高齢者の「寝れない自慢」と「寝れない原因」とは?

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若者でもあるのかもしれませんが、高齢者にも「寝れない自慢」が存在します。

寝れない自慢とは、若者の場合

「昨日は仕事が忙しくて2時間しか寝れなかった」

「忙しくて寝る間も惜しんで何かをしていた」

「朝方まで飲んでいて全然寝ていない」

というようなもので、要は

「寝ていないのに今この場に立っている俺凄い」

「寝ずに頑張っている俺って格好いい」

という趣旨と雰囲気を醸し出しアピールする言動のことになります。

ついでに言うと、それを聞かされる相手の反応や内心は

「どうでもいい」

「オレすげえアピール鬱陶しい」

という興ざめした気分なるのも特徴的です。

その「寝れない自慢」が、高齢者の話題でもよく耳にするので、「寝れない原因」も含めて、ご紹介しようと思います。

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高齢者の「寝れない自慢」と「寝れない原因」

高齢者の場合、もう仕事をしていないでしょうし忙しいということもないはずです。

ましてや施設へ入所していれば規則正しい生活となり、睡眠時間はイヤというほど取れます。

もちろん中には本当に不眠症等の睡眠障害があり、睡眠導入剤を処方されている利用者もいますが、今回は「病気」以外の原因を考察していきたいと思います。

①「寝ないことが美徳」

若者の「寝れない自慢」とも共通する理由になります。

日本は昔から「寝る間を惜しんで働くことが美徳」とされてきました。

事実、高齢者たちも、現役時代はそういう考え方とそういう働き方をしてきた人が多いと言えます。

逆に言えば沢山睡眠を取ることは「恥ずかしいこと」「怠けている人」という考え方になります。

ですから、仕事を引退してからもそういう考え方が染みついていて、沢山寝ていても「寝ていないと言う」ことが「自分は頑張っているということ」だと思い込んでいるのです。

口癖になっているだけなのです。

②「昼間寝ている」

「寝れない寝れない」と言う高齢者をよく観察していると、日中によく寝ています。

「そりゃ日中に寝ていれば夜寝れないのは当然でしょう」

と言いたくなってしまいます。

しかしその事を指摘すると

「あれは寝ているんじゃない、ちょっと横になっているだけだ」

と言う返答で頑なに寝ている事を否定されます。

場合によっては自尊心を傷つけてしまうかもしれません。

日中少しでも体を動かす機会があれば夜に寝れるかもしれないと思い、レクや体操に参加するよう促しても

「腰が痛いからやめておく」

「またの機会にするわ」

などと言って参加しません。

そういう高齢者に限って「夜寝れなかった」という訴えが多いように感じます。

③「極度の心配性」

一種の病気とも言えますが、極度の心配性の高齢者もいます。

「自分は何かの病気なのじゃないだろうか」

と常々考えている高齢者もいます。

病気ではないのに病気ではないかと疑心暗鬼になり、その不安で夜も寝れなくなります。

「寝れない自慢」とは違ってくるかもしれませんが、心配性の高齢者も「夜に寝れない」という訴えがよくあります。

最終的には

「夜に寝れない自分は何かの病気なのじゃないだろうか」

という結論に行き着き、睡眠導入剤やプラセボ(偽薬)を処方されて安心するのです。

④「短期記憶の錯乱」

夜にちゃんと寝れているのに「寝れなかった」と言う利用者もいます。

認知能力の衰えや認知症状の進行により、昨日ではなく過去の記憶を昨日のことだと混同しているパターンもあります。

若しくは、他の誰かから聞いた「寝れなかった」という話を自分の体験だと思い込んでいる可能性もあります。

高齢者にありがちな短期記憶の錯乱が原因になります。

⑤「頻尿」

高齢者には頻尿の人も多く存在します。

夕方から寝るまでに多量の水分を摂取すれば我々でも頻尿になります。

頻尿になると、夜中に何度も起きてトイレに行く必要があり、睡眠が浅くなります。

適度な水分補給は必要ですが、過剰な水分摂取はお勧めしません。

何度もトイレに起きることで転倒等の危険も多くなります。

最後に(まとめ)

高齢者の「寝れない自慢」と「寝れない原因」について考察しました(中には「寝ているのに寝ていないと言う原因」も含まれていますが)。

そもそも介護施設は「夜間」が長すぎます。

「夜間が長い」とは「睡眠時間を提供する時間が長い」という意味になります。

19時~21時頃にはほぼ全員の利用者を床につかせます。

翌朝7時頃に朝食を提供するまで「最長で約12時間が睡眠時間」になります。

就寝時間が早い理由は「ワンオペ夜勤」が関係しています。

20時か21時以降は職員一人体制の夜勤時間となり、多くの利用者に起きていてもらっては対応が困難になるため、早々に居室に入って欲しいのです(それでも対応は大変ですが、生活の場に全利用者がいることを思えばマシです)。

そんな早い時間に入眠できない利用者や丑三つ時に目覚めてしまう利用者もいることでしょう。

利用者にとっても夜勤者にとっても介護施設の夜は長いのです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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