上司から「えこひいきされている職員」への不満、対処法はある?

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介護業界において上司となる人物の多くは、「運営マネジメント」や「指導者としての資質」が備わっていません。

その理由は

「離職率の高い業界なので資質が無くても勤続年数が長い順に昇格する」

「そもそも業界や事業所に経営マネジメントが存在せず、上司も形だけの名ばかりポスト」

ということになります。

そういう指導能力や管理能力の無い無能な上司がいると、必ず発生するのが「上司の好き嫌いだけで部下への対応が変わる」という「えこひいき」問題です。

職場環境や人間関係が劣悪化してしまう原因のひとつになります。

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えこひいき「される職員」と「されない職員」

介護現場において、無能な上司たちはどのような「えこひいき」を行っているのでしょうか。

【介護現場にありがちなえこひいき】

・特定の職員ばかりをシフト(勤務表)で優遇する

・異動やユニット編成の際に優遇される

・上司しか知り得ない情報を誰よりも先に知っている

・同じ対応をしても注意される職員とされない職員がいる

・現場に出ずに特定の職員とばかり無駄(と思われる)話をしている

・特定の職員の呼び方だけ「ちゃん」付けをする

・特定の職員が業務でミスや失敗をしてもかばったり隠蔽したりする

・普段挨拶もしない上司が特定の職員にだけは挨拶をする

えこひいきするのは勝手ですが、それによって周りの職員に被害や実害が発生することが多く、そうなってくると「看過できない」状態になります。

そもそも「挨拶」は、どの事業所、どの業界、どの環境、どのコミュニティであっても社会人として当然のことです。

社会の常識であり、幼稚園児でも挨拶はしますが、介護業界の中には「その世間の常識であるはずの挨拶さえマトモにできない人が多い」のです。

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「えこひいきされる職員」への不満

シフトで優遇されたり、現場にも出ず無駄話ばかりされれば、周りの職員も迷惑ですし、不満がつのっていきます。

これは当然のことです。

逆に「えこひいきされている職員」は、上司に優遇されることで、優越感と働きやすさを感じます(「働きやすさ」と言っても大して働いていないのですが)。

こういう職場環境と人間関係が作り出されてしまうと、「現場は不健全な状態」になります。

嫌気が差した職員が辞めていき、更に人員不足になったり、えこひいきされている職員や上司に直接意見を言う職員が出現し、人間関係が余計にギスギスします。

「えこひいき」への対処法は?

この「えこひいき問題」はどこの事業所でも存在するかと思います。

普通に考えられる対処法として「直接上司に言う」という方法がスタンダードかと思われます。

しかし、大体は「軽くあしらわれ、取り合ってももらえず、撃沈して終わり」という結末になるのではないでしょうか。

恐らく上司へは

「特定の職員へのえこひいきをやめて下さい」

という旨のことを伝えるかと思います。

そうすると、大体は

「えこひいきなんかしていない」

「皆、平等に考えている」

「キミの勝手な思い込みではないか?」

という返答が返ってきます。

具体例を出してみても

「それはたまたまだ」

「タイミングの問題だよ」

「そんなことばっかり考えていないで、もっと利用者に目を向けなさい」

と一蹴されてしまいます。

自分は正しいことを言っているのに、上司にしてみれば「言ってきた者が悪」「愚痴や文句を言う職員」「利用者だけに意識を集中させない職員」というレッテルを貼られてしまいます。

