【介護職を辞めるかもしれない話(1)】ケアマネ資格を取ったからにはケアマネになりたいでしょ

Pocket

過去記事でも書いてきましたが、私は介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を持っています。

それなのに、現在も介護職員として働いているわけですが、その理由は

・ケアマネの将来性が不透明

・ケアマネになると収入が下がる

という介護業界の暗部とも言える待遇があるからです。

【関連記事】

今年(2018年)の第21回介護支援専門員実務研修受講試験が去る10月14日に行われました。 受験された方もいらっしゃ...
私は第19回(2016年度)のケアマネ試験を受験しなんとか合格しました。 介護業界へ飛び込んだキッカケの記事にも書きましたが、 ...

しかし、その摩訶不思議な状態さえクリアされれば、ケアマネとして働きたいと思うわけですが、「将来性」については正直不透明すぎて事業所単位や個人単位の努力ではどうしようもありません。

ですから、最悪「収入」だけでもどうにかならないものか、と常々考えていました。

スポンサーリンク

介護職としてケアマネの下請けをしている

私の現状も過去記事に書きましたが、現在ショートステイで介護職員として働きながら、利用者の施設介護サービス計画書の作成をしています。

【関連記事】

7月1日付けで人事異動がありました。 ◆人事異動の詳細 介護職全体で見ると 私と同格のユニットリーダーが2人、 フロア主任兼...

しかし、それは「ケアマネ」としてやっているわけでも、「計画作成担当者」としてやっているわけでもなく、「施設ケアマネの下請け」としてやっています。

それがケアマネとしての実績になるかならないかはさて置き、世間体でも肩書きでも「ただの介護職員」であり「他の介護職員より多くの自己犠牲を払っている介護職員」という人一倍、哀愁を帯びた存在に過ぎません。

「ケアマネとしての実績になるかもしれない」というメリットはあるものの、「裏舞台の黒子のような存在」なのです。

表舞台で活躍したい

せっかくケアマネ資格を取得したのですから、本音で言えば「表舞台でケアマネとして活躍したい」と思うのは当然です。

そういう私にも何度か「ケアマネにならないか?」という打診が来たことがあります。

【関連記事】

介護現場も人員不足ですが、「居宅介護支援事業所」の居宅ケアマネも人員不足の現状です。 施設併設の居宅老人介護支援センターでも、依頼...

しかしその打診も主に「収入面」の理由でお断りしてきました。

だからと言って「今の裏舞台のままでいい」とも思っていませんし、現状の社畜状態がモヤモヤしているのも事実です。

そういう自分のモヤモヤや将来性について上司に相談したり、より良い道やポジションを模索してきましたが「そういうのは全くもって無駄」だということがわかりました。

そもそも、上司には人事権限がありませんし、介護課長に至っては

「自分としては、山嵐が介護職を離れるのは反対だ」

「これ以上介護職員が減ったら現場が回らない」

と言う始末で、相談にさえなりませんでした。

介護職の上長という立場上、介護現場のことを第一に考えるのはわかりますが、「ただただそれだけ」でしかありません。

ですから、もう相談をするのをやめたのですが、では、私としてはどうすればいいのか、ということになります。

転職もひとつの方法でしょうが、結局は慣れない環境に飛び込む上に収入が下がってしまう現実は変わりません。

そこで、私は今年の夏にある行動を起こしました。

経営陣へ直談判

課長クラスに何を言っても無駄なので、私は経営陣に直談判をすることに決めました。

しかし、急に直接直談判に行っても経営者に

「このことは課長も知っているの?」

と聞かれて

「いえ、私の独断で来ました」

となると

「上長を飛ばして直接来るなんて、組織人としてなっていない!」

などと言われたらバカらしいので、まずは介護&医務&相談員&施設ケアマネ課長に

「私の処遇がいつまで経っても何にも変わらないので経営陣に直談判に行くので知っておいて下さい」

と伝えました。

課長クラスの人達が

「おいおいおい…まじか」

「先に私から言っておいてやろうか?」

「アポを取る必要があるけどいつ行くんだ?」

などと急に慌ただしくなりました。

「まぁ、適当にアポ取ります」

と答えて、今年の8月下旬に実際に経営者にアポを取りました。

自分達より下の人間(私)が自分達より上の人間(経営者)に話に行くという構図を受け入れられたのかどうかは知りませんが「私が現状をいつまでも受け入れられないのは確か」なのです。

