思いをすることも無くなるのかもしれません。

ひょっとしたら、既にそういう気持ちで諦めとともに挨拶をしている人もいらっしゃるかと思います。

とても低レベルで悲しい話なのですが、最終的にはそういう自己防衛をしていかないと、自分の身がもちません。

但し、「挨拶搾取」をされていることに変わりはありませんし、その状態が続くことで事業所の雰囲気や現状が良くなることもありません。

挨拶の見返りを求めていなくても、事業所が「何故、人が入ってこないんだろう」「何故、職員がどんどん辞めていくんだろう」「人が足りないから残業して」等と言ってくると否が応でも思い出してしまいます。

「挨拶さえマトモに出来ない事業所に職員が定着するわけないでしょう」

という当然の結果なのです。

何故、そういうことにピンとこない上司や経営者が多いのでしょうか。

挨拶無しの事業所に共通する仮説

他事業所の統計やアンケートを取ったわけではありませんが、多くの介護事業所で「挨拶無し」や「挨拶をしない職員が多い」ということを耳にします。

介護職員の退職理由の上位が「人間関係」であることを考えると

「職員同士の挨拶が少ない事業所」=「人員不足の事業所」

という仮説が立てられます。

ちなみに私の事業所も万年、人員不足です。

もっと言えば、多くの事業所で人員不足という事実から見て、「介護業界全体で挨拶が出来ない事業所が多いのではないか」という結論が導き出されます。

たかが、あいさつ

されど、あいさつ

人員不足と挨拶の関係性が明らかになれば、挨拶を推奨する事業所が増えていくのかもしれません。

※「挨拶を推奨」って情けない状態ですが、介護業界って結局、そのレベルなのだと言えます。

皆様の事業所では、職員間の挨拶はどんな感じでしょうか?

そして、やはり人員不足でしょうか?

「挨拶はちゃんとできているのに人員不足だ」という事業所があれば教えて頂きたいです。

多くの職員が出入りする事務所

唯一「挨拶が返せない理由」を正当化するとすれば「事務所は多くの職員が出来りするのでいちいち挨拶を返せない、挨拶ばかりしていると仕事にならない」という理由が考えられます。

なるほど、確かにそれも正論ではあります。

しかしそれならば、「誰であっても挨拶を返さない」ということを徹底してみてはどうでしょうか。

役職のある人にだけニコニコと満面の笑みで挨拶をしている姿を見たあとに、挨拶を返してもらえない職員がいるとやはり異常ですし委縮してしまいます。

もしくは、忙しくない時やマンツーマンの時は必ず挨拶を返すようにしてみて下さい。

少しは「イヤな思い」をする職員が減るのではないでしょうか。

しかし、それが出来ないのも介護業界の風潮でもあります。

いつまで経っても「イヤな雰囲気」なのです。

最後に

今回は、介護業界で日常的に行われている「挨拶無視」について記事を書きました。

介護業界に長く身を置いていると「挨拶をしないのが常識」ということに慣れてしまいそうで怖くなります。

「あいさつをしても返して貰えないトラウマ」さえ生じかねません。

しかし、上司やお局様や事務所職員をよく観察していると「利用者」「家族」「上司」「来客者」「社会的地位の高い人」「職業ステータスの高い人」に対しては笑顔で元気よく挨拶をしている姿を見掛けます。

つまり、介護職員や部下や目下の者に対しては「挨拶をしなくてもいい」という非常識なダブルスタンダードがスタンダードとなっているように思います。

まずは「経営者や上司から挨拶に対する意識改革が必要」です。

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コメント

  1. ああ より:

    辞めた施設の元ヤンの女主任が挨拶をしない人(仲がいい人以外は無視)私は毎日、大きな声で挨拶しても聞こえないフリ、無視で
    ある日突然にいきなり「なんであんたは挨拶しないの!」「あんたは聞こえても私には聞こえないの!」と逆ギレしてました

    • アバター画像 介護職員A より:

      >ああさん

      こんにちは~
      コメントありがとうございます。

      変なムラ社会がまかり通ってしまうので、そういう人が上司になるとつらいですよね。
      こちらは「普通に働きたいだけ」なのに、職場環境や人間関係で働きづらくなるケースが少なくないですね。