そうなると、自分で自分の首を絞めてしまうことになり「言いに行かない方がマシだった」ということになりかねません。

ストレスや不満が益々つのり、辞めたくなってしまうでしょう。

介護現場では

「言いに行かない方がマシ」

「我慢するしか方法がない」

というコンプライアンスの欠片もない環境がスタンダードとなっています。

「えこひいき」を逆手に取った対処法

上記のように現状では、上司のえこひいきに対する対応としては

①我慢する、耐える

②会社を辞める、転職する

という二択しかありません。

私の場合は、えこひいきを逆手に取って

「私もえこひいきしてもらえませんか?」

「私もえこひいきしてもらえたら、もっと頑張ります」

ということを上司に言うようにしています。

すると上司は

「誰にもえこひいきなんかしていない」

「とんでもないことを言うんじゃない」

という返答をしてくるでしょう。

その場合

「そうですよね。でしたら皆平等に、私が困っていたりミスをしたら助けて下さいね」

という風に伝えます。

そうすると

「そりゃまぁ、当たり前だ」

「もちろん助ける」

と答えるのが上司として当たり障りのない返答かと思います。

そういう布石を打っておくことで「気になる存在」「何かあった時は助けなければならない存在」にさせるのです。

「えこひいきをやめて下さい」と伝えた時と違うのは、「上司を完全にシャットアウトさせない」という点と、「「~しないで下さい」という否定から入るより「~して下さい」という肯定から入る方が心理的に心象が良い」という点です。

それと、普通は言わないような「自分もえこひいきして欲しい」などということを伝えることによって、上司を錯乱し動揺させ自分が主導権を握ることができます。

まとめ

この方法で全てが上手くいく確証はありませんが、私は上手くいっています。

根本的な「えこひいきの根絶」という所まではいきませんが(そもそも現在の環境では根絶は不可能に近いです)、「上司に正常な業務を行わせる」という点では一役を買うことができるかもしれません。

コメント

  1. アングラー より:

    えこひいきだけならまだましだと思いますよ。うちの職場は、気に入らない人物は降格させられありとあらゆる嫌がらせをされます。それでも家族があるからその人はどんな扱い受けても今の所やめていませんが
    それに加えて利用者さんには共感出来るけど、暴力を受けてる職員には共感できない「介護職場にありがちな」上司。
    これに加えて今でさえ人手がロクに足りておらず、いかに毎日を人員基準ギリで回すことにご執心なのによりによって報酬が少なく、人手が多く必要な小規模多機能を始めようとする「経営センスゼロ」な上層部…とどめの一撃となって現場が崩壊するのが目に浮かびます、容易に…

    • 山嵐 より:

      >アングラーさん

      こんばんは~
      コメントありがとうございます^^

      全て「介護職あるある」で光景が目に浮かぶようです。
      いじめとかいやがらせとかパワハラは陰湿ですね。
      そんなことに耐えるのが仕事になってしまったら本末転倒な気がします。

  2. MOCO より:

    ある特定職員を「〇〇ちゃん!」と呼ぶのが気持ち悪くて仕方ありません。
    ケアマネも先輩もそのように呼んでました。

    • 山嵐 より:

      >MOCOさん

      こんばんは~
      コメントありがとうございます^^

      特定職員への「ちゃん」付け、気持ち悪いですね。
      私もゾッとします。

      女性職員へのちゃん付けなら百歩譲れても、若い男性職員へのちゃん付けがゾワゾワしてしまいます。

  3. ダメ人間 より:

    こんばんは。

    mocoさんが言っている職員に足してちゃん付けで呼ぶ事、社福の通所勤務時での事を思い出しました。
    管理者はお気に入りの職員に対しては「~っちゃん」で、それ以外は「~さん」で呼んでいましたが、管理者が嫌いな相談員は職場内での事なんで、そんな節操がない事は良くない!というタイプ。
    それを聞いた自分はどっちかと言えば相談員のタイプですが、このネタを本部の事務員=管理者を嫌っている人が来た時に何時までもグチグチと言っているのを見て、当時は色々と疲れている事もあり
    「他にもっと大きな問題あるだろ…何時までもグチってるなんて、単に悪口を言いたいだけだろ…」
    と思ってしまいました。

    • 山嵐 より:

      >ダメ人間さん

      こんばんは~
      コメントありがとうございます^^

      確かにもっと大きな問題はありますね。
      しかし、小さなことでも「違和感」を感じてしまうことってありますし、それも「気づき」のひとつかと思います。

      グチグチ言う必要もないですが「風紀が乱れている」のは間違いないと思います。