【認知症者の行動】介護施設に火災報知器が鳴り響いた夜

Pocket

数年前に介護施設の夜勤中に施設内に火災報知器が鳴り響きました。

「ウーウーカンカンカン…火事です火事です」

という大音量の放送が流れ、夜勤中だった介護職員や利用者は肝を冷やしました。

幸いなことに「誤報」だったのですが、何故誤報が発生してしまったのでしょうか。

スポンサーリンク

徘徊する認知症利用者が押した

とあるユニットの火災報知器のボタンが押されてサイレンと放送が鳴り響いたことがわかりました。

ユニット内の廊下には火災報知器が設置されており、そのボタンを夜間徘徊している認知症の利用者が押してしまった、ということになります。

認知症者なので、わけもわからず押してしまったのでしょうか。

字を読んで押していた

認知症の程度や状態にもよりますが、会話が成立しなくても「字を読めて、書いてあることを理解できる」場合があります。

その利用者はユニット内を徘徊中にあるものが目にとまりました。

「火災報知器」です。

【出典】ウィキペディア

この火災報知器のボタンをよく見ると

「強く押す」

と書いてあります。

利用者にしてみれば、よく理由はわからないがボタンに「強く押す」と書いてあるのだから、強く押した結果になります。

「そう書いてあるのだから押した」

ただそれだけの理由で火災報知器が作動したわけです。

介護施設では起こり得ること

記憶を思い返してみれば、自分が子供の頃、小学校で同じようなことがあった気がします(私が押したわけではありません)。

子供が「押してはいけないものを押したくなる願望」で火災報知器のボタンを押してしまい、校内にサイレンと放送が鳴り響く「誤報」です。

この場合、押してしまった子はその後こっぴどく怒られたことでしょう。

しかし、介護施設の利用者は認知症なので怒られることはありません。

そもそも動機が違うのです。

子供は「禁止されていることをやってみたくなる欲求」ですが、認知症者の場合は「押せと書いてあったから素直に押した」のです。

字が読めて理解ができる徘徊利用者がいる介護施設の場合、どこでも起こり得ることではないでしょうか。

まとめ

消防法などの関係で、介護施設にもあらゆる所に火災報知器や消火器などが備え付けられています。

消火器のレバーには「強く握る」と書かれていますし、素直に消火器のレバーを握る利用者が出て来ないとも限りません。

職員間でリスク(火災警報器や消火器までリスクになるのです)を共有し、十分に注意することが必要ですが、24時間付きっきりの介護も出来ないですし、ボタンや文字を隠してしまうのも問題があるのでリスクをゼロにすることは難しいかと思います。

「そういうことも起こり得る可能性がある」ということを頭の片隅に置いておくことで、利用者が火災報知器に近づいた時だけでも細心の注意を払ったり、未然に防げることがあるかもしれませんので、この記事を読んで下さっている皆様に情報共有も兼ねてお知らせしておきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

記事が「面白かった」「及第点はあるかな」「まぁ良かったんじゃない?」「またブログ記事が更新されれば見に来てあげてもいいよ」と思って頂ける方は下のランキングバナーをクリックして頂くと、私のランキングポイントが加算されます。

ランキングが上がると記事更新のモチベーションが上がりますので、是非とも宜しくお願いします^^

コメント

  1. ウンコマン より:

    この記事と全く同じことが施設で起きたことがあります。
    (´・ω・`)

    • 山嵐 より:

      >ウンコマンさん

      こんにちは~
      コメントありがとうございます^^

      同じことがあったのですね。
      どの施設でも起こり得る可能性がありますね。

  2. 現役保険営業マン より:

    お久しぶりです。

    このような認知症利用者だけでなく、「地面師」に利用され、偽の土地所有者を演じる羽目になる認知症利用者もいます。

    犯罪の片棒を担がされる…あまりに悲惨ですよ。

    • 山嵐 より:

      >現役保険営業マンさん

      お久しぶりです、こんばんは~
      コメントありがとうございます^^

      利用されたり犯罪の片棒を担がされる認知症者も今後もっと増えていきそうですね。