「こんなリーダーは嫌だ!」介護現場に求められる「リーダーに必要な資質」は〇〇の人

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ユニットリーダーというのは、ユニット型介護施設において各ユニットごとに一人配置される常勤介護職員のポストのことです。

ユニット型ではない従来型の介護施設では「介護リーダー」などと呼んでいるかもしれません。

このポストはとても微妙な存在で、出世コースのような縦割りの役職や地位とはちょっとズレた「とりあえず一人は配置しておかなくてはならない、名ばかり感の強い介護業界独特のポスト」だということは前回の記事でも書きました。

介護業界には「リーダー」と呼ばれるポストがあります。 「介護リーダー」「ユニットリーダー」などと呼ばれ、リーダーとしての役割や...

そもそも他業界や他産業の役職やポストで「リーダー」という存在はあまり聞かないかと思います。

「リーダー」という肩書きで思い浮かぶのは「バイトリーダー」くらいです。

ひょっとしたら他業界にもあるのかもしれませんが、仮にあったとしても成果を残せば出世コースに乗ることができたり、それなりの報酬を手にすることができるでしょう。

しかし、介護業界のリーダーは、成果を求められるばかりで、出世もしなければ特別な成功報酬(リーダー手当はあるかとは思いますが)もないのが特徴的です。

大体、オーソドックスな役職は「主任」「係長」「課長」「部長」「常務」「専務」「社長」になろうかと思います。

今回は、「そんな独特の業界で介護リーダーに求められる資質」について記事を書きたいと思います。

業界が求める介護リーダーの在り方

介護業界や事業所が「本来」求めている「理想のリーダー像」とはどういうものなのでしょうか。

リーダーシップを取れる人材

介護現場の軸となり、介護過程の方向性を示せるような人材が求められています。

介護現場をまとめられる人材

現場の介護スタッフを統率したりフォローし、共通認識を持って統一した介護ができるように現場環境を整備しスタッフをまとめられるような人材が求められています。

介護技術や知識・経験が豊かで指導ができる人材

専門的な介護技術を習得していて、知識や経験も豊かで、多職種と連携しながら幅広い介護ニーズに対応できる人材であり、尚且つ、介護スタッフの指導も行えるような人材が求められています。

部下のモチベーションを保ち人望のある人材

人間としての厚みと深みがあり、部下からの人望も厚く、常にエビデンスに基づいた的確な指導と助言を行い、部下となるスタッフのモチベーションを保ち続けることができるような人材が求められています。

以上のような人材が「理想のリーダー像」と言われています。

しかし、本当にこれら全てに当てはまるような人材がいたとしたら「最低でも年収600万円以上」はあげて欲しいと個人的には思ってしまいます(夜勤もしているでしょうし…)。

しかし現実には2019年10月から開始となる新加算がもらえたとしても「年収440万円以上」という低水準からのスタートでしかない業界になります。

厚労省が介護職員の処遇を改善するために「勤続10年以上の介護福祉士に月8万円支給する」という政策が2017年12月8日に閣議決定され...

そもそも現実問題として「リーダー自体が愛想を尽かしてどんどん辞めていくような異常な介護現場」なので、どう考えても業界が求める理想のリーダーの育成は順調とは言い難い状況です。

そんな現状であるのに加えて、現場の介護スタッフも「理想のリーダー像」を期待し、思い描いてしまうことで

「リーダーのくせに…」

「リーダーなのに…」

「リーダーなんだから…」

という声が上がるとリーダーとしてはいたたまれなくなります。

お互いに不幸な悪循環が介護業界では創り出されています。

こんなリーダーは「確かにイヤだ」

資質のない職員でも介護リーダーやユニットリーダーをさせられる不幸な環境ではあるものの、「確かにこんなリーダーは嫌だ!」と感じてしまうリーダーも存在します。

具体的に「こんなリーダーは嫌だ!」というものをまとめてみました。

【こんなリーダーは嫌だリスト】

  • 責任感がない
  • 仕事が出来ない、遅い、又はしない
  • 職員にも利用者にも感情的になる
  • 常に上司のイエスマン
  • 会話が成立しない
  • 常に何かを食べている
  • 失敗しても笑ってごまかす
  • 笑ってごまかすだけで対応をしない
  • 指示が的外れ
  • 無資格者なのに資格を取得しようとする気がない
  • 伝達事項を誰にも伝えない
  • 下の人間の指示で仕事をしている
  • 異性スタッフへの対応に色々な意味で問題がある
  • 自分の理想を他のスタッフに押し付ける
  • しんどい業務を他スタッフに押し付ける
  • 綺麗ごとばかり言って現実が見えていない
  • 自分のやりたい事しかしない
  • 他のスタッフの批判や悪口ばかり言っている
などになります。

上記に当てはまる人はリーダー以前に人間としても発展途上の人なので、現場を統率する立場に立ってはいけない人なのですが、人材不足の事業所にはこういうリーダーが存在しているのも事実です。

介護現場に必要なリーダーは〇〇の人

私が考える「介護現場のリーダーに必要な資質」をご紹介しようと思います。

タイトルの〇〇に対する答えなのですが、前置きが長くなってしまいました、すいません。

介護現場に今も、そしてこれからも必要なリーダーとしての資質は「普通の人」です。

「〇〇」の答えは「普通」ということになります。

普通の定義を見てみると

普通(ふつう)とは、広く通用する状態のこと。普通の『普』は、「あまねく」「広く」を意味する字である。

【引用元】ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E9%80%9A

となっています。

「広く通用するオールマイティ」な人材が介護現場のリーダーであれば最適です。

そもそも現状で介護現場が「普通ではない」のです。

リーダーのみならず、スタッフ全員が「普通」であって欲しいと思います。

もちろん、業界が求めるような理想のリーダー像に当てはまる人がいるとすれば、それは大変ありがたいことなのですが、もし仮にそんな人がいたとしたらその人物は他のどんなことでも大成するような人です。

業界は「大企業の経営者」や「スーパースター」に匹敵するような人材を介護リーダーに求めているのでしょうか。

私にはそう見えてしまうのですが、さすがにそれは「飛び級しすぎ」です。

ですから、介護現場に必要なリーダーの資質は

  • 一般常識がある人材
  • 話の理解ができる人材
  • 感情の起伏が激しくない穏やかな人材
  • 一通りの業務がこなせる人材
  • 普通のことが普通にできる人材

で良いのではないでしょうか。

本当の問題は「介護現場には、そういう普通の人さえ少なくなってきている」ということなのです。

最後に

今回は「介護現場に求められるリーダーに必要な資質は普通の人である」ということについて記事を書きました。

介護業界の今後を本気で考えていくならば、もっと現実と足元を見て地盤を固めなければなりません。

今の業界の方針は「砂上の楼閣」にしか見えません。

普通の人が普通に働いて普通の収入を得て、利用者が普通に暮らせる幸せを提供していくのが本当の「福祉」ではないでしょうか。

介護業界において求められている理想のリーダー像は「普通の人」なのです。

介護施設では 日勤リーダー 夜勤リーダー と呼ばれる当番制のポストがあります。...

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