新人として介護施設に就職した時に20名の利用者の名前を覚える方法

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介護業界が未経験であろうと、経験者であろうと、新人として介護施設に勤務した際に、まず上司や先輩から言われるのが「利用者さんの顔と名前を覚えて下さい」ということです。

ユニット型施設の場合は、協力ユニットも合わせれば約20人の利用者がいます(多床棟施設ならもっと多くいるでしょう)。

施設の風潮や仕来りや物がどこに置いてあるのかもわからない状態は、新人にとっては「アウェー」であり、まずは右も左もわからない状態を脱しなければなりません。

その為にまず必要なのが、「利用者の顔と名前を一致させる」ということが第一歩になります。

顔と名前が一致しない状態では、マトモな介護ができないから当然と言えば当然です。

しかし、20代の若い人ならともかく、歳を取れば取るほど、記憶力が低下していきます。

やはり若い職員ほど、記憶力が良く柔軟性があります。

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新人の評価の第一段階

30代、40代、50代…になれば1日~2日で、なかなか20名もの利用者の顔と名前を一致させることが困難になってきます。

しかし、事業所側としてみれば、新人の評価の第一段階として「どれだけ早く利用者の顔と名前を一致させられるか」ということを考えているのも事実です。

新人にとって、この第一段階の「レッテル」は後々まで引きずります。

「覚えが悪い新人」というレッテルを貼られてしまうと、そういう評価や噂が四方八方に広がります。

最初にそういうレッテルを貼られてしまうと、早々に見下されたり仕事をマトモに教えて貰えなかったり、嫌味を言われたりして、どんどん働きづらくなってしまうのです。

介護業界の人達は基本的に「噂話」や「レッテル貼り」や「マウンティング」が大好きなのです。

ですから、最初の段階で、そういう悪いレッテルを貼られないようにする必要があります。

※そもそも、そういう世界である時点で低レベルなのですが、現状でそうである以上、仕方がありません。

利用者の名前を覚える定番の方法

オーソドックスな方法は、メモ帳などに、利用者と名前や顔や髪型や服装の特徴などを書いて覚えます。

私も当初はそういう方法で覚えました。

しかし、20人もいると、書いても書いても覚えられません。

まだアウェーの状態なので、足が地についていないので、浮足立ってしまい、付け焼刃になってしまいます。

自分の年齢が若ければ付け焼刃でも何とか覚えられるかもしれませんが、段々と自分の記憶力に自信がなくなってきます。

万が一、利用者を間違った名前で呼んでしまった場合は、赤面してしまいますし、利用者は不快な気持ちになってしまうかもしれません。

覚える期間は早ければ早いほど良いのですが、この場合「1日で全員の名前を覚えることは諦める」という方法をお勧めします。

20名の利用者を4日間掛けて覚える

1日に付き、確実に5名の利用者の顔と名前を一致させます。

そして、何度も何度もその5名の利用者に話し掛けて、名前を呼び、インプットした記憶をアウトプットすることで記憶を確実なものにさせます。

5名×4日=20名

という具合に確実に覚えていきます。

もちろん、余裕があれば、1日に7名、10名、12名の利用者の顔と名前を一致させるようインプットとアウトプットを繰り返せば、もっと早い期間で覚えられます。

ここで問題となるのは、上司や先輩に「この新人は全員覚えるのに4日も掛かるのか」と思われてしまうことです。

4日でも早い方だと思うのですが、本当に早い人は1日で20名覚えます。

要は「レッテルを貼られるのを避ける」必要があるのです。

レッテル貼りを避ける方法

1日に5人の利用者の名前は確実に覚えるとして、まだ覚えきれていない他の利用者のことを聞かれたり言われたりした場合は、「素直にもう一度名前を聞きなおしたりメモを見直して」対応しましょう。

そして、その時にしっかり覚えればいいのです。

基本的に、確実に覚えた利用者の周辺にいれば、あまりボロを出すこともないです。

どちらにしても4日目には全員覚えているのです。

それでも相当早いです。

もし、介護施設だとか関係なく、今あなたの目の前に見知らぬ男女が20人現れて一人一人自己紹介をされても、恐らくすぐに全員の名前は覚えられないと思います。

コンパの相手だって、せいぜい3人~5人くらいでしょう(知りませんが)。

それ以上は、余程記憶力が良くないと普通は覚えられないのです。

一番良くないのは、一週間経っても一か月経っても覚えられないことです(そんな人はあまりいないでしょうが)。

普通に接していれば、数日で覚えられるでしょうが、要は「全く覚えが悪い新人だ」などと言われ、レッテルを貼られるのを避けることが重要なのです。

まとめ

気負わなくても利用者20名の顔と名前は遅くとも一週間もあれば覚えられます。

しかし、マウンティングが大好きな介護業界において、とても大切なのは「覚えが悪い新人」というレッテルを貼られないことです。

だからと言って、知ったかぶって、堂々と間違ったことを言ったり、誤魔化しばかり続けると「口ばっかりの新人だ」「信用ならない新人だ」というレッテルを貼られ、マウンティングの恰好の餌食になってしまいます。

情けない話ですが、そういう所だけ妙にデリケートな世界なのです。

まずは、初日から確実に覚える人数を決めて、確実に記憶し、アウトプットを駆使して記憶に残すようにしていきましょう。