直談判の内容

経営者はえらくご機嫌でした。

ご機嫌というか「愛想が良かった」というのが正しい表現かもしれません。

私としては

「ケアマネとして表舞台で活躍したい」

「施設でも居宅でもいいが収入を減らしたくない」

「ゆくゆくは主任ケアマネになりたい」

ということを伝えました。

経営者の返答は

「せっかくケアマネ資格を取ったのに今までほったらかして申し訳ない」

「今もケアプランを作成して貰っているので介護職とケアマネの兼務としてケアマネの実績として計上したい」

「主任ケアマネを取ってもらえれば法人としてもメリットがあるのでありがたい」

「法人内の施設・包括・居宅のいずれかで主任ケアマネになれるような配置を検討する」

「収入に関しても希望に沿えるよう善処する」

「いずれにしても幹部会議で検討する」

という内容でした。

あまりにも「全ての意見が受け入れられすぎて、逆に不気味」に感じました。

その後の経過

経営者に直談判した翌日から、再びいつもと変わらぬ日々が過ぎていきました。

自分の意見を全て受け入れられた直談判が夢の中の話だったような感覚で何事もなく経過していました。

「やはり、口だけだったか」

「どだい無理な話だったんだろう」

と思いやり過ごしておりました。

退職したり転職するにしても、ちゃんと経営者と話しをした上で結論を出すのと、それをせずにモヤモヤした状態で退職するのでは意味が違ってきます。

やることはやった上で判断したかったので、これはこれで意味があったのだと思っています。

9月が過ぎ、10月が過ぎました。

今既に11月ですが、先日経営者からこう言われました。

「長い間、ほったらかしにしてごめんなさいね。話が進んでいて決まったことがあるから、今度少し時間を取って欲しいの」

ついに何かが動きました。

内容はまだわかりません。

ひょっとしたら、私は今後、介護職ではなくなるかもしれませんし、ケアマネ兼務になるかもしれません。

経営陣は一体どういう結論を出したのでしょうか。

(つづく)

以前、「介護職を辞めるかもしれない話」を書きました。 経営者から「話があるから少し時間を取って欲しい」...

最後までお読み頂きありがとうございました。

記事が「面白かった」「続きが読みたい!」と思って頂ける方は下のランキングバナーをクリックして頂くと、私のランキングポイントが加算されます。

ランキングが上がると記事更新のモチベーションが上がりますので、是非とも宜しくお願いします^^

コメント

  1. とも より:

    こんばんは
    山嵐さん、ナイスですね。そういうの好きです‼
    自分の思い(愚痴や文句ではなく意見)を言うのはすてきですね。話を聞いてくれる上司というのもいいですね。

    私の職場は、介護主任だけがうんこ野郎(厳密には野郎ではない)なのです涙
    人が話している最中に自分が話し始めるので、「お友だちの話は最後まで聞きましょうね」と一年生の先生みたいに言いたいですわ

    話がそれましたが、山嵐さんの前途が輝かしいことを願っています。

    • 山嵐 より:

      >ともさん

      こんにちは~
      コメントありがとうございます^^

      私は「やるだけやってダメなら仕方がない」と考えるタイプです。
      逆に言えば、やらずに諦めると後悔とか自己嫌悪がひどくて(笑)

      介護業界にはうんこ野郎はたくさんいます。
      うんこがダメならその上の直腸野郎に突撃ですね^^

  2. ダメ人間 より:

    こんばんは。

    性格が曲がりまくってる人間なんで、気を悪くされたら申し訳ないのですが、経営者の返答がお役所の回答に見えてしまいました。

    >せっかくcm資格を取ったのに今までほったらかして申し訳ない
    →とりあえず責任が発生しない体で謝っとくかぁ
    >今もケアプランを作成して貰っているので介護職とケアマネの兼務としてケアマネの実績として計上したい
    →計上したいとと思っているが、現実にそうなるか?は話しが全然違いますぅ
    >主任cmを取ってもらえれば法人としてもメリットがあるので有り難い
    →今現在はそう感じたから言ったけど、明日はシラネ。180度変化する可能性ありますぅ
    >法人内の施設・包括・居宅のいずれかで、主任cmになれるような配置を検討する
    →検討する=考えるだけで、実際に行動に移すとは言ってませーん
    >収入に関しても希望に沿えるよう善処する
    →善処する方向で考えるだけなんで、確実に上げる訳ではないですぅ
    >いずれにしても幹部会議で検討する
    →検討するだけで行動に移す訳ではありませーん

    こう感じてしまった自分は、腐ったミカンです。

    • 山嵐 より:

      >ダメ人間さん

      こんにちは~
      コメントありがとうございます^^

      ご丁寧な解説をして頂きありがとうございます。
      まぁ、そういうことも往々にしてあり得るでしょうね。
      想定内です。

  3. 日比野 和代 より:

    はじめまして!有料老人ホームにて看護師をしていますが、私のやりたい分野がはっきりしたため退職願を出しました。社長に呼ばれ理由を聞かされました!「社長の理想の押し付けのやり方にはついていけません!」2時間にも及ぶ話し合いを行いましたが、介護自体を知らない社長なので、まったくもって話し合いになりませんでした。覚悟を決めました
    11/30付けで退職します。6年間頑張ってきましたが、この施設からの卒業をきめました。
    次の仕事は決まってなかったのですが、ある会社に出会い、志の同じ社長さんとであえました。訪問看護の道に進みます。私は志の同じ施設が作りたいと常に思っていて、でも資金がない状態です。この話をしたところ社長さん。2~3年後には入居施設も作る予定とのこと・・・まさに運命を感じました。もっとスキルアップし施設を任される人間になりたいです。運命が好転しました。こんなこともあるのですね。
    お互いに進みましょう!

    • 山嵐 より:

      >日比野 和代さん

      はじめまして、こんにちは~
      コメントありがとうございます^^

      素晴らしいとんとん拍子ですね^^
      会社の方向性とかカラーは結局トップの意向が強く出てしまうので、トップの人間性や考え方は重要ですね。

      今後益々のご活躍を心よりお祈り致しております^^